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Enterprise Vault™ PowerShell Cmdlets

Last Published: 2024-03-04

Product(s): Enterprise Vault (15.0)

New-EVFSAFolder

New-EVFSAFolder は指定したフォルダをファイルシステムアーカイブのターゲットとして追加します。

New-EVFSAFolder は、スナップイン Symantec.EnterpriseVault.PowerShell.AdminAPI.dll によって提供されます。

構文

New-EVFSAFolder [-SiteId <String>] [-FileServer] <String> [-Volume] <String> [-FolderRelativePath] <String> [-Policy <String>] [-IgnoreVolumeRules [<SwitchParameter>]] [-DisableArchivingOnFolder [<SwitchParameter>]] [-DisableArchivingOnSubFolders [<SwitchParameter>]] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

New-EVFSAFolder [-SiteId <String>] -Identifier <String> [-Policy <String>] [-IgnoreVolumeRules [<SwitchParameter>]] [-DisableArchivingOnFolder [<SwitchParameter>]] [-DisableArchivingOnSubFolders [<SwitchParameter>]] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

パラメータ

表: New-EVFSAFolder のパラメータ

パラメータ	説明
-SiteId (必須)	ファイルサーバーボリュームを設定している Enterprise Vault サイトの ID。このパラメータを省略すると、New-EVFSAFolder で、cmdlet を実行している Enterprise Vault サーバーのサイトの ID が使用されます。Get-EVSite を使用して、サイト ID を取得することができます。
-FileServer (必須)	フォルダをホストするファイルサーバーの完全修飾 DNS 名、UNC 名、エイリアス名、またはエントリ ID。名前は、ファイルサーバーを追加したときに使った名前または管理コンソールに表示される名前と同じにする必要があります。ファイルサーバー名は、Get-EVFSAFileServer を使って取得できます。UNC 名は「\\」接頭辞を付けても付けなくても指定できます。また、ホスト名とエイリアスのいずれかを UNC 名として指定できます。パラメータエイリアス: FileServerDNSName、FileServerName、FileServerId。
-Identifier (必須)	次の形式で追加するフォルダのパスを示します。 \\file server name\volume name\folder relative path
-Volume (必須)	フォルダをホストするファイルサーバーのボリュームの名前またはエントリ ID。パラメータエイリアス: VolumeId、VolumeName
-FolderRelativePath (必須)	追加するフォルダの相対パス。パラメータエイリアス: FolderName
-Policy	Enterprise Vault がフォルダからアイテムをアーカイブする際に使う必要があるフォルダポリシーの名前またはエントリ ID。指定したフォルダが Celerra/VNX ファイルサーバーにある場合で、ポリシーの［プレースホルダが削除されたときにアーカイブアイテムを削除］設定が有効になっている場合は、確認を求めるメッセージが表示されます。パラメータエイリアス: PolicyId、PolicyName
-IgnoreVolumeRules	Enterprise Vault がフォルダをアーカイブする際にボリュームポリシールールを無視するように指定します。フォルダポリシーを指定していない場合は、このオプションは利用できません。
-DisableArchivingOnFolder	指定したフォルダでファイルシステムアーカイブを無効にします。
-DisableArchivingOnSubFolders	指定したフォルダのサブフォルダでファイルシステムアーカイブを無効にします。
-Confirm	cmdlet を実行する前に確認するように求められます。これを使用すると、この cmdlet を Celerra/VNX ファイルサーバーのフォルダに対して実行するときに表示される確認プロンプトの表示を抑止できます。プロンプトを表示しないようにするには、-Confirm:$false と入力します。
-WhatIf	cmdlet の実行結果のプレビューが表示されます。 cmdlet は実際には実行されません。

例

New-EVFSAFolder \\abc volume1 folder1
または
New-EVFSAFolder -FileServer \\abc -Volume volume1 -FolderRelativePath folder1
または
New-EVFSAFolder -FileServerName \\abc -VolumeName volume1 -FolderRelativePath folder1
または
New-EVFSAFolder -Identifier \\abc\volume1\folder1
または
New-EVFSAFolder -FolderPath \\abc\volume1\folder1
UNC 名が「\\abc」のファイルサーバーに設定されたファイルサーバーボリューム「volume1」にあるフォルダ「folder1」のファイルシステムアーカイブを有効にします。cmdlet はこのフォルダからアーカイブする際にボリュームポリシーを使います。
New-EVFSAFolder abc.example.com volume1 folder1 -Policy 'office files'
または
New-EVFSAFolder -FileServer abc.example.com -Volume volume1 -FolderRelativePath folder1 -Policy 'office files'
または
New-EVFSAFolder -FileServerDNSName abc.example.com -VolumeName volume1 -FolderRelativePath folder1 -PolicyName 'office files'
または
New-EVFSAFolder -FolderPath \\abc.example.com\volume1\folder1
完全修飾ドメイン名が「abc.example.com」のファイルサーバーに設定されたファイルサーバーボリューム「volume1」にあるフォルダ「folder1」のファイルシステムアーカイブを有効にします。cmdlet は、このフォルダをアーカイブする際に「office files」というフォルダポリシーを使います。
New-EVFSAFolder '123...example.com' '456...example.com' folder1 -Policy '789...example.com' - DisableArchivingOnFolder -DisableArchivingOnSubFolders
または
New-EVFSAFolder -FileServer '123...example.com' -Volume '456...example.com' -FolderRelativePath folder1 -Policy '789...example.com' -DisableArchivingOnFolder -DisableArchivingOnSubFolders
または
New-EVFSAFolder -FileServerId '123...example.com' -VolumeId '456...example.com' -FolderRelativePath folder1 -PolicyId '789...example.com' -DisableArchivingOnFolder -DisableArchivingOnSubFolders
エントリ ID が「123...example.com」のファイルサーバーに設定された、エントリ ID が「456...example.com」のファイルサーバーボリュームにあるフォルダ「folder1」のファイルシステムアーカイブを有効にします。cmdlet は、エントリ ID が「789...example.com」のフォルダポリシーを使い、フォルダとサブフォルダからのアーカイブを無効にします。

出力

次の表に、利用可能な New-EVFSAFolder のプロパティを示します。

表: New-EVFSAFolder のプロパティ

名前	種類	説明
FolderPath	文字列	ファイルシステムアーカイブ用に有効になるフォルダのフルパス。パスは \\file server name\volume name\folder relative path の形式にする必要があります。
FolderName	文字列	フォルダの相対パス。
FolderPolicyName	文字列	Enterprise Vault がフォルダからアイテムをアーカイブするのに使うフォルダポリシーの名前。
VolumePolicyName	文字列	Enterprise Vault がボリュームからアイテムをアーカイブするのに使うボリュームポリシーの名前。
IgnoreVolumeRules	文字列	Enterprise Vault がフォルダからアイテムをアーカイブする際にボリュームポリシールールを無視するように指定します。
ArchivingEnabledOnFolder	Boolean	ファイルシステムアーカイブをフォルダで有効にするかどうかを指定します。
ArchivingEnabledOnSubfolders	Boolean	ファイルシステムアーカイブをフォルダのサブフォルダで有効にするかどうかを指定します。
FileServerName	文字列	フォルダをホストするファイルサーバーの完全修飾 DNS 名。
FileServerId	文字列	フォルダをホストするファイルサーバーの ID。
VolumeName	文字列	フォルダをホストするボリュームの名前。
VolumeId	文字列	フォルダをホストするボリュームの ID。
FolderId	文字列	フォルダの ID。
FolderPolicyId	文字列	Enterprise Vault がフォルダからアイテムをアーカイブするのに使うフォルダポリシーの ID。
VolumePolicyId	文字列	Enterprise Vault がボリュームからアイテムをアーカイブするのに使うボリュームポリシーの ID。