Storage Foundation 7.3.1 設定およびアップグレードガイド- Linux

ファイルシステムモジュールのロードとアンロード

vxfs ファイルシステムモジュールは、VxFS ファイルシステムへの最初の参照で自動的にロードされます。これは、ユーザーが VxFS ファイルシステムをマウントしようとすると実行されます。

場合によっては、手動でファイルシステムモジュールをロードする方が効率的です。 たとえば、サイズの大きいクラスシステムには、複数のディスクチェーンを接続したデュアルインターフェース I/O カードを多数搭載できます。 このようなシステムが再ブートされると、デバイス調査処理にかかる時間が長くなるため、再ブートを実行するのではなく、modprobe コマンドを使って vxfs モジュールをロードします。

# modprobe vxfs ; modprobe vxportal ; modprobe fdd

insmod コマンドを使って vxfs モジュールをロードしないでください。insmod は、モジュール設定ファイル /etc/modprobe.conf を調べないからです。

モジュールが正常にロードされたかどうかを判断するには、次に示すように lsmod コマンドを使います。

# lsmod | grep vxportal
vxportal              2952           0
vxfs                  3427960        0    fdd vxportal
# lsmod | grep fdd
fdd                   67212          0    (unused)
vxfs                  3427960        0    [fdd vxportal]
# lsmod | grep vxfs
vxfs                  3427960        0    [fdd vxportal]

出力の最初のフィールドはモジュール名です。 モジュールをアンロードするには、次のように入力します。

# rmmod fdd
# rmmod vxportal
# rmmod vxfs

マウントされた VxFS ファイルシステムがある場合、rmmod コマンドは失敗します。 VxFS ファイルシステムがマウントされているかどうかを判断するには、次のように入力します。

# df -T | grep vxfs