Veritas NetBackup™ クラウド管理者ガイド
- NetBackup クラウドストレージについて
- クラウドストレージについて
- Amazon S3 クラウドストレージの API 形式について
- 長期保持のための Amazon Glacier のデータの保護
- Amazon のクラウド階層化を使用したデータの保護
- EMC Atmos クラウドストレージの API 形式について
- Microsoft Azure クラウドストレージ API 形式について
- OpenStack Swift クラウドストレージの API 形式について
- NetBackup のクラウドストレージの構成
- [拡張性のあるストレージ (Scalable Storage)]プロパティ
- [クラウドストレージ (Cloud Storage)]プロパティ
- NetBackup CloudStore サービスコンテナについて
- クラウドストレージの NetBackup メディアサーバーについて
- クラウドストレージのストレージサーバーの構成
- NetBackup クラウドストレージサーバーのプロパティ
- クラウドストレージ用のストレージユニットの構成
- クラウドストレージディスクプールプロパティの変更
- 監視とレポート
- 操作上の注意事項
- トラブルシューティング
- 統合ログについて
- レガシーログについて
- クラウドストレージの構成上の問題のトラブルシューティング
- クラウドストレージの操作上の問題のトラブルシューティング
クラウドバックアップ用のデータ圧縮について
NetBackup では、クラウドストレージサーバーに送信する前にデータを圧縮できます。
クラウドストレージサーバーの構成中にクラウドストレージサーバーの構成ウィザードを使用して、NetBackup メディアサーバー上でデータ圧縮を有効化できます。
クラウドストレージのストレージサーバーの構成を参照してください。
メモ:
クラウドストレージ構成中にデータ圧縮を有効化した後に、データ圧縮を無効化することはできません。
7.7.3 よりも前のバージョンの NetBackup メディアサーバーでは、データ圧縮はサポートされません。そのため、クラウドストレージサーバーの構成中に古いバージョンのメディアサーバーを選択した場合は、クラウドストレージサーバーの構成ウィザードに圧縮オプションが表示されません。
NetBackup は、圧縮レベル 3 で、LZO Pro というサードパーティ製ライブラリを使用します。bptm ログには、クラウドストレージでバックアップを作成した後のデータ圧縮率の情報が含まれています。
圧縮率の表示を参照してください。
NetBackup は、256 KB のチャンクでデータを圧縮します。
NetBackup アクセラレータおよび移動検出機能を備えた True Image Restore (TIR) は、圧縮でサポートされます。
バックアップデータは、クラウドストレージサーバーへの転送前に圧縮されます。圧縮オプションと暗号化オプションの両方が選択された場合、データは暗号化前に圧縮されます。
データ圧縮では、圧縮可能なデータの量に応じてバックアップ時間が短縮されデータサイズが削減されます。しかしながら、圧縮しない場合のデータと比較すると、帯域幅使用率が削減されていることが分かります。
圧縮できないデータの場合は、データ圧縮のパフォーマンスが低下します。そのため、Veritas は、ポリシーデータなどの圧縮不能なデータのバックアップに対して圧縮を有効化しないことを推奨します。
Veritas は、別の種類のストレージサーバーで同じバケットを使用しないことを推奨します。
ストレージサーバー側の圧縮と一緒にクライアント側の圧縮を使用しないでください。
ストレージサーバーの作成後に、圧縮構成の設定 (有効または無効) を変更することはできません。