Virtual Business Service - Availability ユーザーズガイド
- Virtual Business Service の概要
- Virtual Business Service のインストールと設定
- Virtual Business Service の設定
- Virtual Business Service の依存関係の設定
- VBS からの Microsoft Failover Clustering の管理
- Virtual Business Service の操作
- Virtual Business Service の開始と停止
- VBS 操作の追跡
- Virtual Business Service のログ
- Virtual Business Service のセキュリティ
- Virtual Business Service での障害管理
- Virtual Business Service でのディザスタリカバリ
- Virtual Business Service のアップグレード
- 付録 A. コマンドリファレンス
- 付録 B. トラブルシューティングとリカバリ
- 付録 C. 既知の問題と制限事項
- 既知の問題と制限事項
- 既知の問題と制限事項
カスタムスクリプトの実行
VBS では、soft 依存関係が設定された 1 つ以上の子層がある親層でスクリプトを実行できます。 カスタムスクリプトは親層と関連付けられており、指定した VBS に固有のものではありません。 このスクリプトは、Soft 依存関係の子層がエラーから回復するたびに実行されます。 スクリプトは、親サービスグループがオンラインであるすべてのノード、またはその一部でバックグラウンドで動作します。 スクリプト実行にはタイムアウトがなく、VBS デーモンはスクリプトが完了するまで待機することもありません。 終了コードは、スクリプトが実行される層の VBS デーモンログで取得されます。 スクリプト作成者は必要に応じて情報と終了コードをログ記録することを指定できます。
カスタムスクリプトは、Veritas InfoScale Operations Manager 管理コンソールで設定できます。 必要に応じてスクリプトに引数を渡すことができます。 この機能を設定する前にスクリプトがノードにすでに存在し、そのパスが層のすべてのノードで同じである必要があります。 UNIX では、システムに存在するユーザーのコンテキストで必要に応じてスクリプトを実行することができます。 デフォルトでは、root 権限によって実行されます。 Windows では、スクリプトは常にシステムユーザーとして動作します。
スクリプトで次の環境変数を利用できます。
VBS_SCRIPT_PARENT_TIER: これは Cluster name:group name として表される完全修飾親層名です。
例:「DB_cluster1: OracleSG」
VBS_SCRIPT_CHILD_TIER: これはエラーから回復した子層の完全修飾名です。
例:「App_cluster1: CustomAppSG」