Veritas NetBackup™ OpsCenter パフォーマンスおよびチューニングガイド
- 概要
- OpsCenter 構成について
- OpsCenter パフォーマンスおよびチューニングについて
- パフォーマンス向上のための OpsCenter のチューニングについて
- 別のコンピュータへの OpsCenter サーバーの移動
- OpsCenter のベストプラクティス
アップグレードの制約による OpsCenter サーバーの移動
この項では、最新バージョンの OpsCenter をインストールする別のコンピュータに既存の OpsCenter サーバーを移動するための手順を示します。次の例でそのシナリオを詳しく説明します。
最新バージョンにアップグレードする OpsCenter 設定があるとします。OpsCenter が、OpsCenter の最新バージョンでサポートされないプラットフォームにインストールされている場合は、既存の OpsCenter サーバーをサポート対象プラットフォームを備えている別のコンピュータに移動する必要があります。
既存の OpsCenter サーバーホストと新しいホストのそれぞれでいくつかの手順を実行する必要があります。
既存の OpsCenter サーバーを別のコンピュータに移動する方法
- 既存の OpsCenter サーバーホストで実行する手順
すべての OpsCenter サービスを停止します。
???を参照してください。
-
dbbackup スクリプトを使って OpsCenter データベースのホットバックアップを作成します。このスクリプトは、OpsCenter データベースとデータベースパスワードファイル (
db.conf
) のバックアップを作成する必要があるときに実行できます。???を参照してください。
- 既存の OpsCenter サーバーホストに、新しい OpsCenter にインポートする AT (Veritas Product Authentication Service) データがある可能性があります。最初に既存の OpsCenter サーバーホストの AT データをエクスポートする必要があります。これを、新しい OpsCenter 設定にインポートできます。
atutil ユーティリティを使って、共有またはリモートの AT ブローカーのデータを XML ファイルにエクスポートします。AT データは、OpsCenterUsers(vx) ユーザーと証明書で構成されています。
???を参照してください。
???を参照してください。
???を参照してください。
- 前のステップで作成した XML ファイルを新しいホストにコピーします。
メモ:
エクスポートされた XML ファイルをコピーしている間に、DOS から UNIX へ変換することによってインポートのエラーを引き起こす可能性がある xml ファイルの文字化けを発生させることがあります。この問題を避けるには、FTP を使ってバイナリ形式で XML ファイルをコピーします。
- OpsCenter の最新バージョンをインストールする新しいホストで実行する手順
OpsCenter の最新バージョンを新しいホストにインストールします。
???を参照してください。
- 新しいホスト上のすべての OpsCenter サービスを停止します。
???を参照してください。
- 以前に実行したパフォーマンスチューニングの手順を実行します。
新しい『OpsCenter パフォーマンスおよびチューニングガイド』には、パフォーマンスを改善するために OpsCenter をチューニングする方法が記載されています。『OpsCenter パフォーマンスおよびチューニングガイド』のオンラインバージョンは、次の場所で参照できます。
- 以前にバックアップしたデータベースをリストアします。
???を参照してください。
db.conf
ファイルから次の情報を更新します。デフォルト以外のポートを使用している場合、db.port パラメータの値を次のように更新します。
db.port=13786
db.serviceName パラメータを次のようにターゲットホストの名前に設定します。
db.serviceName=TargetHostName
- dbUpgrade コマンドを使ってデータベースをアップグレードします。
次のコマンドを実行します。
Windows
dbUpgrade.bat install <old_version_number><new_version_number>
たとえば、<OpsCenterInstallLocation>\OpsCenter\server\bin\dbUpgrade.bat install 8.0 8.1
UNIX
dbUpgrade.sh install <old_version_number><new_version_number>
たとえば、<OpsCenterInstallLocation>/SYMCOpsCenterServer/bin/dbUpgrade.sh install 8.0 8.1
- 次の場所のアップグレードログでデータベースアップグレードの進行状況を確認します。
Windows
<OpsCenterInstallLocation>\ OpsCenter\server\db\log
UNIX
<OpsCenterInstallLocation>/SYMCOpsCenterServer/db/log
- 古い認証または AT データを新しい OpsCenter サーバーホストにインポートします。
既存の OpsCenter サーバーホストで作成したエクスポート済み xml ファイルを新しい OpsCenter サーバーホストにコピーしたことを確認します。
次のコマンドを実行します。
Windows
<OpsCenterInstallLocation>\OpsCenter\server\authbroker\bin\atutil import -p <エクスポートされた xml ファイルのパスワード> -f <古い AT データを含む xml ファイルの場所> -z <AT データフォルダの場所> - overwrite
たとえば、atutil import -p "password" -f \temp\userdata.xml -z C:Program Files\Symantec\OpsCenter\server\authbroker\data - overwrite
UNIX
<OpsCenterInstallLocation>/SYMCOpsCenterServer/authbroker/bin/atutil import -p <エクスポートされた xml ファイルのパスワード> -f <古い AT データを含む xml ファイルの場所> -z <AT データフォルダの場所> - overwrite
たとえば、atutil import -p "password" -f /temp/userdata.xml -z /opt/SYMCOpsCenterServer/authbroker/data - overwrite
メモ:
インポートが成功しない場合は、デフォルトの OpsCenter ユーザーは OpsCenter の旧バージョンからインポートしておいた OpsCenterUsers(vx) ドメインユーザー用パスワードをリセットする必要があります。NBAC 対応の NetBackup/PureDisk サーバーと OpsCenter サーバー間で、信頼を再確立します。
???を参照してください。
- OpsCenter サービスを開始します。
???を参照してください。