NetBackup™ for DB2 管理者ガイド
- NetBackup for DB2 の概要
- NetBackup for DB2 のインストール
- NetBackup for DB2 の構成
- DB2 用のバックアップポリシーの構成について
- DB2 ポリシーへのバックアップ対象の追加について
- UserExit プログラムを使用したアーカイブログファイルのバックアップについて
- 実行時環境の構成
- NetBackup for DB2 のシェルスクリプトについて
- DB2 のバックアップおよびリストアの実行
- NetBackup for DB2 を併用した Snapshot Client の使用
- Snapshot Client を併用した NetBackup for DB2 の操作について
- スナップショットバックアップからの NetBackup for DB2 のリストア
- UNIX の NetBackup for DB2 Block Level Incremental バックアップの構成について
- Snapshot Client の影響について
- NetBackup for DB2 のトラブルシューティング
- NetBackup for DB2 のログファイルについて
- 付録 A. DB2 EEE (DPF) 環境用の構成
- 付録 B. SAP® を併用した NetBackup for DB2 の使用
- 付録 C. 承認を受けた場所の登録
bplist を使った DB2 バックアップイメージの表示について
bplist コマンドを実行すると、DB2 バックアップイメージを検索できます。bplist からの出力は、アーカイブログファイルの管理方法によって異なります。
表: bplist 出力
bplist オプション |
説明 |
---|---|
-t 18 |
この例では、マスターサーバーを兼ねている camel という名前のクライアントに対するすべての DB2 バックアップイメージを検索します。情報は、マスターサーバー上の NetBackup カタログから取得されます。UserExit プログラムでアーカイブファイルがバックアップされます。 bplist -t 18 オプションは、DB2 バックアップ形式を指定します。bplist 出力には、NetBackup データベースに格納されている DB2 データベースのバックアップイメージが表示されます。 Windows の場合: install_path\NetBackup\bin\bplist -C camel -S camel -t 18 -R / DB2:\SAMP\node0000\2009120210515\SAMP.0.DB2.node0000.0.2009120210515.1 DB2:\SAMP\node0000\2009120210473\SAMP.0.DB2.node0000.0.2009120210473.1 DB2:\SAMP\node0000\2009112915411\SAMP.3.DB2.node0000.4.2009112915411.1 UNIX の場合: /usr/openv/netbackup/bin/bplist -C camel -S camel -t 18 -R / /DB2/SAMP/node0000/2009120210515/SAMP.0.DB2.node0000.0.2009120210515.1 /DB2/SAMP/node0000/2009120210473/SAMP.0.DB2.node0000.0.2009120210473.1 /DB2/SAMP/node0000/2009112915411/SAMP.3.DB2.node0000.4.2009112915411.1 ここで示された文字列については、次のとおりです。 DB2 はすべての DB2 バックアップのディレクトリ名です。 SAMP はデータベースの名前です (両方共通)。 node0000 はノード名です。 20091202105150 はバックアップが実行された時間です。 0 は実行されたバックアップの形式です。0 (ゼロ) はデータベースの完全バックアップを示す。3 は表領域のバックアップを示す。 DB2 はデータベースインスタンスの名前です。長さが 1 文字から 8 文字です。 node0000 はノード番号です。非パーティションデータベースシステムの場合、ノード番号は常に 0 (ゼロ) になります (node0000)。パーティションデータベースシステムの場合は、ノード番号は nodexxxx になる。ここで、xxxx は、 0 は最後のアーカイブログ番号です。 20091202105150 はタイムスタンプです。日付 (年、月、日) と時刻 (時間、分、秒) の形式で表示されます。 1 はセッション番号です。この拡張子によって、DB2 の BACKUP コマンドで指定されたセッション番号が識別されます。 |
-k DB2_Log_Policy |
この例では、マスターサーバーを兼ねている cow という名前のクライアントに対するすべての DB2 バックアップイメージを検索します。情報は、マスターサーバー上の NetBackup カタログから取得されます。この例では、UserExit プログラムを使ってアーカイブファイルのバックアップを行うと想定しています。 -k DB2_Log_Policy オプションは、このポリシーを使用してバックアップが行われたファイルを指定しています。ポリシー名は、アーカイブログファイル用の db2.conf ファイルで設定された名前です。bplist の出力によって、NetBackup に格納されている DB2 のアーカイブログファイルが一覧表示されます。 Windows の場合: install_path\NetBackup\bin\bplist -k DB2_Log_Policy -C cow -S cow -R / C:\DB2\NODE0000\SQL00001\SQLOGDIR\S0000026.LOG C:\DB2\NODE0000\SQL00001\SQLOGDIR\S0000025.LOG C:\DB2\NODE0000\SQL00001\SQLOGDIR\S0000024.LOG UNIX の場合: /usr/openv/netbackup/bin/bplist -k DB2_Log_Policy -C cow -S cow -R / /home/db2inst/NODE0000/SQL00001/SQLOGDIR/S0000026.LOG /home/db2inst/NODE0000/SQL00001/SQLOGDIR/S0000025.LOG /home/db2inst/NODE0000/SQL00001/SQLOGDIR/S0000024.LOG |
-k log_policy |
この例では、bplist を使って、cow という名前のクライアントに対する DB2 のアーカイブログファイルを検索します。-k log_policy オプションは、このポリシーを使用してバックアップが行われたファイルを指定しています。VENDOR が設定されており、UserExit プログラムを使ったアーカイブログのバックアップは行われません。 Windows の場合: install_path\NetBackup\bin\bplist -C cow -S cow -k log_policy -R / 場所の例: C:\DB2\SAMPLE\LOGFILE\node0000\db2v864d\C0000000_S0000000.LOG UNIX の場合: /usr/openv/netbackup/bin/bplist -C cow -S cow -k log_policy -R / 場所の例: /DB2/SAMPLE/LOGFILE/node0000/db2v864d/C0000000_S0000000.LOG ここで示された文字列については、次のとおりです。 DB2 はすべての DB2 バックアップのディレクトリ名です。 SAMPLE はデータベースの名前です。 LOGFILE はエントリがログファイルであることを示します。 node0000 はノード名です。 db2v864d は DB2 インスタンスの名前です。 C0000000_S0000000.LOG は DB2 によって提供されるログファイルの名前です。 |
bplist コマンドについて詳しくは、『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。