Storage Foundation 7.3.1 設定およびアップグレードガイド- Linux
ディスクレイアウトバージョンのアップグレード
このリリースでは、ディスクレイアウトバージョンが 9、10、11、12 のファイルシステムのみ作成してマウントできます。ディスクレイアウトバージョン 6、7、8 は、以降のディスクレイアウトバージョンにアップグレードする場合にローカルマウントできます。
メモ:
64 ビットのクォータを使う予定がある場合は、ディスクレイアウトバージョン 10 以降にアップグレードする必要があります。
ディスクレイアウトバージョン 6、7、8 は非推奨で、これらのバージョンがある既存のファイルシステムをクラスタマウントすることはできません。これらの非推奨のバージョンからクラスタファイルシステムをアップグレードするには、ファイルシステムをローカルマウントした後、vxupgrade ユーティリティまたは vxfsconvert ユーティリティを使用してアップグレードする必要があります。
vxupgrade ユーティリティを使用すると、ファイルシステムがオンラインのときにディスクレイアウトをアップグレードできます。vxfsconvert ユーティリティを使用すると、ファイルシステムがオフラインのときにディスクレイアウトをアップグレードできます。
vxupgrade ユーティリティを使用する場合は、ディスクレイアウトバージョンを段階的にアップグレードする必要があります。ただし、vxfsconvert ユーティリティを使用すると、目的のバージョンに直接アップグレードできます。
たとえば、ディスクレイアウトバージョン 6 からディスクレイアウトバージョン 10 にアップグレードするには、vxupgrade ユーティリティを使用します。
# vxupgrade -n 7 /mnt # vxupgrade -n 8 /mnt # vxupgrade -n 9 /mnt # vxupgrade -n 10 /mnt
vxupgrade
(1M)マニュアルページを参照してください。
vxfsconvert
(1M) マニュアルページを参照してください。
メモ:
製品バージョンのアップグレードを開始する前に、既存のファイルシステムを、サポートされている最上位のディスクレイアウトバージョンにアップグレードすることをお勧めします。一度ディスクレイアウトバージョンをアップグレードしたら、以前のバージョンにダウングレードすることはできません。
次のコマンドを使用して、ディスクレイアウトバージョンを確認します。
# fstyp -v /dev/vx/dsk/dg1/vol1 | grep -i version
ディスクレイアウトバージョンについて詳しくは、『Storage Foundation 管理者ガイド』を参照してください。