Enterprise Vault™ レジストリ値

場所

HKEY_LOCAL_MACHINE
 \SOFTWARE
  \Wow6432Node
   \KVS
    \Enterprise Vault
     \Agents

内容

文字列

説明

NetApp Filer の autohome 機能は、共有を通して次の形式でアクセス可能なホームディレクトリを各 Windows ユーザーに提供します。

\\filer_name\user_name$

PST 移行時に、Enterprise Vault は NetApp Filer 共有への完全な UNC パスを参照する必要があります。 NetApp Filer 上の指定したディレクトリの下にユーザーのホームディレクトリをホストする必要があります。これらのディレクトリを共有し、共有にアクセスするためのボルトサービスアカウントの権限を割り当てます。最後に、すべての Enterprise Vault のディレクトリサービスコンピュータの NetAppHomeMap のレジストリ値に共有ディレクトリのリストを追加します。

次の例では、ユーザーのディレクトリは engineering、finance、marketing という名前の 3 つのディレクトリの下に格納されます。

+---engineering
|   +---UserA
|   +---UserB
|   \---UserC
|
+---finance
|   +---UserD
|   +---UserE
|   \---UserF
|
\---marketing
    +---UserG
    +---UserH
    \---UserI

engineering、finance、marketing を共有し、それぞれがボルトサービスアカウントにアクセスできるようにする必要があります。次に、セミコロン区切りのリストで、この 3 つの共有名を NetAppHomeMap に追加します。

engineering;finance;marketing

Enterprise Vault は、\\filer_name\UserG$ の PST ファイルを処理するときに、NetAppHomeMap に記載されている各共有の下にある UserG という名前のディレクトリへ接続を試みます。

\\filer_name\engineering\UserG
\\filer_name\finance\UserG
\\filer_name\marketing\UserG

Enterprise Vault は、最初の 2 つの例ではディレクトリを参照しませんが、3 つ目の例では参照します。Enterprise Vault は、\\filer_name\marketing\UserG を参照すると、ディレクトリへの完全な UNC パスを確認し、Enterprise Vault が含む PST ファイルの移行に進むことができます。