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Veritas InfoScale™ 8.0 トラブルシューティングガイド - Linux
Last Published:
2022-01-26
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (8.0)
Platform: Linux
- はじめに
- 第 I 部 Veritas File System のトラブルシューティング
- 第 II 部 Veritas Volume Manager のトラブルシューティング
- ハードウェア障害からのリカバリ
- RAID 5 ボリュームの障害
- DCO ボリュームの障害からのリカバリ
- インスタントスナップショット障害からのリカバリ
- 失敗した vxresize 操作のリカバリ
- ブートディスク障害からのリカバリ
- コマンド、タスク、トランザクションの管理
- ディスクグループ設定データのバックアップとリストア
- ディスクグループのインポートを使った問題のトラブルシューティング
- CDS エラーからの回復
- ログおよびエラーメッセージ
- Veritas Volume Replicator のトラブルシューティング
- 設定エラーのリカバリ
- プライマリまたはセカンダリでのリカバリ
- ハードウェア障害からのリカバリ
- 第 III 部 Dynamic Multi-Pathing のトラブルシューティング
- 第 IV 部 Storage Foundation Cluster File System High Availability のトラブルシューティングについて
- 第 V 部 Cluster Server のトラブルシューティング
- VCS のトラブルシューティングおよびリカバリ
- VCS メッセージログ
- VCS エンジンのトラブルシューティング
- LLT(Low Latency Transport)のトラブルシューティング
- GAB(Group Membership Services/Atomic Broadcast)のトラブルシューティング
- VCS の起動に関するトラブルシューティング
- systemd ユニットサービスファイルの問題のトラブルシューティング
- サービスグループに関するトラブルシューティング
- リソースに関するトラブルシューティング
- I/O フェンシングのトラブルシューティング
- システムパニックによって潜在的なデータ破損が防止される
- フェンシングの起動時にすでに発生しているスプリットブレイン状態が報告される
- CP サーバーのトラブルシューティング
- Veritas InfoScale products クラスタノードでのサーバーベースのフェンシングのトラブルシューティング
- コーディネーションポイントのオンライン移行中の問題
- 通知に関するトラブルシューティング
- グローバルクラスタのトラブルシューティングとリカバリ
- ライセンスに関するトラブルシューティング
- ライセンスのエラーメッセージ
- VCS のトラブルシューティングおよびリカバリ
- 第 VI 部 SFDB のトラブルシューティング
ユニットサービスが停止するまで、または対応するサービスが開始するまでにデフォルトのタイムアウトよりも長い時間がかかる場合、Failed 状態に移行する
場合によって、ユニットサービスファイルは、停止またはサービスの開始までにデフォルトのタイムアウト値よりも長い時間がかかることがあります。このシナリオでは、サービスは Failed 状態に移行します。
次に例を示します。
( root@localhost-vm1 )[ ~ ] # systemctl status vcs vcs.service - VERITAS Cluster Server (VCS) Loaded: loaded (/opt/VRTSvcs/bin/vcs; enabled) Active: failed (Result: timeout) since Tue 2017-04-25 21:01:39 IST; 6s ago Process: 26546 ExecStart=/opt/VRTSvcs/bin/vcs start 2>&1 (code=exited, status=0/SUCCESS) Apr 25 21:00:09 localhost systemd[1]: Stopping VERITAS Cluster Server (VCS)... Apr 25 21:01:07 localhost AgentFramework[26625]: VCS ERROR V-16-20006-1005 CVMCluster:cvm_clus:monitor:node - st...ster reason: user initiated stop Apr 25 21:01:07 localhost AgentFramework[26625]: VCS ERROR V-16-2-13066 Thread(140447847638784) Agent is calling...ted. Apr 25 21:01:07 localhost Had[26588]: VCS ERROR V-16-2-13066 (localhost) Agent is calling clean for reso...leted. Apr 25 21:01:39 localhost systemd[1]: vcs.service stopping timed out. Terminating. Apr 25 21:01:39 localhost systemd[1]: Stopped VERITAS Cluster Server (VCS). Apr 25 21:01:39 localhost systemd[1]: Unit vcs.service entered failed state. Hint: Some lines were ellipsized, use -l to show in full.
対処方法
この問題を回避するには、カスタムのタイムアウト値を秒単位でユニットサービスファイルに追加します。TimeoutSec パラメータに、サービスの開始または停止操作が失敗したことを報告するまでのシステムの待機時間を設定できます。
次の例に、ユニットサービスファイル内にカスタムのタイムアウト値を設定するために使用するパラメータを示します。
( root@localhost-vm1 )[ ~ ] # vim /usr/lib/systemd /system/vcs.service [Unit] Description=VERITAS Cluster Server (VCS) SourcePath=/opt/VRTSvcs/bin/vcs ... ... [Service] ... ... ... TimeoutSec=300 [Install] ...
ユニットサービスファイルにカスタムのタイムアウト値を指定したら、systemd デーモンを再ロードし、設定が更新されるようにします。
( root@localhost-vm1 )[ ~ ] # systemctl --system daemon-reload
次に、ユニットサービスファイルを開始または停止します。
( root@localhost-vm1 )[ ~ ] # systemctl start vcs