NetBackup™ for Nutanix Acropolis Hypervisor (AHV) 管理者ガイド
- NetBackup for Acropolis Hypervisor (AHV) の概要
- Nutanix for AHV を使用する前の前提条件と考慮事項
- AHV による NetBackup 通信の設定
- AHV 用 NetBackup ポリシーの設定
- バックアップとリカバリ
- Nutanix AHV 仮想マシンのバックアップを作成する
- Nutanix AHV 仮想マシンのリカバリ処理の概要
- 問題のトラブルシューティング
- 付録 A. Nutanix AHV 仮想マシンをバックアップおよびリストアするための NetBackup コマンド
NetBackup Plug-in for Nutanix AHV を使用する前の検討事項
NetBackup Plug-in for Nutanix AHV の Hypervisor ポリシーには、NetBackup マスターサーバー、メディアサーバーおよびバックアップホストで NetBackup バージョン 8.2 以降が必要です。
増分バックアップ機能を使用して Nutanix AHV VM を保護するには、NetBackup マスターサーバー、メディアサーバー、バックアップホストが NetBackup 8.3 以降を備えていることを確認します。
Veritas はバックアップホストとして NetBackup メディアサーバーを設定することをお勧めします。
バックアップホストのオペレーティングシステムとしては Linux を使用する必要があります。
サポート対象のバージョンのリストについては次を参照してください。
アクセラレータを有効にしたバックアップや増分バックアップの場合、バックアップホストを変更すると、次回のバックアップは、最適化されていない完全なバックアップになります。
Hypervisor ポリシーは AHV VM のオペレーティングシステムの詳細を保持しません。適切な OS を選択した場合でも、OS 形式はデフォルト (HP-UX-IA64) に設定されます。
複数の NetBackup マスターサーバーで共有されている NetBackup クライアントがバックアップホストとして使用されている場合は、NetBackup ホストのプロパティを更新して、ポリシーが検証され、バックアップおよびリストア操作が正常に実行されることを確認する必要があります。
Nutanix Acropolis クラスタ上で実行するその他の Hypervisor をバックアップするには、該当する Hypervisor に固有のバックアップポリシーを使用します。たとえば、Nutanix Acropolis クラスタの VMware ESX をバックアップするには、VMware ポリシーを使用します。同様に、Nutanix Acropolis クラスタの Hyper-V をバックアップするには、Hyper-V ポリシーを使用します。
同じ表示名を持つ 2 つ以上の仮想マシンはバックアップできません。各仮想マシンの表示名は一意である必要があります。
部分的に成功したバックアップのリストア操作は現在サポートされていません。
ボリュームグループで設定される NetBackup AHV VM はサポートされません。
PIT (指定した時点) のロールバックオプションは、Nutanix AHV VM のリストアではサポートされません。
Nutanix AHV VM を保護するための Hypervisor ポリシーを作成するために、NetBackup 管理コンソールからポリシーの構成ウィザードを使用することはサポートされません。
増分バックアップには、実際に変更されたデータとともに、データがゼロまたは削除された VM も含まれます。