クラウド向け NetBackup IT Analytics Data Collector インストールガイド

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Product(s): NetBackup IT Analytics (11.3)
  1. Google Cloud Platform のインストール前の設定
    1.  
      概要
    2.  
      GCP のインストール前の設定
    3.  
      データコレクタを追加するための前提条件 (GCP)
    4.  
      GCP のインストール
    5.  
      ポリシーの追加
    6.  
      収集のテスト
    7.  
      IAM 役割の作成
    8.  
      請求データアクセスの役割
    9.  
      クラウド API
    10.  
      プロジェクトアクセス
  2. OpenStack Ceilometer のインストール前の設定
    1.  
      OpenStack Ceilometer のインストール前の設定
    2.  
      Data Collector を追加するための前提条件 (OpenStack Ceilometer)
    3.  
      インストールの概要 (OpenStack Ceilometer)
    4.  
      OpenStack Ceilometer データコレクタポリシーの追加
  3. OpenStack Swift のインストール前の設定
    1.  
      OpenStack Swift のインストール前の設定
    2.  
      Data Collector を追加するための前提条件 (OpenStack Swift)
    3.  
      インストールの概要 (OpenStack Swift)
    4.  
      OpenStack Swift データコレクタポリシーの追加
  4. Microsoft Azure のインストール前の設定
    1.  
      Microsoft Azure のインストール前の設定
    2.  
      Microsoft Azure データ収集用のクレデンシャルの設定
    3.  
      Windows コンピュータへの Azure PowerShell クライアントのインストール
    4.  
      テナント ID とサブスクリプション ID の検索
    5.  
      データコレクタ用の新しいアプリケーションの登録
    6.  
      プリンシパルの作成およびアプリケーションに対する役割の割り当て
    7.  
      Data Collector を追加するための前提条件 (Microsoft Azure)
    8.  
      インストールの概要 (Microsoft Azure)
    9.  
      Microsoft Azure Data Collector ポリシーの追加
  5. Data Collector ソフトウェアのインストール
    1.  
      はじめに
    2.  
      WMI プロキシサービスのインストール (Windows ホストリソースのみ)
    3.  
      WMI 接続のテスト
    4.  
      Windows での Data Collector ソフトウェアのインストール
    5.  
      Linux での Data Collector ソフトウェアのインストール
    6.  
      ネイティブな Kubernetes 環境での Data Collector の配備
    7.  
      Veritas NetBackup 用 Data Collector の手動構成
    8.  
      Windows への Data Collector バイナリのインストール (構成なし)
    9.  
      Linux ホストへの Data Collector バイナリのインストール (構成なし)
  6. データ収集の検証
    1.  
      検証方法
    2.  
      Data Collector: ベンダー固有の検証方法
    3. オンデマンドデータ収集の操作
      1.  
        オンデマンド収集中のリアルタイムログの表示
      2.  
        オンデマンド収集中のデバッグレベルログの生成
    4.  
      CLI Checkinstall ユーティリティの使用
    5.  
      データコレクタの構成の一覧表示
  7. Data Collector のアンインストール
    1.  
      Linux での Data Collector のアンインストール
    2.  
      Windows でのデータコレクタのアンインストール
  8. 手動での Data Collector の開始
    1.  
      はじめに
  9. 付録 A. ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
    1.  
      ファイアウォールの構成: デフォルトのポート

Linux での Data Collector ソフトウェアのインストール

Linux に Data Collector ソフトウェアをインストールするには:

  1. root として、NetBackup IT Analytics Data Collector のインストール先のサーバーにログインします。
  2. Data Collector システムのエントロピーが低い場合、暗号化機能のパフォーマンスに影響が生じることがあり、それらの手順を完了するのにかなりの時間がかかることがあります。コマンド # cat /proc/sys/kernel/random/entropy_avail を使用して、/proc/sys/kernel/random/entropy_avail ファイルの内容からシステムのエントロピーレベルを特定することができます。この値が常に 400 を超えていない場合は、rng-tools をインストールし、以下に説明されているサービスを Data Collector システムで開始してください。

    次の説明に従って、rng-tools をインストールし、サービスを開始します。

    RHEL または OEL の場合:

    • コマンドプロンプトにアクセスします。

    • rng-tools をインストールします。

      yum install rng-tools
    • サービスを起動します。

      systemctl start rngd 
    • サービスを有効にします。

      systemctl start rngd 

    SUSE の場合:

    • コマンドプロンプトにアクセスします。

    • rng-tools をインストールします。

      zypper install rng-tools
    • サービスを起動します。

      systemctl start rng-tools
    • サービスを有効にします。

      systemctl enable rng-tools
  3. システムに次の rpm が存在することを確認します。

    SUSE の場合: libXrender1 および libXtst6 insserv-compat

    それ以外の Linux システムの場合: libXtst および libXrender chkconfig

    上記の rpm は Data Collector が適切に機能するために不可欠であるため、Data Collector サーバーで次のコマンドを実行して、rpm が存在するかどうかを確認できます。

    SUSE の場合: rpm -q libXrender1 libXtst6 insserv-compat

    それ以外の Linux システムの場合: rpm -q libXtst libXrender chkconfig

    上記のコマンドでは、システムに存在する rpm が出力されます。

  4. www.veritas.com の[サポート]の下にあるダウンロードセクションに移動し、関連するダウンロードリンクをクリックします。
  5. ダウンロードした ISO イメージをマウントします。
    mkdir /mnt/diska
    mount -o loop <itanalytics_datacollector_linux_xxxxx.iso> /mnt/diska
    

    ダウンロードした ISO イメージの名前を置き換えます。

  6. インストーラを起動します。
    cd /
    /mnt/diska/dc_installer.sh
    
  7. エンドユーザー使用許諾契約 (EULA) を確認し、accept と入力して同意します。
  8. インストール場所を指定します。デフォルトの場所は /usr/openv/analyticscollector です。デフォルトのパスを受け入れることをお勧めします。

    カスタムの場所を指定すると、指定した場所に analyticscollector ディレクトリが作成されます。

  9. インストーラによって、次の詳細の入力を求められます。
    • [Data Collector 登録ファイルのパス (Data Collector Registration File Path)]: 生成して NetBackup IT Analytics ポータルからダウンロードした登録ファイルの絶対ファイルパスを入力します。

    • Web プロキシ (HTTP) を設定できます。プロキシを構成するには、y と入力します。インストーラによって次の入力を求められます。

      • [HTTP プロキシ IP アドレス (HTTP Proxy IP Address)]: ホスト名または IP アドレスとポート番号を入力します。

      • [HTTP プロキシポート (HTTP Proxy Port)]: HTTP プロキシのプロキシポート番号を入力します。

      • [プロキシユーザー ID とパスワード (Proxy UserId and password)]: プロキシサーバーのクレデンシャルを入力します。

      • [プロキシなし (No Proxy For)]: プロキシによってルーティングされないホスト名または IP アドレスをカンマ区切りで入力します。

Data Collector のインストールが完了しました。検証のために <Data_Collector_Install_Location>/analyticscollector/mbs/bin/checkinstall.sh ファイルを実行できます。