NetBackup™ トラブルシューティングガイド
- 概要
- トラブルシューティングの手順
- NetBackup の問題のトラブルシューティング
- vnetd プロキシ接続のトラブルシューティング
- セキュリティ証明書失効のトラブルシューティング
- NetBackup のホスト名およびサービスエントリの検証
- 凍結されたメディアのトラブルシューティングについての注意事項
- NetBackup Web サービスの問題のトラブルシューティング
- PBX の問題の解決
- リモートホストの検証に関する問題のトラブルシューティング
- 自動イメージレプリケーションのトラブルシューティング
- NetBackup ユーティリティの使用
- NetBackup サポートユーティリティ (nbsu) について
- NetBackup の一貫性チェックユーティリティ (NBCC) について
- ロボットテストユーティリティについて
- NetBackup Smart Diagnosis (nbsmartdiag) ユーティリティについて
- ディザスタリカバリ
- UNIX および Linux のディスクリカバリ手順について
- UNIX および Linux のクラスタ化された NetBackup サーバーのリカバリについて
- Windows のディスクリカバリ手順について
- Windows のクラスタ化された NetBackup サーバーのリカバリについて
- NetBackup カタログのリカバリについて
- NetBackup カタログのリカバリと OpsCenter について
- NetBackup カタログ全体のリカバリについて
- NetBackup カタログイメージファイルのリカバリについて
- NetBackup リレーショナルデータベースのリカバリについて
外部 CA が署名した証明書の無効化に関する問題のトラブルシューティング
NetBackup CRL キャッシュは、ECA_CRL_PATH または CDP を使用して、必要な CRL で更新されます。
詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』の「外部 CA の証明書失効リストについて」の章を参照してください。
証明書失効リストを使用できません (NetBackup 状態コード - 5982)
NetBackup が正しい CRL パスで構成されていない、または証明書に有効な CDP が含まれていない。
ホストの NetBackup CRL キャッシュに CRL がキャッシュされていない。
- ECA_CRL_PATH の設定が NetBackup 構成ファイルで指定されている場合、次を確認します。
ECA_CRL_PATH に正しい CRL ディレクトリのパスが設定されている
CRL ディレクトリに、すべての必要な証明書の発行者の CRL が含まれている (ECA_CRL_CHECK 設定に基づく)
CDP が使用されている (ECA_CRL_PATH が指定されていない) 場合
あらゆる理由の証明書の無効化の情報を含む CRL を指す、1 つ以上の CDP (HTTP または HTTPS プロトコルを使用) が証明書にあることを確認します。
CDP の URL がアクセス可能である。
- ECA_CRL_PATH で指定されたディレクトリまたは CDP の場所で、CRL が有効であることを確認します。
CRL が PEM または DER 形式である。
CRL の期限が切れていない。
CRL が差分 CRL ではない。
CRL の最終更新日が将来の日付ではない。
- bpclntcmd -crl_download サービスが実行中の場合は、bpclntcmd -terminate コマンドを使用して終了させて、この操作を再試行します。
- 次の場所にある NetBackup CRL キャッシュで、必要な CRL が利用可能であることを確認します。
UNIX の場合: /usr/openv/var/vxss/crl
Windows の場合: install_path\NetBackup\var\vxss\crl
- 問題が解決しない場合は、次の場所にある bpclntcmd ログを調べます。
UNIX の場合: /usr/openv/netbackup/logs/bpclntcmd
Windows の場合: install_path\NetBackup\logs\bpclntcmd
証明書が失効している、または証明書は失効していないが「証明書が失効しています」エラーで NetBackup 操作が失敗する場合でも、NetBackup が正常に機能しています。
NetBackup ホストの CRL キャッシュが更新されていません。
- 次の場所にある CRL が更新されているかどうかを確認します。
UNIX の場合: /usr/openv/var/vxss/crl
Windows の場合: install_path\NetBackup\var\vxss\crl
更新されていない場合は、ECA_CRL_CHECK 設定に従い、証明書チェーンの発行者のキャッシュされた CRL をクリーンアップします。
クリーンアップ操作では、nbcertcmd -cleanupCRLCache -issuerHash SHA-1_hash_of_CRL_issuer_name コマンドを使用します。
- ECA_CRL_PATH の設定が NetBackup 構成ファイルで指定されている場合、必要なすべての発行者の最新の CRL が含まれていることを確認します。
- bpclntcmd -crl_download サービスが実行中の場合は、bpclntcmd -terminate コマンドを使用して終了させて、この操作を再試行します。