NetBackup™ for Enterprise Vault™ Agent 管理者ガイド

NetBackup ログに移行された Enterprise Vault ログを収集する方法

1. NetBackup ログのディレクトリに移動します。

   logs ディレクトリは、NetBackup がインストールされているディレクトリの下に存在します。たとえば、ディレクトリ C:\Program Files\Veritas\NetBackup\ に NetBackup がインストールされている場合、次の logs ディレクトリも存在します。

   C:\Program Files\Veritas\NetBackup\logs

2. NetBackup ログのフォルダに、必要なディレクトリを作成します。

   エラーの詳細を調査するときに、最初の参照ポイントとして次のログを参照します。

   • vxbsa ログ

   • bpbkar ログ

   • tar ログ

   これらのログファイルの作成を有効にするには、(まだ存在しない場合は) NetBackup ログのフォルダに次のディレクトリを作成する必要があります。

   • exten_client

     mklogdir.bat コマンドを実行すると、いくつかのログディレクトリが作成されます。ただし、このコマンドでは、exten_client ディレクトリは作成されません。

   • bpbkar

   • tar

   NetBackup の動作のいずれかで発生したエラーのために、移行が失敗することがあります。したがって、調査の最初のポイントは前述のログで開始する必要がありますが、mklogdir.bat コマンドを実行して、すべてのログを収集するのが最も安全です。

3. NetBackup のログレベルを必要なレベルに設定します。

   移行を実行する NetBackup クライアントのログレベルを更新する必要があります。最高レベルのログレベルを設定するのが理想的です。移行が行われるプロファイルでクライアントを構成します (EV_Default_Profile など)。

   NetBackup 管理コンソールまたはバックアップ、アーカイブおよびリストアのユーザーインターフェースのいずれかの［クライアントプロパティ (Client Properties)］ダイアログボックスを使用して、ログレベルを更新できます。

   バックアップ、アーカイブおよびリストアのユーザーインターフェースの［クライアントプロパティ (Client Properties)］ダイアログにある［トラブルシューティング (Troubleshooting)］タブで、デバッグのログレベルを構成できます。次の推奨値を使います。

   • 全般: 2

   • 詳細: 5

4. ログが必要となる Migrator タスクを実行します。
5. ログファイルを収集します。

   次のディレクトリから最新のファイルを収集します。

   • exten_client

   • bpbkar

   • tar

     NetBackup ログフォルダの .zip ファイルを作成するか、NetBackup ログフォルダの各ディレクトリにある最新ファイルをコピーして、すべてのログファイルを収集する必要があります。