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NetBackup™ for SAP 管理者ガイド
Last Published:
2024-05-14
Product(s):
NetBackup & Alta Data Protection (10.4)
- NetBackup for SAP の概要
- NetBackup SAP HANA の概要
- NetBackup for SAP のインストール
- NetBackup for SAP HANA のインストール
- NetBackup for SAP の構成
- SAP 用のバックアップポリシーの構成について
- NetBackup for SAP バックアップスクリプト
- SAP 構成ファイルについて
- NetBackup for SAP HANA の構成
- SAP のバックアップとリストアの実行
- BRTools を使用した SAP バックアップの開始 (Oracle データベースの場合のみ)
- SAP アーカイブの実行
- 失敗した NetBackup for SAP バックアップおよびリストアの再開
- SAP HANA のバックアップとリストアの実行
- Snapshot Client を使用した NetBackup for SAP
- NetBackup for SAP の Snapshot Client の動作
- NetBackup for SAP による Snapshot Client の構成について
- UNIX の NetBackup for SAP Block Level Incremental バックアップの構成について
- NetBackup for SAP でのスナップショットロールバックを使用したボリュームおよびファイルシステムのリストアについて
- MaxDB データベース上の NetBackup for SAP
- NetBackup for SAP と SAP HANA のトラブルシューティング
- NetBackup のデバッグログとレポート
- sapdba のログおよびメッセージ (Oracle を使用した SAP 環境の場合のみ)
- NetBackup for SAP HANA のトラブルシューティングについて
- 付録 A. backint コマンドラインインターフェース
- 付録 B. SAP HANA の入力ファイルと出力ファイル
- 付録 C. backint -i in_file の内容
- 付録 D. backint -o out_file の内容
- 付録 E. NetBackup for SAP の backint の環境変数
- 付録 F. NetBackup for SAP 構成または bp.conf ファイル設定
- 付録 G. initSID.utl で使用するパラメータ
- sort_backup_type <value>
- sort_restore_type <value>
- 付録 H. 分割ミラーバックアップの構成
- 付録 I. 承認を受けた場所の登録
SAP のリダイレクトリストアの環境例 (UNIX)
ここでは、リダイレクトリストアで restore_filter スクリプトを使用する方法について説明します。
この例では、次の環境を想定しています。
ソースクライアント
実際のパスは /home_db/oracle/sap です。
ソフトリンク /oracle/SAP (SAP がシステム ID) が含まれています。これは /home_db/oracle/sap を指します。
宛先クライアント
実際のパスは /home2/sap です。
ソフトリンクは /oracle/SAP で、/home2/sap をポイントします。
ソフトリンクを /home_db/oracle/sap にし、/home2/sap をポイントします。
restore_filter スクリプトで、宛先クライアントの入力ファイルリストに指定されたパスを、ソースクライアントの実際のパスに置き換えます。サンプルスクリプトは次のようになります。
#!/bin/sh # this shell is used to change some logically linked files # during a restore sed -e 's#/oracle/SAP/#/home_db/oracle/sap/#' $1 > $2
バックアップが開始されると、ファイルリストには次のようなソフトリンクでファイルパスが表示されます。
/oracle/SAP/sapdata1/btabd_1/btabd.data1
ただし、ファイルのバックアップを行う実際のパスは、次のとおりです。
/home_db/oracle/sap/sapdata1/btab_d/btabd.data
リストア要求が発行されると、入力ファイルリストにはソフトリンクでファイルパスが表示されます。これらのファイルパスは、宛先クライアントの実際のパスに変換されます。このパスがソースクライアントのパスと異なると、リストアが照会フェーズで失敗します。このような失敗を回避するために、restore_filter スクリプトを使用してください。