Backup Exec 23 に関するベストプラクティス

次のベストプラクティスは効率的な DLM のためのものです。

• DLM によって期限切れのバックアップセットが削除されるのを防止するには、特定のバックアップセットを手動で保持するか、バックアップセットの有効期限を変更することができます。Backup Exec では、依存関係のあるバックアップセットもすべて自動的に保持されます。バックアップセットの保持が必要なくなったときは、DLM によって削除できるように解除する必要があります。

• ［Backup Exec で期限切れのすべてのバックアップセットを削除できるようにする］オプションを有効にするときに、バックアップセットが不注意によって失われることを防ぐには、次を実行します。

  • ジョブを作成するときに、バックアップセットが完全バックアップの間隔より長く維持されていることを確認します。次の完全バックアップを実行する前に、最新の完全バックアップジョブによって作成されたバックアップセットが期限切れになった場合。

  • 以前の完全バックアップのバックアップセットが期限切れになる前に、失敗したジョブや未処理のジョブが確実に再実行されるようにします。

• バックアップ定義のバックアップのためのスケジュールをセットアップした場合、完全バックアップ間の多くの増分バックアップを追加しないでください。DLM 処理では、各バックアップセット全体を検索し、依存関係をチェックする必要があります。したがって、増分が多ければ、DLM 処理にかかる時間が長くなります。

• DLM で削除されるバックアップセットを監視するために、監査ログで［バックアップセットの保持］カテゴリを表示できます。また、監査ログレポートを実行して、DLM データベースで削除されるバックアップセットを表示することもできます。