Virtual Business Service - Availability ユーザーズガイド
- Virtual Business Service の概要
- Virtual Business Service のインストールと設定
- Virtual Business Service の設定
- Virtual Business Service の依存関係の設定
- VBS からの Microsoft Failover Clustering の管理
- Virtual Business Service の操作
- Virtual Business Service の開始と停止
- VBS 操作の追跡
- Virtual Business Service のログ
- Virtual Business Service のセキュリティ
- Virtual Business Service での障害管理
- Virtual Business Service でのディザスタリカバリ
- Virtual Business Service のアップグレード
- 付録 A. コマンドリファレンス
- 付録 B. トラブルシューティングとリカバリ
- 付録 C. 既知の問題と制限事項
- 既知の問題と制限事項
- 既知の問題と制限事項
Veritas InfoScale Operations Manager を使用した VRTSvbs パッケージのアップグレード
VCS 8.0 または SFHA 8.0 がインストールされている場合や、それにアップグレードした場合は、このセクションをスキップしてください。 VCS または SFHA のサポートされている以前のバージョンをインストールしている場合は、ここで説明する手順を実行してください。 VRTSvbs パッケージは、管理対象とする各クラスタのホストごとにアップグレードする必要があります。 VRTSvbs は管理サーバーではサポートされません。
旧サポートバージョンの VCS または SFHA(VRTSvbs をインストール済み)を VCS 8.0 または SFHA 8.0 にアップグレードしている場合、VCS 8.0 または SFHA 8.0 でサポートされているアップグレード手順のいずれかを使用できます。 詳しくは、これらの製品のインストールガイドを参照してください。 アップグレードする前に VRTSvbs を削除する場合は、VRTSvbs をアンインストールするための手順を実行してください。
管理対象ホストで VRTSvbs パッケージをバージョン 8.0 にアップグレードする前に、ホストに VRTSsfmh パッケージバージョン 6.0 以降がインストールされていることを確認してください。 VRTSsfmh バージョン 6.0 以降がインストールされていなければ、VRTSvbs のインストールは失敗します。
メモ:
管理サーバーで VRTSvbs を 8.0 にアップグレードすると、管理対象ホストでオンラインの vbsapp リソースがオフラインになり、アップグレードが正常に完了した後に再起動されます。 ただし、Solaris 11 システムでは、vbsapp リソースはオフラインにならず、自動的にオンライン状態になります。 Solaris 11 システムの VRTSvbs をアップグレードする前に、HA コマンドを使用して、または Veritas InfoScale Operations Manager コンソールによって管理対象ホストの vbsapp リソースを手動でオフラインにする必要があります。 アップグレードが完了したら、vbsapp リソースを手動でオンラインにする必要があります。
Veritas InfoScale Operations Manager を使って VRTSvbs パッケージをアップグレードするには
- 次の場所からコンピュータの一時ディレクトリに VRTSvbs パッケージをダウンロードします。
パッケージは、Veritas の FileConnect および試用版からダウンロードすることもできます。
- Veritas InfoScale Operations Manager コンソールで、[ホーム(Home)]>[設定(Settings)] > [配備(Deployment)]の順に選択します。
- [配備の管理(Deployment Management)]ビューで[ソリューションのアップロード(Upload Solutions)]をクリックし、[リポジトリへのソリューションのアップロード(Upload Solutions to Repository)]ウィザードパネルから VRTSvbs パッケージをリポジトリにアップロードします。 VBS を配備するプラットフォームごとに、VRTSvbs パッケージをアップロードする必要があります。
アップロードされたパッケージは[ベースリリース(Base Releases)]に表示されます。
- [ベースリリース(Base Releases)]ノードをクリックし、[ベースリリース(Base Releases)]タブで VRTSvbs パッケージを右クリックします。 これにより[ホストの選択(Select hosts)]パネルが表示されます。
[ホストの選択(Select hosts)]パネルで、次の手順を規定どおりに実行します。
[ホスト(Hosts)]または[プラットフォーム(Platforms)]を選択してホストとプラットフォームのそれぞれのリストを表示します。
[ホスト(Hosts)]>[適用可能なすべてのホストを表示(Show all applicable hosts)]を選択して、選択したホストの既存のインストールを上書きします。
[プラットフォーム(Platforms)]>[強制インストール(Force install)]を選択して、選択したプラットフォームの既存のインストールを上書きします。
[ホスト(Hosts)]のパッケージをアップグレードするには、ホストをリストから選択します。
[プラットフォーム(Platforms)]のパッケージをアップグレードするには、プラットフォームをリストから選択します。
- [ホストの選択(Select hosts)]パネルで[完了(Finish)]をクリックします。
メモ:
VOM は、ホストファミリー検出によってアップグレードされたパッケージバージョンのみを検出します。これはデフォルトで 1 日に一度スケジュールされており、手動で実行することもできます。 そのため、バージョンアップグレードが検出されるまで、vbs - start と vbs -stop は呼び出されません。 VOM がアップグレードされたパッケージを検出できるようにするために、VRTSvbs パッケージをアップグレードしたホストを更新する必要があります。