Backup Exec 21.4 Readme

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Product(s): Backup Exec (21.4)

Backup Exec のインストールに関する注意事項

次に、Backup Exec のインストールに関する注意事項を示します。

  • Backup Exec をインストールまたはアップグレードする前に、システムが Backup Exec の新しいバージョンと互換性があることを Backup Exec ソフトウェア互換性リスト (SCL) とハードウェア互換性リスト (HCL) で確認してください。

  • Backup Exec は、サポート対象の 64 ビットオペレーティングシステムでのみ Backup Exec サーバーのインストールをサポートします。32 ビットオペレーティングシステムには Backup Exec をインストールできません。ただし、32 ビットオペレーティングシステムに Agent for Windows をインストールすることはできます。

  • Backup Exec インストールプログラムは Microsoft .NET Framework 4.8 を使用するようになりました。Windows の一部のバージョンでは .NET Framework 4.8 をサポートしていません。異なるバージョンの .NET Framework を必要とするオペレーティングシステムで Backup Exec インストールプログラムを実行すると、Backup Exec はインストールを遮断し、必要なバージョンの .NET Framework のインストールを指示するエラーメッセージを表示します。

  • SQL Express のインストールエラーのためにインストールが失敗した場合は、次の Microsoft SQL Server 2014 SP3 Express Edition の Readme を参照してください。

    https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=57473

  • 次の条件の環境に SQL Express をインストールする場合、エラー (エラーコード 2) が発生する可能性があります。

    • コンピュータが、「first.com」のような短いドメイン名を使用するルートドメインに属している。

      このエラーを回避するには、SQL Express を「second.first.com」のような子ドメインにインストールするか、または SQL Express ではなく SQL Server のインスタンスを使用してください。

  • Backup Exec をインストールするサーバーに SQL Server インスタンスが存在する場合、そのインスタンスのサービスアカウントには、Backup Exec のインストール先のフォルダに対する完全な権限が必要です。

  • リモートインストールまたはプッシュインストールを実行し、Backup Exec サービスのドメイン管理者アカウントを指定する場合は、既存のドメイン管理者アカウントを入力する必要があります。新しいアカウントには、ドメインに対する適切な権限は付与されていません。ローカルインストールを実行する場合は、新しいローカル管理者アカウントを指定できます。新しいアカウントを作成するとアカウントは適切な権限を認可されます。

  • Backup Exec をインストールする場合、または Backup Exec からテープデバイスドライバをインストールする場合、次のいずれかの問題を示す Microsoft のメッセージが表示されることがあります。

    • インストールしようとしているソフトウェアには Microsoft デジタル署名がありません。

    • このドライバソフトウェアの発行元を確認できません。

    • このソフトウェアは Windows ロゴテストに合格していません。

      ドライバソフトウェアのインストールを続行することをお勧めします。

      このメッセージが表示されるのを回避するために、ポリシーの設定を変更することができます。ただし、ポリシーの設定を[警告なしで許可する]に変更した場合は、他のドライバソフトウェアのインストールも警告なしに実行されます。

  • Backup Exec インストールフォルダまたはサブフォルダ内にあるユーザーが作成したフォルダは、Backup Exec をアンインストールすると削除されます。フォルダを残す場合は、Backup Exec をアンインストールする前に別の場所にフォルダをコピーします。

次に、Backup Exec のアップグレードについての注意事項を示します。

  • 32 ビットオペレーティングシステムで動作する Backup Exec サーバーを Backup Exec にアップグレードすることはできません。64 ビットのオペレーティングシステムに Backup Exec を移行し、次に Backup Exec の最新バージョンにアップグレードします。

  • [次の接合点とマウントポイントでファイルとディレクトリをバックアップする]オプションはデフォルトでは選択されません。ただし、移行されたジョブは、前のバージョンで選択されたオプションを保持します。

  • 集中管理サーバーをアップグレードするときに、管理された Backup Exec サーバーがアップグレードされない場合、空き領域がないことを示していることがあります。管理された Backup Exec サーバーに利用可能な容量があれば、バックアップ操作は動作します。管理された Backup Exec サーバーをアップグレードすると、正しい利用可能な空き容量が示されます。

  • 選択項目が Backup Exec の前のバージョンでは利用できない場合、[バックアップおよびリストア]タブのサーバー詳細ビューの[リソース選択]列に[不明]と表示される場合があります。バックアップジョブを初めて実行すると、[リソース選択]列に選択項目が表示されます。

  • Backup Exec にアップグレードする場合は、ご使用の Backup Exec サーバー環境およびアップグレード元のバージョンに応じて、デフォルトのカタログ設定オプションが[インスタント GRT の有効化]に変わることがあります。アップグレード後に、このオプションがデフォルトとして設定されていない場合は、[インスタント GRT の有効化]オプションをデフォルトオプションとして設定し、バックアップ時間を短縮することができます。

    既存のジョブの変更と考えられるシナリオについて詳しくは、次を参照してください。

    http://www.veritas.com/docs/000115907