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NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 1

Last Published: 2022-04-27

Product(s): NetBackup (10.0)

BPDBJOBS_OPTIONS 環境変数について

BPDBJOBS_OPTIONS 環境変数では、スクリプトを使用してジョブの保持オプションを設定するための便利な方法が提供されています。bpdbjobs プロセスが BPDBJOBS_OPTIONS 環境変数を確認することによって、ジョブを保持する期間が決定されます。

Windows に存在する場合: BPDBJOBS_OPTIONS は、レジストリキーの設定より優先されます。

UNIX に存在する場合: BPDBJOBS_OPTIONS は、bp.conf の設定より優先されます。bpdbjobs の出力をカスタマイズするには、bp.conf ファイル内の出力に表示させる列にそれぞれ BPDBJOBS_COLDEFS エントリを追加します。

次に示すオプションを使用すると、NetBackup がジョブを保持する期間を指定できます。これらのオプションは、BPDBJOBS_OPTIONS 環境変数に小文字で入力する必要があります。

表: BPDBJOBS_OPTIONS 環境変数のオプション

オプション	説明
-keep_hours hours	このオプションを -clean オプションと同時に使用して、正常に完了しなかったジョブを bpdbjobs で保持する時間数を指定します。デフォルトは 78 時間です。正常終了したジョブと失敗したジョブをデフォルトの 78 時間より長く保持するには、keep_hours とともに keep_successful_hours を指定する必要があります。
-keep_successful_hours hours	このオプションを -clean オプションと同時に使用して、正常に完了したジョブを bpdbjobs で保持する時間数を指定します。時間数は keep_hours 以下である必要があります。範囲外の値は無視されます。デフォルトは 78 時間です。
-keep_days days	このオプションを -clean オプションと同時に使用して、完了済みのジョブを bpdbjobs で保持する日数を指定します。デフォルトは 3 日です。
-keep_successful_days days	この値は、-keep_days より小さい数である必要があります。このオプションを -clean オプションと同時に使用して、正常に完了しなかったジョブを bpdbjobs で保持する日数を指定します。デフォルトは 3 日です。

次の例では、バッチファイル (cleanjobs.bat) が Windows サーバーで使用されています。このスクリプトは、このマニュアルから直接コピーし、必要に応じて変更することができます。

1 行目では、正常に終了しなかったジョブを保持する時間 (24 時間) および正常終了したジョブを保持する時間 (5 時間) を指定しています。
2 行目では、bpdbjobs コマンドへのパスを指定しています。.bat ファイルに、bpdbjobs の正しい場所を指定します。この例では、NetBackup はデフォルトの場所にインストールされています。
```
set BPDBJOBS_OPTIONS= -keep_hours 24 -keep_successful_hours 5
C:\progra~1\VERITAS\NetBackup\bin\admincmd\bpdbjobs -clean
```
UNIX サーバーでの同じスクリプトは次のようになります。
```
setenv BPDBJOBS_OPTIONS "-keep_hours 24 -keep_successful_hours 5 -clean"
/usr/openv/netbackup/bin/admincmd/bpdbjobs ${*}
```

.bat ファイルは、適切なディレクトリから実行するかぎり、どのような場所に格納されていてもかまいません。

次の例では、管理者が cleanjobs.bat を作成して、C:\Program Files\VERITAS\NetBackup に格納しています。

図: Windows での cleanjobs.bat の実行