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NetBackup™ Bare Metal Restore™ 管理者ガイド

Last Published: 2023-04-28

Product(s): NetBackup (10.2)

Platform: Linux,UNIX,Windows

構成の検出

検出準備操作を続行する前に、BMR 用の安全な通信の互換マトリックスを確認します。

NetBackup 8.1.1 以降のリリースでの BMR 用の、安全な通信の互換性の表を参照してください。

新しいシステムの構成を検出することができます。システムが NetBackup クライアントである必要はありません。検出された構成には、ホストのハードウェア情報およびソフトウェア情報が含まれています。

元のマシンとは異なるターゲットシステムにクライアントをリカバリするときには、主にハードウェア検出が必要です。ターゲットシステムは、NIC (ネットワークインターフェースカード) やディスクの詳細など、ハードウェア詳細の元のコンピュータとは異なります。BMR は、リストアが始まる前にそれらの詳細を理解する必要があります。したがって、BMR 検出準備操作を使用して、対象のハードウェアのハードウェア検出を実行し、元のクライアント構成を検出された構成とマッピングする必要があります。

検出された構成は、BMR によって専用のプールに追加されます。これによって、Dissimilar Disk Restore などの処理を実行する場合に、構成の要素 (ディスクのレイアウトなど) を使用できるようになります。

検出処理が終了すると、クライアントでは次の変更が表示され、構成が［検出された構成 (Discovered Configurations)］ビューに表示されます。

AIX クライアントでは LED 画面に B55 と表示されます。
HP-UX、Linux および Solaris クライアントでは、次のメッセージが表示されます。
The Bare Metal Restore hardware discovery boot has concluded.
Windows クライアントでは検出が終了したことと［OK］をクリックするとシステムを再起動できることを示すポップアップボックスが表示されます。

コマンドについて詳しくは、『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください

https://www.veritas.com/support/en_US/article.DOC5332

自動リカバリまたは検出とホスト ID ベースの証明書について詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。

bmrprep コマンドを使用して構成を検出する方法

管理者としてログオンします。
bpnbat コマンドを実行します。
bmrprep コマンドを実行して、検出準備操作を開始します。
bmrprep コマンドを実行すると、検証チェックが実行されます。これらのチェックは、SRT のバージョン、構成バージョンなどのさまざまなパラメータに関係します。
- 検出準備のための検証チェックが正常に実行された場合、クライアントは自動検出のマークが付けられます。この自動検出は、デフォルトでは 48 時間有効です。プライマリサーバーの真正性は自動的に検証され、ホスト ID ベースの証明書は自動検出処理中にこのクライアントに対して自動的に発行されます。
  nbhostmgmt コマンドを使用して、クライアントに自動検出のマークが付いているかどうかを確認します。
- 検証チェックが失敗した場合は、適切なエラーメッセージが表示されます。メッセージに示される手順に従います。
  詳しくは、リストア準備および検出準備のエラーメッセージと、BMR 用の安全な通信に関連する bmrprep コマンドを参照してください。を参照してください。

クライアントは検出の準備ができています。

NetBackup Web UI を使用して構成を検出する方法

左側の［Bare Metal Restore］、［ホスト (Hosts)］、［Bare Metal Restore クライアント (Bare Metal Restore clients)］の順に選択します
フィールドに入力し、必要に応じてデータを入力します。
［ホスト (Host)］、［Bare Metal Restoreクライアント (Bare Metal Restore Clients)］ビューでクライアントを選択すると、そのクライアントの値がダイアログボックスに表示されます。
メモ:
クライアントが DDR (Dissimilar Disk Restore) の対象であり、保護対象のクライアントのディスクが VxVM で管理されている場合は、VxVM がインストールされている SRT を指定します。
［OK］をクリックします。
［検出準備 (Prepare to Discover)］をクリックすると、検証チェックが実行されます。これらのチェックは、SRT のバージョン、構成バージョンなどのさまざまなパラメータに関係します。
- 検証チェックが正常に実行された場合、クライアントは自動検出のマークが付けられます。この自動検出は、デフォルトでは 48 時間有効です。プライマリサーバーの真正性は自動的に検証され、ホスト ID ベースの証明書は自動検出処理中にこのクライアントに対して自動的に発行されます。
  クライアントは検出の準備ができています。
  nbhostmgmt コマンドを使用して、クライアントに自動検出のマークが付いているかどうかを確認します。
  自動リカバリまたは検出とホスト ID ベースの証明書について詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。
- 検証チェックが失敗した場合は、適切なエラーメッセージが表示されます。メッセージに示される手順に従います。
  詳しくは、リストア準備および検出準備のエラーメッセージと、BMR 用の安全な通信に関連する bmrprep コマンドを参照してください。を参照してください。
クライアントをブートして、ハードウェア検出処理を開始します。
メディアブートを使用した場合は、BMR でクライアント名を入力するように求められます。検出準備処理の［タスク (Tasks)］ビューに表示されているクライアント名を入力する必要があります。
ターゲットシステムの検出が自動的に行われて、検出が完了すると通知を受信します。検出操作が正常に完了すると、［Bare Metal Restore 管理 (Metal Restore Management)］、［リソース (Resources)］、［検出された構成 (Discovered Configurations)］メニューの下で指定された名前の検出済み構成を参照できます。

メモ:

検出操作を停止する、または検出操作が失敗した場合は、検出準備操作を再度実行して自動検出を再開するか、NetBackup Web UI またはコマンドラインインターフェースを使用して［セキュリティ (Security)］、［ホストマッピング (Host mappings)］、［ホスト (Hosts)］、メニューボタン、［証明書の自動再発行を許可する (Allow auto reissue certificate)］オプションを手動で設定します。

［証明書の自動再発行を許可する (Allow Auto Reissue Certificate)］オプションの手動設定について詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』の「証明書の自動再発行の許可」セクションを参照してください

https://www.veritas.com/support/ja_JP/article.DOC5332