NetBackup™ Web UI Nutanix AHV 管理者ガイド
- 概要
- AHV クラスタの管理
- クレデンシャルの管理
- AHV 仮想マシンの保護
- AHV 仮想マシンのリカバリ
- AHV の操作のトラブルシューティング
- AHV の API とコマンドラインオプション
AHV クラスタの追加または参照
AHV クラスタとそのクレデンシャルを追加および参照できます。
AHV クラスタとそのクレデンシャルを追加するには
- 左側の[Nutanix AHV]をクリックし、次に[AHV クラスタ (AHV cluster)]タブをクリックします。
- [追加 (Add)]をクリックして AHV クラスタを追加し、以下を入力します。
AHV クレデンシャルの追加中のエラーを参照してください。
[クラスタ名 (Cluster name)]
メモ:
NetBackup では、FQDN を使用して AHV クラスタを追加することをお勧めします。クラスタ名は 218 文字の制限に従う必要があります。
[REST API ポート (REST API port)](デフォルト: 9440)
バックアップホストと AHV クラスタ間でこのポートを開いたままにする必要があります。
NetBackup が AHV との通信に使用するポートについてを参照してください。
仮想マシンの Prism Central サーバー関連の属性を保護するには、[このクラスタに Prism Central を使用する (Use Prism Central for this cluster)]チェックボックスにチェックマークを付けます。たとえば、仮想プライベートクラウドネットワーク関連の属性、プロジェクト、カテゴリ、VM の所有者関連の属性をキャプチャする場合などです。
新しい Nutanix Prism Central の追加を参照してください。
メモ:
このチェックボックスにチェックマークを付ける前に、Prism Central サーバーを NetBackup 環境に追加する必要があります。
iSCSI トランスポートから次のいずれかを選択します。
iSCSI データサービスの IP を使用
AHV クラスタで構成されている iSCSI データサービスの IP を、iSCSI ターゲット検出ポータルおよび初期接続ポイントとして使用します。
メモ:
このオプションは、次の場合に Linux バックアップホストの NFS にフォールバックされます。
AHV クラスタで iSCSI データサービス IP が構成されていません。
iSCSI 接続がバックアップホストで確立されていません。
セグメント化された iSCSI データサービスの IP を使用
AHV クラスタで構成されているセグメント化された iSCSI データサービスの IP を、iSCSI ターゲット検出ポータルおよび初期接続ポイントとして使用します。
メモ:
構成が AHV クラスタにない場合、クラスタ検証は失敗します。
構成が AHV クラスタにない場合、またはバックアップホストに必要なネットワーク構成がない場合、バックアップまたはリカバリジョブは失敗します。
セグメント化された iSCSI データサービスの指定された IP を使用
[仮想 IP アドレス (Virtual IP address)] フィールドに、有効な IP アドレスを指定します。
バックアップおよびリカバリ iSCSI データトラフィックに使用する Nutanix セグメント iSCSI ネットワークインターフェースに対応する仮想 IP を提供します。
指定した IP アドレスを、iSCSI ターゲット検出ポータルおよび初期接続ポイントとして使用します。仮想 IP アドレスが構成済みの iSCSI データサービスインターフェースのいずれかにある場合、NetBackup は Nutanix API を使用して検証します。
メモ:
構成が AHV クラスタ上で実行されない場合、またはバックアップホストに必要なネットワーク構成がない場合、バックアップまたはリカバリジョブは失敗します。
[バックアップホストの選択 (Select a backup host)]
このバックアップホストは検証と検出に使用されます。
メモ:
クレデンシャルの検証および仮想マシンの検出は、NetBackup 9.1 以降でのみサポートされています。
[クレデンシャルの関連付け (Associate credential)]
次のいずれかを実行します。
既存のクレデンシャルを選択します。詳しくは、『NetBackup™ Web UI 管理者ガイド』の「クレデンシャルの管理」を参照してください。
新しいクラスタのクレデンシャルの追加を参照してください。
メモ:
クラスタの admin 役割を持つ AHV クラスタユーザーのクレデンシャルを関連付ける必要があります。
- [権限を追加して管理 (Add and Manage permissions)]をクリックします。
すべての入力の検証が実行されます。
このクラスタへのアクセス権を付与する役割を選択します。『NetBackup™ Web UI 管理者ガイド』の「役割ベースのアクセス制御の管理」を参照してください。
- 別の AHV クラスタのクレデンシャルを追加するには、[追加 (Add)]をクリックします。
AHV クラスタで、次のインライン処理を実行できます。
[検出 (Discover)]: 選択した AHV クラスタに属する VM 資産を手動で検出します。
[編集 (Edit)]: AHV クラスタのクレデンシャルを変更します。
[削除 (Delete)]: AHV クラスタを削除します。
[権限を管理 (Manage Permissions)]: 選択したクラスタの権限の追加または管理に使用します。
1 つ以上の AHV クラスタを選択し、次の一括処理を実行できます。
[検出 (Discover)]: 選択した AHV クラスタに属する VM 資産を手動で検出します。
メモ:
検出はクラスタに対して順番にトリガされます。
検証:
AHV クラスタのクレデンシャルを検証します。
[iSCSI データサービスセグメントの IP を使用 (Use segmented iSCSI data service IP)]を選択した場合、Nutanix クラスタでセグメント化された iSCSI データサービス IP アドレスが構成されているかどうかが検証されます。
[指定した iSCSI データサービスセグメントの IP を使用 (Use specified segmented iSCSI data service IP)]を選択した場合、指定した仮想 IP アドレスが、Nutanix クラスタでセグメント化された iSCSI データサービス IP アドレスとして構成されているかどうかが検証されます。
[削除 (Delete)]: AHV クラスタを削除します。
AHV クラスタを参照して、VM とストレージコンテナおよびそれらの詳細を見つけることができます。
AHV クラスタを参照するには
- 左側の[Nutanix AHV]をクリックします。
- [AHV クラスタ (AHV cluster)]タブをクリックし、検索を開始します。
リストには、アクセス権を持つ AHV クラスタが含まれます。
タブには、次の階層でアクセスできる AHV クラスタが表示されます。
All AHV_clusters cluster1 VirtualMachine StorageContainer cluster2 VirtualMachine StorageContainer
クラスタを見つけるには、検索フィールドに文字列を入力します。
- AHV クラスタをクリックして詳細を表示します。
- 仮想マシンをクリックすると、保護状態、リカバリポイント、リストアアクティビティが表示されます。
- 選択した VM を保護計画にサブスクライブするには、[保護の追加 (Add protection)]をクリックします。[今すぐバックアップ (Backup now)]、[リカバリ (Recover)]、[権限を管理 (Manage Permission)]オプションも選択できます。
メモ:
資産に保護を追加するには、AHV の保護計画が存在することを確認します。
- 空き領域と最後の検出時間を表示するには、ストレージコンテナをクリックします。
メモ:
データがアドバタイズ容量を超えると、追加データは負の値として表示されます。NetBackup Web UI は空のフィールドを表示し、対応する API は特定のストレージコンテナの空き領域フィールドに対する -ve 値を示します。
- ストレージコンテナの場合は権限を管理できます。
メモ:
[権限の管理 (Manage permission)]はストレージコンテナを選択するときにのみ有効になります。