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NetBackup IT Analytics システム管理者ガイド
Last Published:
2023-12-25
Product(s):
NetBackup IT Analytics (11.1)
- はじめに
- 更新の準備
- データのバックアップとリストア
- NetBackup IT Analytics の監視
- REST API を使用した NetBackup IT Analytics レポートへのアクセス
- NetBackup の推定テープ容量の定義
- ホストグループ管理の自動化
- ホストオペレーティングシステムのプラットフォームとバージョン別のカテゴリ化
- 一括ロードユーティリティ
- NetBackup ユーティリティの自動化
- ユーティリティを自動的に実行するためのスケジュール設定
- 属性管理
- 汎用バックアップデータのインポート
- バックアップジョブの上書き
- ホストデータ収集の管理
- ポータルのシステム設定
- パフォーマンスプロファイルスケジュールのカスタマイズ
- AD/LDAP の構成
- SAML (Security Assertion Markup Language) を使用した SSO (シングルサインオン) の構成
- Oracle Database のユーザーパスワードの変更
- CyberArk との統合
- NetBackup IT Analytics のチューニング
- ログファイルの操作
- ポータルとデータコレクタのログファイル: ログ記録の削減
- Data Collector のログファイルの命名規則
- ポータルのログファイル
- レポートメトリックの定義
- SNMP トラップアラート
- SSL 証明書の構成
- ポータルまたはデータ収集 SSL のための仮想ホストの構成
- ポータルサーバーのキーストア
- ポータルプロパティ: 形式とポータルのカスタマイズ
- SDK データベースオブジェクトのデータ保持期間
- トラブルシューティング
- 付録 A. NetBackup IT Analytics ポータルとデータレシーバでの TLS 対応 Oracle データベースの構成
認証用 AD/LDAP の構成
ユーザー認証にのみ AD/LDAP を構成するには、ポータル管理者は AD/LDAP データベースに存在するユーザーと同様に NetBackup IT Analytics ポータルでユーザーを作成する必要があります。
- スーパーユーザーとして NetBackup IT Analytics ポータルにログインし、[管理 (Admin)]、[ユーザー (Users)]の順に移動します。
- AD/LDAP に存在するユーザーと同じユーザー名を持つ新しいユーザーを作成します。
- 新しいユーザーに適切な権限を割り当てます。
- ポータルサーバーが AD/LDAP のホスト名を解決できない場合は、ポータルサーバーの
/etc/hosts
ファイルにホスト名のエントリを追加します。<AD_IP_Address> <AD_Domain_Name>
例:
192.168.2.90 ad.gold
- 次の場所からポータルの
portal.properties
構成ファイルをバックアップします。Linux の場合:
/opt/aptare/portalconf/portal.properties
Windows の場合:
C:\opt\aptare\portalconf\portal.properties
- 次の構成でポータルの
portal.properties
構成ファイルを更新します。ldap.enabled=true ldap.context=com.sun.jndi.ldap.LdapCtxFactory ldap.searchBase=<AD_SEARCHBASE> ldap.url=ldap://<AD_URL>:389 ldap.dn=<AD_USER_ACCOUNT_HAVING_PRIVILEGE_TO_SEARCH_IN_AD> ldap.password=<PASSWORD_FOR _USER_MENTIONED_IN_ldap.dn> ldap.loginAttribute=<AD_ATTRIBUTE_TO_SEARCH_USER> ldap.authorization=false #ldap.newUserDomain=
- 既存のスーパーユーザー LDAP_ID を AD ユーザー名にマッピングするように変更するには、Oracle データベースサーバー上の既存のレコードを更新します。
たとえば、ログイン属性が user_name、実際の値が Admin である場合、以下のように既存のレコードを更新します。
# sqlplus portal/<portal_password>@scdb # UPDATE ptl_user SET ldap_id = 'Admin' WHERE user_id = 100000; # commit;
この更新されたユーザー名を使用して、aptare の代わりに外部ディレクトリにログインします。ユーザーアカウント aptare (user_id=100) は内部ブートストラップユーザーであるため、データベーステーブル間の参照整合性を維持するために必要です。したがって、外部 LDAP 統合に aptare を使用することは避ける必要があります。
メモ:
user_id = 100000 は、常にスーパーユーザーアカウントのデフォルトの user_id です。
- ポータル Tomcat サービスを再起動します。
Linux: /opt/aptare/bin/tomcat-portal restart
Windows: Windows サービスコンソールを使用して、ポータル Tomcat サービスを見つけて再起動します。
- AD/LDAP と NetBackup IT Analytics ポータル間で共通のユーザー名を使用して、ポータルにログインします。