Virtual Business Service - Availability ユーザーズガイド

コマンドラインからの Virtual Business Service の開始

Virtual Business Service を開始するには、Virtual Business Service の一部であるクラスタのいずれかのホストから次のコマンドを使用します。このコマンドで必要な順序でサービスグループがオンラインになります。

UNIX システム:

# /opt/VRTSvbs/bin/vbssvc -start vbs_name

Windows システム:

"C:\Program Files\VERITAS\VRTSvbs\bin\vbssvc.exe" -start vbs_name

VBS での開始操作は、サービスグループ自体をオンライン状態にする前に同一の VBS にあるサービスグループのすべての子をオンライン状態にします。該当する VBS 以外の子サービスグループは考慮されません。同じ VBS の一部であるかどうかにかかわらず、サービスグループのローカル VCS 依存関係が考慮されます。

層が UNKNOWN 状態の場合、CLI では UNKNOWN 状態の層を無視して開始操作を続行する必要があるかどうかを選択するように求められます。 Y を入力すると、UNKNOWN 状態の層は VBS から無視されます。 これは、層のいくつかが停止しているときに VBS を開始する場合に有用です。

UNKNOWN 状態の層を無視して操作を続行することを選択した場合、UNKNOWN 状態の層と関連付けられている依存関係は無視されることに注意してください。無視された層は開始操作の対象となる VBS のメンバーとして考慮されません。

タスク ID は、開始コマンドの実行時に表示されます。 ユーザー定義タグ名は必要に応じて vbssvc -start コマンドで -tag <tag_name> オプションを使用して指定することにより、操作と関連付けることができます。 tag_name またはタスク ID を使用して、操作の進行状況を追跡することができます。

vbssvc -start コマンドは仮想マシン上でサービスグループをオンラインにする前の VMware 仮想マシンの自動起動をサポートします。ただし、Veritas InfoScale Operations Manager の［依存関係の設定 - VM 開始/停止の指定（Configure Dependencies - Specify VM start/stop）］パネルで［VM 開始（Start VM）］オプションを有効にする必要があります。

VBS 操作の追跡を参照してください。

vbssvc -start コマンドによる仮想マシン開始操作は、ApplicationHA またはシングルノード VCS クラスタでのみサポートされています。

コマンドラインから開始操作を終了するには（たとえば、コマンドが応答しなくなった場合）、vbssvc -flush コマンドを使用します。

UNIX システム:

# /opt/VRTSvbs/bin/vbssvc -flush vbs_name

Windows システム:

"C:\Program Files\VERITAS\VRTSvbs\bin\vbssvc.exe" -flush vbs_name

Virtual Business Service の開始を参照してください。

Virtual Business Service の開始と停止を参照してください。