NetBackup IT Analytics 認定構成ガイド
- はじめに
- ポータルとデータベースサーバー
- Data Collector サーバーの構成
- Capacity Manager 構成
- アレイまたは LUN に関するパフォーマンスデータの収集
- EMC Isilon アレイのパフォーマンスメトリック
- NetApp Cluster-Mode のパフォーマンスメトリック
- EMC Symmetrix の拡張パフォーマンスメトリック
- ホストアクセス権限、sudo コマンド、ポート、WMI プロキシの必要条件
- クラウド構成
- Virtualization Manager 構成
- File Analytics 構成
- Fabric Manager 構成
- Backup Manager 構成
- ServiceNow 構成
- 内部 TCP ポートの要件
Microsoft Hyper-V 向けの Virtualization Manager データコレクタの要件
コレクタは、Hyper-V Server への WMI ネットワークアクセスが必要です。ユーザークレデンシャルは、root\cimv2、root\virtualization\v2、root\MSCluster の各 WMI 名前空間へのアクセスを許可する必要があります。
最初にインストールされるデータコレクタサービスは、ローカルシステムをログインアカウントとして使用します。このアカウントには、リモート WMI コマンドを実行するアクセス許可がない場合があります。ローカル管理者権限を持つログインアカウントを使用するようにサービス構成を変更する必要があります。
コレクタは、WMI を使用して Hyper-V と通信する PowerShell スクリプトを使用し、いくつかの読み取り専用呼び出しを行って情報を収集します。このスクリプトを実行するシステムで、PowerShell スクリプトの実行を有効にする必要があります。システム上の PowerShell のバージョンは 5.0 以降である必要があります。
Hyper-V Server に接続された SAN または NAS ストレージへの絶対収集パスでは、Hyper-V Server に対してホストリソース収集を最初に実行する必要があります。
WMI はネットワーク通信に DCOM を使用します。DCOM によって、クライアントのポート番号が動的に割り当てられます。DCOM のサービスはポート 135 (静的ポート) で動作し、ホストと通信するすべてのクライアントはこのポートで接続します。DCOM サービスによって、WMI サービス用の特定のポートが割り当てられます。
WMI 用に固定ポートを設定するには、http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb219447%28VS.85%29.aspx を参照してください。