Veritas NetBackup™ Plug-in for VMware vSphere Client (HTML5) ガイド

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Product(s): NetBackup (9.1)
  1. 概要およびメモ
    1.  
      NetBackup plug-in for VMware vSphere Client (HTML5) について
    2.  
      NetBackup plug-in for vSphere Client (HTML5) に関する注意事項
    3.  
      NetBackup plug-in for vSphere Client (HTML5) の機能にアクセスする方法
  2. NetBackup Plug-in for vSphere Client (HTML5) のインストール
    1.  
      NetBackup plug-in for vSphere Client (HTML5) の要件
    2.  
      NetBackup plug-in for vSphere Client (HTML5) での vCenter の一貫した命名規則の使用
    3.  
      NetBackup プラグインのインストールを管理するための vCenter 権限
    4.  
      VMware PSC (Platform Services Controller) 環境での vSphere Client (HTML5) プラグインの使用に関する注意事項
    5. NetBackup Plug-in for vSphere Client (HTML5) のインストール
      1.  
        サーバーとクライアントの VIRTUALIZATION_HOSTS_SECURE_CONNECT_ENABLED
    6.  
      NetBackup plug-in for vSphere Client (HTML5) のアップグレード
    7.  
      NetBackup plug-in for vSphere Client (HTML5) のアンインストール
    8. NetBackup リカバリウィザードとインスタントリカバリウィザードの構成の概要
      1.  
        NetBackup Web サービスのためのポート構成
      2.  
        NetBackup vSphere Client (HTML5) プラグインのポートの使用
      3.  
        NetBackup plug-in for vSphere Client (HTML5) のための認証トークンの作成
      4.  
        仮想マシンをリストアするための NetBackup vSphere Client (HTML5) プラグインの認可
      5.  
        外部証明書を使用するためのプラグインの構成
      6.  
        NetBackup CA が署名した証明書を使用するためのプラグインの再構成
      7.  
        仮想マシンのリカバリのための vCenter 権限の設定
      8.  
        認証トークンのホスト名または IP アドレスの追加または追加したホスト名または IP アドレスの削除
      9.  
        認証トークンの取り消し
      10.  
        認証トークンの更新
      11.  
        すべての現在の認証トークンのリスト
      12.  
        NetBackup プラグイン認証トークンファイルに対する権限の変更が必要な場合
  3. バックアップからの仮想ディスクの除外
    1.  
      バックアップから仮想ディスクの除外について
    2.  
      除外ディスクのカスタム属性の設定
  4. バックアップ状態の監視
    1.  
      バックアップ監視のための vCenter 権限
    2.  
      NetBackup plug-in for vSphere Client (HTML5) のバックアップ監視の表示
    3.  
      [概略 (Summary)]表示
    4.  
      [仮想マシン (Virtual Machines)]表示
    5.  
      イベント表示
    6.  
      バックアップレポートでの Veritas NetBackup プラグインの使用
    7.  
      バックアップ状態に応答する方法
  5. 仮想マシンのリストア
    1.  
      仮想マシンリカバリ設定の構成
    2.  
      NetBackup リカバリウィザードに関する注意事項
    3.  
      NetBackup リカバリウィザードにアクセスする方法
    4. NetBackup リカバリウィザードの画面
      1.  
        [仮想マシンの選択 (Virtual Machine Selection)]画面
      2.  
        [イメージの選択 (Image Selection)]画面
      3.  
        [宛先の選択 (Destination Selection)]画面
      4.  
        [トランスポートの選択 (Transport Selection)]画面
      5.  
        [ディスクプロビジョニング (Disk Provision)]画面
      6.  
        [仮想マシンオプション (Virtual Machine Options)]画面
      7.  
        [ネットワークの選択 (Network Selection)]画面
      8.  
        [リカバリ前チェック (Pre-Recovery Check)]画面
    5. NetBackup インスタントリカバリウィザードの画面
      1.  
        インスタントリカバリ: [仮想マシンの選択 (Virtual Machine Selection)]画面
      2.  
        インスタントリカバリ: [イメージの選択 (Image Selection)]画面
      3.  
        インスタントリカバリ: [宛先の選択 (Destination Selection)]
      4.  
        インスタントリカバリ: [仮想マシンオプション (Virtual Machine Options)]画面
      5.  
        インスタントリカバリ: [選択内容の確認 (Review Selection)]
    6.  
      インスタントリカバリ: リカバリ環境のクリーニングと NetBackup リソースの解放
  6. トラブルシューティング
    1.  
      プラグインのインストール中に NoPermission というメッセージが表示される
    2.  
      NetBackup plug-in for vSphere Client (HTML5) のロード時間の短縮
    3.  
      NetBackup マスターサーバーを、インスタントリカバリウィザードのマスターサーバーリストで利用できない
    4.  
      NetBackup plug-in for vSphere Client (HTML5) が、リストされたイベント内でバックアップイメージを見つけられない
    5.  
      vSphere Client (HTML5) 用 NetBackup リカバリウィザードが特定のバックアップイメージを検索できない
    6.  
      vCenter Server 名の不一致(大文字と小文字)により VMware 接続性テストが失敗する
    7.  
      NFS マウント制限値の超過によりインスタントリカバリ操作が完了しない
    8.  
      インスタントリカバリ準備完了バックアップイメージを選択できない
    9.  
      vCenter Server 名と NetBackup マスターサーバー名を検索できない
    10.  
      インスタントリカバリの優先宛先オプションが保存されない
    11.  
      リカバリ前チェックの前に仮想マシンの表示名の競合が表示されない
    12.  
      リカバリ前チェックのエラー原因
    13.  
      NetBackup マスターサーバーのリスト生成に時間がかかりすぎる
    14.  
      NetBackup プラグインが登録後も vSphere Client (HTML5) インターフェースに表示されない
    15.  
      インスタントリカバリウィザードの特定の vCenter Server に対して、適切な NetBackup マスターサーバーが選択対象として表示されない
    16.  
      プラグインのリカバリポータルでのマスターサーバーの通信エラーのトラブルシューティング
    17.  
      vCenter を古いバージョンから 7.0 以降にアップグレードした後、vSphere Client (HTML5) インターフェースに NetBackup プラグインが表示されない
  7. 付録 A. インスタントリカバリのイベントとベストプラクティス
    1.  
      利用できない仮想マシンに対するインスタントリカバリイベント
    2.  
      インスタントリカバリ操作のベストプラクティス
  8. 付録 B. NetBackup メディアサーバーおよびプラグインパッケージホストからの vSphere Client (HTML5) プラグインのインストール
    1.  
      NetBackup メディアサーバーおよびプラグインパッケージホスト (Web サーバー) からの vSphere Client (HTML5) プラグインのインストール

NetBackup Web サービスのためのポート構成

NetBackup リカバリウィザードはマスターサーバーの NetBackup Web サービスのために Web ポートの適切な構成を必要とします。 そうでない場合、マスターサーバーによってバックアップされた仮想マシンをリストアするために NetBackup プラグインを承認することができません。

NetBackup インストール処理はポートの次のセットのいずれかで動作するために自動的に configurePorts スクリプトを実行して NetBackup Web サービスを設定します。

表: NetBackup Web サービス用に設定されるポート

ポートセット

HTTPS ポート

シャットダウンポート

最初のセット

8443

8205

2 番目のセット

8553

8305

3 番目のセット

8663

8405

configurePorts スクリプトが自由なセットの 1 つ (、8443、8205 など) を見つけなければ、次のファイルにエラーが記録されます。

Windows の場合:

install_path\NetBackup\wmc\webserver\logs\nbwmc_configurePorts.log

UNIX および Linux の場合:

/usr/openv/wmc/webserver/logs/nbwmc_configurePorts.log

UNIX および Linux の場合、次のものが NetBackup システムコンソールに表示されます。

configurePorts: WmcPortsUpdater failed with exit status <status_code>

このエラーが発生するとき、マスターサーバーに次の手順を使って手動でポートを構成してください。configurePorts コマンドは次の場所にあります。

Windows の場合:

install_path\NetBackup\wmc\bin\install\configurePorts

UNIX または Linux の場合:

/usr/openv/wmc/bin/install/configurePorts

メモ:

マスターサーバー上の NetBackup Web サービスはポート 1024 以上が必要です。 1024 未満のポート番号は使用しないでください。 1024 未満のポートは権限設定されており、NetBackup Web サービスでは使用できないようになっています。

NetBackup Web サービスのためにポートを構成するには

  1. マスターサーバーで、次を入力して現在構成されたポートをリストします。

    configurePorts -status

    出力例は次のとおりです。

    Current Https Port: 8443
    Current Shutdown Port: 8205
    
  2. 次の形式の configurePorts コマンドを使ってポートを再構成してください。

    configurePorts -httpsPort https_port | -shutdownPort shutdown_port

    一度に 1 つまたは 2 つのポートを構成できます。たとえば、HTTPS ポートを 8553 に構成するには、次のようにします。

    configurePorts -httpsPort 8553

    出力例は次のとおりです。

    Old Https Port: 8443
    New Https Port: 8553
    

    必要に応じたコマンドを使って、HTTPS、シャットダウンの 1 セットのポートを構成します。

    ポートセットのリストについては、表: NetBackup Web サービス用に設定されるポートを参照してください。

  3. マスターサーバーがクラスタ化された環境にある場合、次のように指定します。

    • ポートの同じセットがすべてのクラスタノードで自由であることを確かめてください。各ノードで手順1を行います。

    • 各ノードのポートを必要に応じて再構成してください。手順2を行ってください。

    • すべてのノードで使われるポートを無視するには、次を入力します。

      configurePorts - overrideCluster true

      このコマンドは共有ディスクの次のファイルを更新します。

      Windows の場合:

      install_path\NetBackup\var\global\wsl\portfile

      UNIX または Linux の場合:

      /usr/openv/netbackup/var/global/wsl/portfile

      Web サービス用の NetBackup インストーラはクラスタモードのインストール中にこのファイルを使います。

NetBackup vSphere Client (HTML5) プラグインのポートの使用を参照してください。