Veritas NetBackup™ Plug-in for VMware vSphere Client (HTML5) ガイド
- 概要およびメモ
- NetBackup Plug-in for vSphere Client (HTML5) のインストール
- NetBackup Plug-in for vSphere Client (HTML5) のインストール
- NetBackup リカバリウィザードとインスタントリカバリウィザードの構成の概要
- バックアップからの仮想ディスクの除外
- バックアップ状態の監視
- 仮想マシンのリストア
- トラブルシューティング
- 付録 A. インスタントリカバリのイベントとベストプラクティス
- 付録 B. NetBackup メディアサーバーおよびプラグインパッケージホストからの vSphere Client (HTML5) プラグインのインストール
NetBackup Web サービスのためのポート構成
NetBackup リカバリウィザードはマスターサーバーの NetBackup Web サービスのために Web ポートの適切な構成を必要とします。 そうでない場合、マスターサーバーによってバックアップされた仮想マシンをリストアするために NetBackup プラグインを承認することができません。
NetBackup インストール処理はポートの次のセットのいずれかで動作するために自動的に configurePorts スクリプトを実行して NetBackup Web サービスを設定します。
表: NetBackup Web サービス用に設定されるポート
ポートセット | HTTPS ポート | シャットダウンポート |
---|---|---|
最初のセット | 8443 | 8205 |
2 番目のセット | 8553 | 8305 |
3 番目のセット | 8663 | 8405 |
configurePorts スクリプトが自由なセットの 1 つ (、8443、8205 など) を見つけなければ、次のファイルにエラーが記録されます。
Windows の場合:
install_path\NetBackup\wmc\webserver\logs\nbwmc_configurePorts.log
UNIX および Linux の場合:
/usr/openv/wmc/webserver/logs/nbwmc_configurePorts.log
UNIX および Linux の場合、次のものが NetBackup システムコンソールに表示されます。
configurePorts: WmcPortsUpdater failed with exit status <status_code>
このエラーが発生するとき、マスターサーバーに次の手順を使って手動でポートを構成してください。configurePorts コマンドは次の場所にあります。
Windows の場合:
install_path\NetBackup\wmc\bin\install\configurePorts
UNIX または Linux の場合:
/usr/openv/wmc/bin/install/configurePorts
メモ:
マスターサーバー上の NetBackup Web サービスはポート 1024 以上が必要です。 1024 未満のポート番号は使用しないでください。 1024 未満のポートは権限設定されており、NetBackup Web サービスでは使用できないようになっています。
NetBackup Web サービスのためにポートを構成するには
- マスターサーバーで、次を入力して現在構成されたポートをリストします。
configurePorts -status
出力例は次のとおりです。
Current Https Port: 8443 Current Shutdown Port: 8205
- 次の形式の configurePorts コマンドを使ってポートを再構成してください。
configurePorts -httpsPort https_port | -shutdownPort shutdown_port
一度に 1 つまたは 2 つのポートを構成できます。たとえば、HTTPS ポートを 8553 に構成するには、次のようにします。
configurePorts -httpsPort 8553
出力例は次のとおりです。
Old Https Port: 8443 New Https Port: 8553
必要に応じたコマンドを使って、HTTPS、シャットダウンの 1 セットのポートを構成します。
ポートセットのリストについては、表: NetBackup Web サービス用に設定されるポートを参照してください。
マスターサーバーがクラスタ化された環境にある場合、次のように指定します。
ポートの同じセットがすべてのクラスタノードで自由であることを確かめてください。各ノードで手順1を行います。
各ノードのポートを必要に応じて再構成してください。手順2を行ってください。
すべてのノードで使われるポートを無視するには、次を入力します。
configurePorts - overrideCluster true
このコマンドは共有ディスクの次のファイルを更新します。
Windows の場合:
install_path\NetBackup\var\global\wsl\portfile
UNIX または Linux の場合:
/usr/openv/netbackup/var/global/wsl/portfile
Web サービス
用の NetBackup インストーラはクラスタモードのインストール中にこのファイルを使います。