Veritas NetBackup™ インストールガイド
- インストールの準備
- 一般的なインストールの情報
- インストール操作に関する注意事項および制限事項
- SORT の情報
- Veritas NetInsights コンソールの情報
- NetBackup ライセンス
- UNIX システムでのサーバーソフトウェアのインストール
- Windows システムでのサーバーソフトウェアのインストール
- 管理インターフェースについて
- NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
- NetBackup の構成
- NetBackup ソフトウェアのアップグレード
- NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアの削除
- 参照先
NetBackup 応答ファイルについて
NetBackup では、事前定義された一連の設定オプションを使用して、無人インストール、サイレントインストール、アップグレードを実行する方法を提供します。これらのオプションを使うと、次のことが可能になります。
一部のデフォルト値を上書きします。
対話式のインストール時の質問への回答を回避します。
UNIX と Linux では、メディアとクライアントのテンプレートは、ベリタスからダウンロードした、NetBackup インストールイメージの最上位で利用可能です。これらのテンプレートは、必要に応じて変更し、インストール時とアップグレード時に使用できるように /tmp/NBInstallAnswer.conf
に配置する必要があります。
Windows では、マスター、メディア、およびクライアントのテンプレートは、ベリタスからダウンロードした、NetBackup インストールイメージの最上位にある windows_x64
ディレクトリで利用可能です。これらのテンプレートはそれぞれ、silentmaster.cmd
、silentmedia.cmd
、silentclient.cmd
と呼ばれます。
メディアとクライアントのテンプレートは、Veritas からダウンロードした、NetBackup インストールイメージの最上位で利用可能です。
インストールスクリプトを実行する前にターゲットホストに NetBackup 応答ファイルを設定します。ファイルが存在しない場合はファイルを作成します。サポート対象のエントリを関連する情報とともに示します。
表: テンプレートのオプションと必要なコンピュータ
オプション |
NetBackup の役割 |
プラットフォーム |
インストールに必要かどうか |
---|---|---|---|
マスター、メディアおよびクライアント |
Windows |
不要 | |
クライアント |
すべて |
不要 | |
マスター、メディアおよびクライアント |
Windows |
不要 | |
マスター |
すべて |
不要 | |
メディアおよびクライアント |
すべて |
詳しくは、セキュリティ構成の注意事項について を参照してください。 | |
メディアおよびクライアント |
すべて |
詳しくは、セキュリティ構成の注意事項について を参照してください。 | |
クライアント |
Windows |
必要 | |
メディアおよびクライアント |
UNIX および Linux |
必要 | |
メディアおよびクライアント |
すべて |
詳しくは、セキュリティ構成の注意事項について を参照してください。 | |
メディアおよびクライアント |
Windows |
詳しくは、セキュリティ構成の注意事項について を参照してください。 | |
メディアおよびクライアント |
すべて |
詳しくは、セキュリティ構成の注意事項について を参照してください。 | |
メディアおよびクライアント |
すべて |
ECA_CRL_CHECK_LEVEL=USE_PATH が指定された場合のみ。 | |
メディアおよびクライアント |
すべて |
不要 | |
メディアおよびクライアント |
すべて |
詳しくは、セキュリティ構成の注意事項について を参照してください。 | |
メディアおよびクライアント |
すべて |
詳しくは、セキュリティ構成の注意事項について を参照してください。 | |
メディアサーバーおよびクライアント |
すべて |
UNIX および Linux のメディアサーバーとクライアント: 不要 Windows メディアサーバー: 必要 | |
メディアおよびクライアント |
すべて |
不要 | |
マスター、メディアおよびクライアント |
Windows |
必要 | |
メディア |
UNIX および Linux |
必要 | |
マスターおよびメディア |
Windows |
必要 | |
メディアおよびクライアント |
UNIX および Linux |
必要 | |
マスター、メディアおよびクライアント |
Windows |
必要 | |
クライアント |
UNIX および Linux |
不要 | |
メディア |
Windows |
不要 | |
クライアント |
UNIX および Linux |
不要 | |
マスター |
Windows |
不要 | |
マスター |
UNIX および Linux |
不要 | |
マスター |
UNIX および Linux |
不要 | |
マスター |
UNIX および Linux |
不要 | |
マスター |
UNIX および Linux |
不要 | |
メディアおよびクライアント |
UNIX および Linux |
必要 | |
クライアント |
UNIX および Linux |
不要 | |
マスター、メディアおよびクライアント |
Windows |
不要 | |
マスター、メディアおよびクライアント |
Windows |
不要 | |
マスター |
Windows |
必要 | |
マスター、メディアおよびクライアント |
Windows |
不要 | |
マスター |
Windows |
必要 | |
マスター |
すべて |
Unix および Linux: 不要 Windows: 必要 | |
マスター |
Windows |
必要 | |
マスター |
すべて |
Unix および Linux: 不要 Windows: 必要 |
NetBackup のバージョンおよび実行される操作によって、テンプレートファイルに必要なセキュリティパラメータが決まります。
この操作が初回インストール、または 8.1 より前のバージョンからのアップグレードの場合は、少なくとも 1 セットのセキュリティ構成パラメータを指定する必要があります。
NetBackup マスターサーバーを認証局として使用するには、マスターサーバーの CA_CERTIFICATE_FINGERPRINT を指定する必要があります。マスターサーバーのセキュリティレベル、またはこのコンピュータがマスターサーバーですでに設定されているかどうかに応じて、AUTHORIZATION_TOKEN オプションが必要になることがあります。詳しくは、https://www.veritas.com/support/en_US/article.000127129 を参照してください。
UNIX および Linux で外部認証局を使用するには、ECA_CERT_PATH、ECA_CRL_CHECK_LEVEL、ECA_PRIVATE_KEY_PATH、ECA_TRUST_STORE_PATH の値が必須です。詳しくは、https://www.veritas.com/support/en_US/article.100044300 を参照してください。
Windows で外部認証局を使用するには、ECA_CERT_STORE と ECA_CRL_CHECK_LEVEL の値を指定するか、UNIX と Linux で以前に指定したすべての値を指定します。
ECA_CRL_PATH と ECA_KEY_PASSPHRASEFILE の値は省略可能です。詳しくは、https://www.veritas.com/support/en_US/article.100044300 を参照してください。
すでに安全な通信が構成されているバージョンの NetBackup からアップグレードする場合 (NetBackup 8.1 以降)、CA_CERTIFICATE_FINGERPRINT と AUTHORIZATION_TOKEN の値は無視されます。
ECA がすでに構成されているバージョンの NetBackup からアップグレードする場合 (NetBackup 8.2 以降)、すべての ECA* パラメータは無視されます。
認証局を構成せずにインストールまたはアップグレードを続行するには、すべての必要な ECA_ オプションに SKIP を指定します。すべての ECA_ 値を SKIP に設定しない場合、インストールまたはアップグレードが失敗することに注意してください。必要な認証局コンポーネントを構成せずにインストールまたはアップグレードを続行すると、バックアップとリストアが失敗します。
説明: このオプションは、再起動が必要な場合にインストールまたはアップグレードを停止します。有効な値は 0 (停止しない) または 1 (停止) です。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: 0
必要/不要: 不要。
ABORT_REBOOT_INSTALL 0 | 1
説明: NAT クライアントと NetBackup ホストとの接続方法を識別する場合に、このオプションを使用します。許可される値は TRUE と FALSE です。NetBackup で NAT をサポートする場合はこのオプションを TRUE に、それ以外の場合は FALSE に設定します。次の場合、ACCEPT_REVERSE_CONNECTION=FALSE を設定します。
NetBackup で NAT クライアントをサポートしない場合。
NetBackup クライアントがファイアウォールの背後に存在しない場合。
該当するプラットフォーム: UNIX と Windows の両方。
デフォルト値: FALSE
ACCEPT_REVERSE_CONNECTION=TRUE | FALSE
説明: このオプションは、マスターサーバーにセキュリティ要求をプロキシするために使用される NetBackup メディアサーバーを含める場合に使用します。このホストの前回のインストール以降に追加されたサーバーのみを一覧表示します。インストール処理では、既存のサーバーのセットが新しいものと統合されています。IP アドレスの使用はサポートされていません。有効な入力値は、完全修飾コンピュータ名のカンマで区切られたリストです。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 不要。
ADDITIONALSERVERS server1,server2,servern
説明: このフィールドはマスターサーバーのみを対象としています。この値は、9.0 より前のリリースの NetBackup から NetBackup 9.0 以降へのアップグレードを続行できるかどうかを判定します。アップグレードには、無制限の有効期限変換プロセスが含まれます。この変換は、9.0 より前の NetBackup から 9.0 以降の NetBackup にアップグレードするときにのみ行われます。アップグレードの動作とこのオプションの必要性は、マスターサーバーのプラットフォームによって異なります。
Windows
この値は、Windows マスターサーバーのサイレントアップグレードに必要です。アップグレードを続行する場合は 1 を指定し、アップグレードを停止する場合は 0 を指定します。この値は、対話形式の Windows マスターサーバーのアップグレード中は無視されます。NetBackup カタログのサイズと必要な変換時間によっては、アップグレードを続行するかどうかを確認するメッセージが表示されることがあります。
UNIX
UNIX と Linux のマスターサーバーの場合は、yes または no を指定するとユーザーに確認メッセージが表示されなくなります。無制限の有効期限変換によってアップグレードプロセスが延長されることが予想される場合、値 yes はアップグレードを続行することを意味します。値 no はアップグレードが停止することを意味します。この値を指定しない場合、アップグレードを続行するかどうかを確認するメッセージが NetBackup によって表示されます。
NetBackup 9.0 以降のバージョンでは、2038 年より先の有効期限がサポートされています。NetBackup の以前のバージョンとの互換性を確保するために、無制限の有効期限が設定されたすべての項目は、新しい無制限の有効期限の値を反映するように更新されます。この変換によって、アップグレードを完了するために必要な時間が長くなる場合があります。詳しくは、次の記事を参照してください。
https://www.veritas.com/content/support/en_US/article.100048600
該当するプラットフォーム: UNIX と Windows の両方。
デフォルト値: なし
必要/不要: プラットフォームおよびアップグレード方法に依存します。
ALLOW_PRE_90_UPGRADE=yes|no (UNIX)
ALLOW_PRE_90_UPGRADE=1|0 (Windows)
説明: このオプションは、NetBackup がホスト証明書の取得時に認証トークンまたは再発行トークンを自動的に使用するかを指定します。AUTHORIZATION_TOKEN は大文字で 16 文字です。一部の環境では、バックアップおよびリストアが正常に動作するために認証トークンが必要です。この情報が必要な場合に、応答ファイルに指定されていないと、インストールは失敗します。SKIP を指定すると、インストーラはトークンを含まずにホスト証明書を取得しようとします。環境によっては、この選択により、インストール後に手動による追加の手順が必要となる場合があります。
AUTHORIZATION_TOKEN は、次のいずれかの条件では無視されることに注意してください。
ECA がマスターサーバーで使用されている
マスターサーバーのセキュリティレベルが High より低い値に設定されている
該当するプラットフォーム: UNIX と Windows の両方。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 詳しくは、セキュリティ構成の注意事項について を参照してください。
AUTHORIZATION_TOKEN=ABCDEFGHIJKLMNOP | SKIP
説明: このオプションは、認証局 (CA) 証明書の指紋を指定します。証明書の指紋は、インストールまたはアップグレード中に CA から取得されます。指紋形式は 59 文字であり、0 から 9 の数字、A から F の英字およびコロンの組み合わせです。たとえば、01:23:45:67:89:AB:CD:EF:01:23:45:67:89:AB:CD:EF:01:23:45:67 となります。fingerprint の値は、最初の SERVER=server_name オプションに指定されているサーバーの指紋と一致する必要があります。セキュリティを設定せずにインストールまたはアップグレードを続行するには、CA_CERTIFICATE_FINGERPRINT=SKIP を指定します。
CA_CERTIFICATE_FINGERPRINT は、次のいずれかの条件では無視されることに注意してください。
ECA がマスターサーバーで使用されている
マスターサーバーのセキュリティレベルが High より低い値に設定されている
該当するプラットフォーム: UNIX と Windows の両方。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 詳しくは、セキュリティ構成の注意事項について を参照してください。
CA_CERTIFICATE_FINGERPRINT=fingerprint | SKIP
説明: このオプションは、NetBackup がこのクライアントホストの識別に使用する名前を指定します。%COMPUTERNAME% 値により、ローカルホストがコンピュータ名を提供できるようになります。この値を使用すると、単一のマスターサーバードメイン内のすべてのコンピュータに同じ応答ファイルを使用できます。IP アドレスの使用はサポートされていません。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 必要。
CLIENT=client_name | %COMPUTERNAME%
説明: このオプションは、NetBackup がこのコンピュータの識別に使用する名前を指定します。XLOCALHOSTX 値により、ローカルホストがコンピュータ名を提供できるようになります。この値を使用すると、単一のマスターサーバードメイン内のすべてのコンピュータに同じ応答ファイルを使用できます。この値は、
bp.conf
ファイルに追加されます。アップグレードで CLIENT_NAME が指定されている場合、応答ファイルで指定される名前が
bp.conf
ファイルで構成されている値と一致することを検証するチェックが行われます。該当するプラットフォーム: Unix および Linux のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 必要
CLIENT_NAME=name | XLOCALHOSTX
説明: このオプションは、外部証明書ファイルのパスとファイル名を指定します。
認証局の設定をスキップするには、必要なすべての ECA_ 値を SKIP に設定します。認証局を構成せずにインストールを続行すると、バックアップとリストアが失敗することに注意してください。
ECA がホストですでに構成されている場合、またはマスターサーバーで NBCA のみが使用されている場合、アップグレード時に ECA_CERT_PATH オプションは無視されます。
該当するプラットフォーム: すべて。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 詳しくは、セキュリティ構成の注意事項について を参照してください。
ECA_CERT_PATH=path_and_file_name
説明: このオプションは、Windows 証明書ストアの外部証明書の場所を指定します。このオプションは、Windows 証明書ストアから外部証明書を設定する場合に必要です。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 詳しくは、セキュリティ構成の注意事項について を参照してください。
ECA_CERT_STORE=store_name\issuer_distinguished_name\subject
説明: このオプションは CRL モードを指定します。サポートされる値は次のとおりです。
USE_CDP: 証明書に定義されている CRL を使用します。
USE_PATH: ECA_CRL_PATH で指定されたパスにある CRL を使用します。
DISABLED: CRL を使用しません。
SKIP: 認証局の設定をスキップするために使用します。ECA の構成をスキップするには、必要なすべての ECA_ 値を SKIP に設定します。認証局を構成せずにインストールを続行すると、バックアップとリストアが失敗することに注意してください。
ECA がホストですでに構成されている場合、またはマスターサーバーで NBCA のみが使用されている場合、アップグレード時に ECA_CERT_PATH オプションは無視されます。
該当するプラットフォーム: すべて。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 詳しくは、セキュリティ構成の注意事項について を参照してください。
ECA_CRL_CHECK_LEVEL=value
説明: このオプションは、外部 CA 証明書に関連付けられている CRL のパスとファイル名を指定します。
認証局の設定をスキップするには、必要なすべての ECA_ 値を SKIP に設定します。認証局を構成せずにインストールを続行すると、バックアップとリストアが失敗することに注意してください。
ECA がホストですでに構成されている場合、またはマスターサーバーで NBCA のみが使用されている場合、アップグレード時に ECA_CERT_PATH オプションは無視されます。
該当するプラットフォーム: すべて。
デフォルト値: なし。
必要/不要: ECA_CRL_CHECK_LEVEL=USE_PATH が指定された場合のみ。
ECA_CRL_PATH=path
説明: このオプションは、キーストアにアクセスするためのパスフレーズを含むファイルのパスとファイル名を指定します。
ECA がホストですでに構成されている場合、またはマスターサーバーで NBCA のみが使用されている場合、アップグレード時に ECA_CERT_PATH オプションは無視されます。
該当するプラットフォーム: すべて。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 不要
ECA_KEY_PASSPHRASEFILE=path/filename
説明: このオプションは、秘密鍵を示すファイルのパスとファイル名を指定します。
認証局の設定をスキップするには、必要なすべての ECA_ 値を SKIP に設定します。認証局を構成せずにインストールを続行すると、バックアップとリストアが失敗することに注意してください。
ECA がホストですでに構成されている場合、またはマスターサーバーで NBCA のみが使用されている場合、アップグレード時に ECA_CERT_PATH オプションは無視されます。
該当するプラットフォーム: すべて。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 詳しくは、セキュリティ構成の注意事項について を参照してください。
ECA_PRIVATE_KEY_PATH=path/filename
説明: このオプションは、トラストストアの場所を示すファイルのパスとファイル名を指定します。
認証局の設定をスキップするには、必要なすべての ECA_ 値を SKIP に設定します。認証局を構成せずにインストールを続行すると、バックアップとリストアが失敗することに注意してください。
ECA がホストですでに構成されている場合、またはマスターサーバーで NBCA のみが使用されている場合、アップグレード時に ECA_CERT_PATH オプションは無視されます。
該当するプラットフォーム: すべて。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 詳しくは、セキュリティ構成の注意事項について を参照してください。
ECA_TRUST_STORE_PATH=path/filename
説明: インストール時またはアップグレード時にオプションの Java および JRE コンポーネントを処理する方法を決定するために使用します。サポートされる値は次のとおりです。
INCLUDE: Java GUI と JRE をインストールまたはアップグレードの一部として含めます。
EXCLUDE: Java GUI と JRE を除外します。
MATCH: ホスト上の既存の構成を照合します。初期インストールでこのオプションを指定すると、コンポーネントはインストールされません。
該当するプラットフォーム: すべて。
デフォルト値: なし
必要/不要: UNIX および Linux の場合は不要、Windows メディアサーバーの場合は必要。
説明: このオプションは、NetBackup バイナリをインストールする場所を指定します。このオプションに必要なのは、ベースディレクトリへの絶対パスのみです。インストーラは
/openv
を自動的に追加します。このオプションは、アップグレード中に NetBackup の場所を変更する目的では使用できません。アップグレード時に、INSTALL_PATH オプションが無視されることに注意してください。
該当するプラットフォーム: Unix および Linux のみ。
デフォルト値:
/usr
必要/不要: 不要
INSTALL_PATH = path
説明: このオプションは、NetBackup をインストールする場所を指定します。ベースディレクトリへの完全修飾パスが必要です。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 必要
INSTALLDIR=C:\Program Files\Veritas
説明: このオプションは、サーバーに適用するライセンスキー文字列を指定します。ライセンスをさらに適用する場合は、追加の「LICENSE = key_string」行を追加できます。このオプションはキーの追加のみ実行し、既存のキーは削除されません。
該当するプラットフォーム: Unix および Linux のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: メディアサーバーの場合は必要。クライアントの場合は不要。
LICENSE = key_string
説明: このオプションは、インストール用の NetBackup ライセンスキーを指定します。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: マスターサーバーとメディアサーバーの場合は必要。クライアントの場合は不要。
LICENSEKEY=NetBackup_license_key
説明: このオプションは、このコンピュータでインストールおよび構成を実行するための NetBackup の役割を指定します。アップグレードの場合、この値はコンピュータに構成されている役割と一致する必要があります。
デフォルト値: なし。サポートされる値は、MASTER、MEDIA、CLIENT です。
該当するプラットフォーム: Unix および Linux のみ。
必要/不要: 必要。
MACHINE_ROLE = MASTER | MEDIA | CLIENT
説明: このオプションは、このコンピュータが現在の NetBackup マスターサーバーとして認識するサーバー名を指定します。このホストがマスターサーバーの場合、値には %COMPUTERNAME% を使用できます。IP アドレスの使用はサポートされていません。ADDITIONALSERVERS オプションを使用すると、追加のマスターサーバーを指定できます。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 必要。
MASTERSERVER=master_server_name
説明: このオプションは、NetBackup が、指定したホストを使用してこのクライアントに対するセキュリティ保護された Web 要求をトンネリングするように指定します。クライアントとマスターサーバー上の NetBackup Web サービスの間の通信が遮断される場合、トンネルが必要です。この通信は、NetBackup のインストールまたはアップグレード時にホスト証明書を入手するために必要です。応答ファイルには複数の MEDIA_SERVER エントリが存在することがあります。それぞれが https 要求のトンネリングの候補として使用されます。これらのエントリは、
bp.conf
ファイルに追加されます。該当するプラットフォーム: Unix および Linux のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 不要。
MEDIA_SERVER=media_server_name
説明: このオプションは、このコンピュータがメディアサーバーとして認識するホストの名前を指定します。IP アドレスの使用はサポートされていません。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 不要。
MEDIASERVER=media_server_name
説明: マスター上の
bp.conf
にあるサーバーを、このクライアントのbp.conf
に格納されているサーバーリストに統合します。該当するプラットフォーム: Unix および Linux のみ。
デフォルト値: NO
必要/不要: 不要。
MERGE_SERVERS_LIST = yes | no
説明: このオプションは、OpsCenter を実行するサーバーの名前を指定します。OpsCenter を使用しない場合、このオプションは空白にします。または、インストール後に OpsCenter を設定することもできます。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 不要。
OPSCENTER_SERVER_NAME=OpsCenter_server_name
説明: このオプションは、セキュリティ管理者とバックアップ管理者の役割に、役割ベースのアクセス制御 (RBAC) 権限が構成されているプリンシパルのドメイン名を指定します。
デフォルト値: なし。
該当するプラットフォーム: Unix および Linux のみ。
必要/不要: 不要
RBAC_DOMAIN_NAME = domain_name
説明: このオプションは、セキュリティ管理者とバックアップ管理者の役割に、役割ベースのアクセス制御 (RBAC) 権限が構成されているプリンシパルのドメイン形式を指定します。
該当するプラットフォーム: Unix および Linux のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 不要
RBAC_DOMAIN_TYPE = domain_type
説明: このオプションは、セキュリティ管理者とバックアップ管理者の役割に、役割ベースのアクセス制御 (RBAC) 権限が構成されているプリンシパルの名前を指定します。このユーザーまたはユーザーグループがシステムに存在する必要があります。
該当するプラットフォーム: Unix および Linux のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 不要
RBAC_PRINCIPAL_NAME = principal_name
説明: このオプションは、セキュリティ管理者とバックアップ管理者の役割に、役割ベースのアクセス制御 (RBAC) 権限が構成されているプリンシパルの形式を指定します。
該当するプラットフォーム: Unix および Linux のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 不要
RBAC_PRINCIPAL_TYPE = USER | USERGROUP
説明: このオプションは、このコンピュータが現在の NetBackup マスターサーバーとして認識するサーバー名を指定します。認識する必要のあるサーバーが他にある場合は、追加の SERVER= 行を追加できます。SERVER= 行が複数ある場合、最初に表示されるのがマスターサーバーです。これらのエントリは、
bp.conf
ファイルに追加されます。該当するプラットフォーム: Unix および Linux のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 必要。
SERVER=master_server_name
説明: このオプションは、クライアントのインストールまたはアップグレードの完了時に NetBackup サービスを起動するかどうかを指定します。起動しないことを指定すると、NetBackup サービスは起動しません。インストールまたはアップグレードの終了後、NetBackup サービスが起動する前に、手動による追加手順の実行が必要になる場合があります。
該当するプラットフォーム: Unix および Linux のみ。
デフォルト値: YES
必要/不要: 不要。
SERVICES=no
説明: このオプションは、ホストサーバーの再起動後に、NetBackup サービスを再起動するかどうかを指定します。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: Automatic
必要/不要: 不要。
SERVICESTARTTYPE=Automatic | Manual
説明: このオプションは、インストール処理でアクティブな NetBackup プロセスが検出された場合、そのプロセスを自動的に停止するかどうかを指定します。インストールまたはアップグレードの前に、実行中の NetBackup ジョブがないことと、すべての NetBackup データベースが停止していることを確認します。有効な入力値は、0 (停止しない) および 1 (停止) です。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: 0
必要/不要: 不要。
STOP_NBU_PROCESSES = 0 | 1
説明: このオプションは、Usage Insights のカスタマ登録キーファイルのパスとファイル名を指定します。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: マスターサーバーの場合は必要。
USAGE_INSIGHTS_FILE_PATH = path_and_file_name
説明: このオプションは、NetBackup の vnetd プロセスが使用するポートを指定します。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: 13724
必要/不要: 不要。
VNETD_PORT=port_number
説明: このオプションは、Web サーバーをドメイン (Active Directory) アカウントと関連付ける場合に使用します。このフィールドにドメイン名を指定します。Web サーバーをローカルアカウントに関連付ける場合は、このフィールドを空白のままにします。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: なし。
必要/不要: 不要。
WEBSVC_DOMAIN=domain_name
説明: このオプションは、NetBackup Web サーバーが使用するアカウントのユーザー名を指定します。このグループはシステムに存在している必要があります。
該当するプラットフォーム: すべて。
デフォルト値: nbwebgrp
必要/不要: UNIX および Linux のマスターサーバーの場合は不要、Windows マスターサーバーの場合は必要。
WEBSVC_GROUP=custom_group_account_name
説明: このオプションは、Windows WEBSVC_USER アカウントのパスワードを指定します。websvc のパスワードに特殊文字が含まれている場合 ((% ^ & < > | ' ` , ; = ( ) ! " \ [ ] . * ?) は、パスワードに適切なエスケープ文字を追加します。たとえば、websvc のパスワードが abc% の場合は、abc%% と入力する必要があります。
注意:
このオプションは、このアカウントのパスワードを平文にします。そのため、セキュリティ上の問題になる可能性があります。
該当するプラットフォーム: Windows のみ。
デフォルト値: なし。
WEBSVC_PASSWORD_PLAIN=password
説明: このオプションは、NetBackup Web サーバーが使用するアカウントのユーザー名を指定します。このユーザーはシステムに存在している必要があります。
該当するプラットフォーム: すべて。
デフォルト値: nbwebsvc
必要/不要: UNIX および Linux のマスターサーバーの場合は不要、Windows マスターサーバーの場合は必要。
WEBSVC_USER=custom_user_account_name