Veritas NetBackup™ Appliance セキュリティガイド
- NetBackup Appliance セキュリティガイドについて
- ユーザー認証
- ユーザー権限の確認
- 侵入防止、侵入検知システム
- ログファイル
- オペレーティングシステムのセキュリティ
- データセキュリティ
- Web セキュリティ
- ネットワークセキュリティ
- コールホームセキュリティ
- リモート管理モジュール (RMM) セキュリティ
- STIG と FIPS への準拠
- 付録 A. セキュリティのリリース内容
コールホームについて
アプライアンスでは、Veritas AutoSupport コールホームサーバーに接続し、ハードウェアとソフトウェアの情報をアップロードできます。Veritas ベリタスのサポートは、報告された問題を解決するためにこの情報を使います。アプライアンスは HTTPS プロトコルとポート 443 を使って、Veritas AutoSupport サーバーに接続します。アプライアンスのこの機能をコールホームと呼びます。この機能はデフォルトで有効です。
AutoSupport は、コールホームが収集するデータを使用してアプライアンスをプロアクティブに監視します。コールホームが有効になっている場合、アプライアンスは 24 時間のデフォルトの間隔で情報またはデータを Veritas AutoSupport サーバーにアップロードします。
アプライアンスに問題があると判断した場合は、Veritasサポートにお問い合わせください。テクニカルサポート技術者は、アプライアンスのシリアル番号を使用してコールホームデータから状態を評価します。
NetBackup Appliance Web コンソールからアプライアンスのシリアル番号を取得するには、[監視 (Monitor)]、[ハードウェア (Hardware)]、[健全性の詳細 (Health details)]ページに移動します。シェルメニューを使ってアプライアンスのシリアル番号を確認するには、Monitor > Hardware コマンドを使います。Monitor > Hardware コマンドについて詳しくは、『NetBackup Appliance コマンドリファレンスガイド』を参照してください。
[設定 (Settings)]>[通知 (Notification)]メニューを使って、NetBackup Appliance Web コンソールからコールホームを構成します。[警告の構成 (Alert Configuration)]をクリックし、[コールホームの構成 (Call Home Configuration)]ペインで詳細を入力します。
表: コールホームが有効または無効な場合の処理では、本機能が有効または無効な場合、障害がどのように報告されるかを説明します。
表: コールホームが有効または無効な場合の処理
監視状態 |
障害ルーチン |
---|---|
コールホーム有効時 |
障害が発生すると、以下の警告シーケンスが発生します。
|
コールホーム無効時 |
データを Veritas AutoSupport サーバーに送信しません。システムは Veritas にエラーを報告しないので問題をより早く解決できます。 |
次のリストは分析のために Veritas AutoSupport サーバーに監視され、送信されるすべての情報を含んでいます。
CPU
ディスク
ファン (Fan)
電源
RAID グループ
温度
アダプタ
PCI
ファイバーチャネル HBA
ネットワークカード
パーティション情報
MSDP 統計
ストレージの接続
ストレージの状態
52xx ストレージシェルフ - ディスク、ファン、電源、温度の状態
53xx プライマリストレージシェルフ - ディスク、ファン、電源、温度、バッテリバックアップ装置 (BBU)、コントローラ、ボリューム、ボリュームグループの状態
53xx 拡張ストレージシェルフ - ディスク、ファン、電源、温度の状態
NetBackup Appliance ソフトウェアのバージョン
NetBackup エラーデータベースログエントリのバージョン
アプライアンスモデル
アプライアンスの構成
ファームウェアのバージョン
アプライアンス、ストレージ、およびハードウェアコンポーネントのシリアル番号