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Storage Foundation Cluster File System High Availability 7.4 管理者ガイド - Linux

Last Published: 2018-07-05

Product(s): InfoScale & Storage Foundation (7.4)

Platform: Linux

クラスタ化された NFS の設定

CNFS ソリューションは、すべてのクラスタノードでマウントされる、/locks などの共有ファイルシステムを必要とします。このファイルシステムはデータファイルシステムではなく、CNFS サーバー上で locks を保持している NFS クライアントに対応するロック状態ファイルが含まれます。

cfsshare config -p nfs [-n] shared_disk_groupshared_volumemount_point

メモ:

指定された shared_volume が VCS にすでに登録されている場合、cfsshare config コマンドは失敗します。次のコマンドの出力を調べて、shared_volume が VCS に登録されていないことを確認してください。

# /opt/VRTS/bin/cfsmntadm display

CIFS がクラスタですでに設定されている場合は、クラスタ化された NFS の設定に同じ shared_volume および mount_point を指定します。

cfsshare config -n オプションを実行する場合は、次の手順を実行する必要があります。

各ノードで、locks ディレクトリ内に次のディレクトリを作成します（存在しない場合）。

NFSv3

# mkdir -p /locks/sm/<nodename>/sm

NFSv4

（Linux カーネル 3.10 より前のバージョンの場合）

# mkdir -p /locks/sm/<nodename>/v4recovery

NFSv4

（Linux カーネル 3.10 より後のバージョンの場合）

# mkdir -p /locks/sm/<nodename>/nfsdcltrack

各クラスタノードで、最初に古いディレクトリを移動してから、シンボリックリンクを作成します。

RHEL およびサポート対象の RHEL 互換配布の場合:

NFSv3

# mv /var/lib/nfs/statd/sm.bak /var/lib/nfs/statd/OLD.sm

# ln -sf /locks/sm/nodename/sm /var/lib/nfs/statd/

NFSv4

（Linux カーネル 3.10 より前のバージョンの場合）

# mv /var/lib/nfs/v4recovery /var/lib/nfs/OLD.v4recovery

# ln -sf /locks/sm/nodename/v4recovery /var/lib/nfs/

NFSv4

（Linux カーネル 3.10 より後のバージョンの場合）

# mv /var/lib/nfs/nfsdcltrack /var/lib/nfs/OLD.nfsdcltrack

# ln -sf /locks/sm/nodename/nfsdcltrack /var/lib/nfs/

SUSE の場合:

NFSv3

# mv /var/lib/nfs/sm.bak /var/lib/nfs/OLD.sm

# ln -sf /locks/sm/nodename/sm /var/lib/nfs/

NFSv4

（Linux カーネル 3.10 より前のバージョンの場合）

# mv /var/lib/nfs/v4recovery /var/lib/nfs/OLD.v4recovery

# ln -sf /locks/sm/nodename/v4recovery /var/lib/nfs/

NFSv4

（Linux カーネル 3.10 より後のバージョンの場合）

# mv /var/lib/nfs/nfsdcltrack /var/lib/nfs/OLD.nfsdcltrack

# ln -sf /locks/sm/nodename/nfsdcltrack /var/lib/nfs/

いずれかのクラスタノードで次のコマンドを実行して、/locks/sm の所有者、グループ、および権限を設定します。
```
# chown -R root:root /locks/sm
# chmod -R 755 /locks/sm
```
各ノードで次のコマンドを実行し、ユーザー権限を設定します。
RHEL およびサポート対象の RHEL 互換配布の場合:
# chown -h rpcuser:rpcuser /var/lib/nfs/statd/sm
SUSE の場合:
# chown -h rpcuser:rpcuser /var/lib/nfs/sm

cfsshare config -p all コマンドを実行して、CNFS と CIFS の両方を同時に設定できます。

# cfsshare config -p all -m user -l /var/run \
-c /etc/samba/smb.conf -t /usr shared_diskgroup_nameshared_volume /
mount_point

各種の CIFS 関連のオプションに関する説明については、Common Internet File System の章を参照してください。