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NetBackup™ for Microsoft SQL Server 管理者ガイド

Last Published: 2024-11-11

Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.5)

ODBC 接続の構成

NetBackup は、NetBackup クライアントからターゲット SQL Server インスタンスへの ODBC 接続の暗号化設定を処理します。これらの設定は、接続しているクライアントのホストプロパティで構成され、hostProperties API エンドポイントまたは nbsetconfig コマンドでのみ構成できます。

メモ:

RBAC の役割のデフォルトの Microsoft SQL Server 管理者には、ホストプロパティを編集する権限がありません。代わりに、作業負荷管理者はローカルでホストにログオンし、nbsetconfig コマンドを使用してホストプロパティを変更できます。

ODBC 接続は、ODBC 接続文字列を使用して作成されます。この文字列は、キーと値のペアに応じて接続の動作を変更するキーと値のペアのリストで構成されます。

表: ODBC 接続の hostProperties API エンドポイントパラメータ

パラメータ	説明
`encrypt: true\|false`	TLS を使用して接続を暗号化するかどうか。 10.4 以降に更新された NetBackup クライアントの場合、クライアントからターゲット SQL Server インスタンスへの SQL Server ODBC 接続はデフォルトで暗号化されます。
`trustServerCertificate: true\|false`	ターゲット SQL Server インスタンスの証明書を信頼するかどうか。 10.4 以降のクライアントの場合、アップグレード時に予期しない接続エラーが発生しないように、`TrustServerCertificate` はデフォルトで true に設定されています。
`preferredODBCDriver: {driver 1, driver 2, ...}`	接続中に使用するサポート対象の SQL Server ODBC ドライバの名前。値には、1 つまたは複数の個別のドライバ名を指定できます。優先設定順にドライバ名を一覧表示します。または、値を `"NEWEST"` または `"OLDEST"` に設定します (`"NEWEST"` または `"OLDEST"` は単独で指定する必要があります)。ドライバの `SQL Server` は暗号化をサポートしません。セキュリティポリシーが厳格で、懸念をお持ちのお客様は、`NEWEST` ドライバまたは自社で認定されているバージョンを使用する必要があります。利用可能なドライバ値は次のとおりです。 "SQL Native Client" "SQL Server Native Client 10.0" "SQL Server Native Client 11.0" "SQL Server" "ODBC Driver 11 for SQL Server" "ODBC Driver 13 for SQL Server" "ODBC Driver 17 for SQL Server" "ODBC Driver 18 for SQL Server" "OLDEST" "NEWEST"

パラメータ

説明

encrypt: true|false

TLS を使用して接続を暗号化するかどうか。

10.4 以降に更新された NetBackup クライアントの場合、クライアントからターゲット SQL Server インスタンスへの SQL Server ODBC 接続はデフォルトで暗号化されます。

trustServerCertificate: true|false

ターゲット SQL Server インスタンスの証明書を信頼するかどうか。

10.4 以降のクライアントの場合、アップグレード時に予期しない接続エラーが発生しないように、TrustServerCertificate はデフォルトで true に設定されています。

preferredODBCDriver: {driver 1, driver 2, ...}

接続中に使用するサポート対象の SQL Server ODBC ドライバの名前。値には、1 つまたは複数の個別のドライバ名を指定できます。優先設定順にドライバ名を一覧表示します。または、値を "NEWEST" または "OLDEST" に設定します ("NEWEST" または "OLDEST" は単独で指定する必要があります)。

ドライバの SQL Server は暗号化をサポートしません。セキュリティポリシーが厳格で、懸念をお持ちのお客様は、NEWEST ドライバまたは自社で認定されているバージョンを使用する必要があります。

利用可能なドライバ値は次のとおりです。

"SQL Native Client"
"SQL Server Native Client 10.0"
"SQL Server Native Client 11.0"
"SQL Server"
"ODBC Driver 11 for SQL Server"
"ODBC Driver 13 for SQL Server"
"ODBC Driver 17 for SQL Server"
"ODBC Driver 18 for SQL Server"
"OLDEST"
"NEWEST"

ホストプロパティ API エンドポイントの使用例

次の例では、ホストプロパティ API エンドポイントを使用して暗号化を有効にし、ターゲットクライアント証明書を信頼し、NetBackup でドライバの "SQL Server" を使用する必要があることを示しています。そのドライバが利用できない場合、NetBackup は "ODBC Driver 17 for SQL Server" を使用する必要があります。

PATCH https://{{primary-server}}/netbackup/config/hosts/{{client-host-id}}/
host-properties?fieldset%5BhostProperties%5D=clientMssql
Body:
{
    "data": {
        "type": "hostProperties",
        "id": "{{client-host-id}}",
        "attributes": {
            "clientMssql": {
                "trustServerCertificate": true,
                "preferredODBCDriver": [
                    "SQL Server",
                    "ODBC Driver 17 for SQL Server"
                ],
                "encrypt": true
            }
        }
    }
}