クラウド向け NetBackup IT Analytics Data Collector インストールガイド
- Google Cloud Platform のインストール前の設定
- OpenStack Ceilometer のインストール前の設定
- OpenStack Swift のインストール前の設定
- Microsoft Azure のインストール前の設定
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- データ収集の検証
- Data Collector のアンインストール
- 手動での Data Collector の開始
- 付録 A. ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
CLI Checkinstall ユーティリティの使用
このレガシーユーティリティは、Data Collector サーバーで起動したコマンドラインインターフェースから、テスト接続機能とオンデマンドデータ収集の両方を実行します。
メモ:
NetBackup IT Analytics では、オンデマンド実行をサポートする Data Collector のサブシステムベンダーに CLI Checkinstall ユーティリティを使用しないことを推奨します。
次の手順は、Data Collector ファイルが次のデフォルトの場所にインストールされていることを前提としています。
Windows の場合:
C:\Program Files\Veritas\AnalyticsCollector
Linux の場合:
/usr/openv/analyticscollector
別のディレクトリにファイルをインストールした場合は、次の手順に記載されたパスを必要に応じて変換してください。
メモ:
エンタープライズの規模によっては、次の一部のコマンドに数時間かかることがあります。
Checkinstall を実行するには
- Data Collector サーバーでセッションを開きます。
Windows の場合: コマンドプロンプトウィンドウを開きます。
Linux の場合: Data Collector サーバーの root としてログインした端末または SSH セッションを開きます。
- 検証スクリプトを実行するディレクトリに変更します。
Windows の場合: コマンドプロンプトで、次のように入力します。
cd C:\Program Files\Veritas\AnalyticsCollector <enter>
Linux の場合: SSH セッションで、次のように入力します。
cd /usr/openv/analyticscollector <enter>
- 検証スクリプトを実行します。
Windows の場合: コマンドプロンプトで、次のように入力します。checkinstall.bat <Enter>
Linux の場合: SSH セッションで、次のように入力します。./checkinstall.sh <Enter>
checkinstall ユーティリティは、ドメイン、ホストグループと URL、Data Collector ポリシーとデータベース接続のチェックなど、インストールの概要のチェックを実行します。特に、ホストリソースのコンポーネントチェックでは、hostresourcedetail.sh|bat ユーティリティを実行します。
このユーティリティは、次の場合に失敗します。
ポータルで Data Collector ポリシーが構成されていない場合
または
Data Collector のバージョンが NetBackup IT Analytics ポータルのバージョンと一致しない場合
Data Collector のバージョンをアップグレードして NetBackup IT Analytics ポータルのバージョンと一致させるには
ポータルにログインします。
[管理 (Admin)]、[データ収集 (Data Collection)]、[コレクタの更新 (Collector Updates)]の順に移動します。
アップグレードを開始します。
Data Collector サービスがオンラインであることを確認します。
Checkinstall には、1 つ以上の特定のデバイスに対して精査を実行するオプションが含まれています。特定の Data Collector は、デバイスの個別の選択を許可していない点に注意してください。通常、このようなコレクタでは、単一のテキストボックスに複数のサーバーのアドレスまたはアドレスの範囲を入力できます。
これらのコレクタには、Cisco スイッチ、EMC Data Domain、EMC VNX アレイ、HP 3PAR、IBM ミッドレンジアレイ、IBM XIV アレイ、VMware が含まれます。
管理サーバーに接続されているすべてのデバイスを精査する Data Collector も、デバイスの個々の選択を許可しません。これには、EMC Symmetric、File Analytics、Hitachi アレイ、IBM VIO が含まれます。
- 前述の手順の出力に FAILED という単語が含まれており、失敗の理由がバージョンの不一致ではない場合は、サポートに連絡し、確認のため次のファイルを準備してください。
Windows の場合:
C:\Program Files\Veritas\AnalyticsCollector\mbs\logs\validation\
Linux の場合:
/usr/openv/analyticscollector/mbs/logs/validation/