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NetBackup IT Analytics Data Collector インストールおよび構成ガイド

Last Published: 2025-03-24

Product(s): NetBackup IT Analytics (11.6)

Isilon SNMP サービスの設定

Isilon データコレクタでは、Isilon SNMP サービスが実行されている必要があります。SNMP データは、SSH セッションで sudo snmpbulkwalk コマンドを使用して収集されます。この場合、SNMP 用に追加のポートを開く必要はありません。

Isilon 管理 Web インターフェースで、［アクセス管理/ユーザー (Access Management/Users)］に移動し、［クラスタ管理 (Cluster Management)］、［SNMP 監視 (SNMP Monitoring)］の順に選択して SNMP を有効化または設定します。SNMP 設定は SNMP のバージョンに固有です。

次の表を使用して SNMP を設定し、環境で必要なプロトコルアクセスを判断します。設定を保存するには、［SNMP 監視 (SNMP Monitoring)］ページの［送信 (Submit)］をクリックします。

SNMP v1 および v2c のみ

SNMP v1、v2c、および v3

アクセスを有効化:
SNMP v2c が許可されている場合は、読み取り専用のコミュニティ文字列を設定する必要があります。
SNMP v3 が許可されている場合、読み取り専用ユーザーと SNMP v3 パスワードの両方を設定する必要があります。Isilon の SNMP パスワードは 8 文字以上にする必要があります。

SNMP v3 は許可されていますが、SNMP v2c は許可されていません。

アクセスを有効化:
SNMP v3 が許可されている場合、読み取り専用ユーザーと SNMP v3 パスワードの両方を設定する必要があります。Isilon の SNMP パスワードは 8 文字以上にする必要があります。
次の追加設定は、データコレクタポリシーで設定されている各クラスタノードで、コマンドラインから指定する必要があります。

root としてノードにログインし、root ユーザーのホームディレクトリに移動します。
```
# cd /root
```
.snmp ディレクトリを作成し、root ユーザーのみにアクセスを許可します。
```
# mkdir .snmp
# chmod 700 .snmp
# ls -ld .snmp
drwx------ 2 root 512 Sep 18 15:00 .snmp
```
nano または別のエディタを使用して snmp/snmp.conf を変更または作成します。この際、次の行を追加して、<snmp v3 password> を SNMP v3 設定で入力したパスワードに置き換えます。
```
defAuthPassphrase <snmp v3 password>
```

snmp/snmp.conf を保存して、root ユーザーのみにアクセスを許可します。

# chmod 600 .snmp/snmp.conf
# ls -l .snmp/
total 1
-rw------- 1 root 129 Sep 18 15:02 snmp.conf