Veritas ™ Appliance iSCSI ガイド
サポートされる iSCSI 機能
iSCSI が NetBackup アプライアンスでどのようにサポートされるかを理解するための要点を以下にまとめます。
iSCSI は 5240 アプライアンスの構成 H と 5340 計算ノードのすべての構成でサポートされます。
NetBackup 5240 Appliance の構成 H は常にイニシエータとして機能します。
NetBackup 5240 アプライアンスの I/O 構成 Hを参照してください。
5340 の構成はイニシエータとして機能します。
NetBackup 5340 計算ノードの I/O 構成を参照してください。
iSCSI は VMware バックアップのみをサポートします。また NetBackup for VMware 機能をサポートします。
NetBackup for VMware についてを参照してください。
このリリースでは、iSCSI 機能のコマンドは NetBackup Appliance シェルメニューで利用できます。
iSCSI は IPv4 アドレスのみをサポートします。IPv6 を介した iSCSI 接続はサポートされません。
さらに、イニシエータとターゲットは同じレイヤ 2 (L2) ネットワーク上にある必要があります。
iSCSI は DMP (Dynamic Multi-Pathing) をサポートします。複数のパスを使用して同じターゲットに接続できます。iSCSI 経由のバックアップまたはリストアは、1 つのパスが利用可能であるかぎり続行できます。
ターゲットを検出するための iSNS サーバー (Internet Storage Name Service) の使用がサポートされます。
iSNS についてを参照してください。
VLAN は、ネットワークインターフェースまたは iSCSI インターフェースのいずれかで構成できます。VLAN をネットワークと iSCSI インターフェースの両方で構成すると、ネットワークインターフェースの VLAN が両方のインターフェースで有効になります。VLAN が異なるサブネットでネットワークと iSCSI インターフェースの両方で構成されている場合、その構成はサポートされないことに注意してください。
ネットワークインターフェース
iSCSI インターフェース
説明
IP
VLAN
IP
VLAN
サブネット X
なし
サブネット X
なし
サポート対象
サブネット X
なし
サブネット Y
VLAN A
サポート対象
サブネット X
VLAN B
サブネット X
VLAN B
サポート対象
サブネット X
VLAN B
サブネット Y
VLAN B
サポート対象外
10 Gb イーサネット/iSCSI カードでは、QLogic SFP+ (Small Form-Factor Pluggable) モジュールのみがサポートされます。10 Gb イーサネット/iSCSI カードでサポート外の SFP モジュールが検出された場合は、アラートが表示されます (アラートが構成されている場合)。
NetBackup Appliance の互換性に関する最新情報については、次の Web サイトのハードウェア互換性リストを参照してください。