NetBackup IT Analytics システム管理者ガイド

説明

ホストからホストグループへの関係をカンマ区切りファイルからインポートします。ホストの移動を監査するように選択できます。これにより、ホストが削除、追加、または移動されたときに詳細が記録されます。

サンプル監査ファイル (load_package.loadGroupMemberFile からの出力)を参照してください。

使用法

execute load_package.loadGroupMemberFile('<file_name>',
'<recycle_group>', <remove_old_entries>,'<audit_pathname>',
'<audit_output_file>', <do_log>);

説明:

file_name は、CSV ファイルへの完全修飾パスです。例:

/opt/aptare/database/hosts.csv

recycle_group は、削除されたホストが移動されるグループ (つまり「ごみ箱」) への絶対パスです。

remove_old_entries を使用すると、ファイルにないレポートデータベースの関係を削除できます。1 に設定し、ホストグループとの以前の関係を持つホストがあり、その関係がファイル内で表されなくなった場合、ユーティリティはそれらのホストをリサイクルグループに移動します。0 に設定した場合、ユーティリティはそれらのホストを削除しません。

audit_pathname は、ファイル名を含まない監査ファイルへの絶対パスです。

audit_output_file は、監査結果が保存される監査ファイルの名前です。

do_log を使用すると、監査機能をオンにして、すべてのホストの移動が audit_output_file に記録されるようにできます。0 または 1 を入力します (0 = いいえ、1 = はい)。

コマンドの例:

execute load_package.loadgroupmemberfile ('/opt/aptare/database/movehosts.csv','/Global1/Recycle',1,'/opt/aptare/database','movehosts.out',1);

ファイル仕様のロード

カンマ区切りファイルの仕様は次のとおりです。

path_to_host_group, internal_name1, internal_name2, 
internal_name3, etc.

ここで、path_to_host_group は、ホストを追加するホストグループへの完全修飾パスであり、internal_name1 は、既存のホストグループ階層内のホストの内部名です。

例:

/APTARE/Test, testhost01, testhost02
/APTARE/Infrastructure, testhost02, testhost03

各フィールドの詳細な仕様は次のとおりです。

internal_name              CHAR(64)    NOT NULL

データの制約

最初のフィールド path_to_host_group は、既存のホストグループへの絶対パスである必要があります。path_to_host_group フィールドの値にホストグループが存在しない場合、ユーティリティはそれらを作成します。

フィールド値に埋め込みのカンマを含めることはできません。

csv ファイルが存在し、読み取り可能である必要があります。

リサイクルグループフォルダが存在する必要があります。

各行には、少なくとも 1 つのホストを指定する必要があります。指定しない場合、その行は処理されません。

論理条件

path_to_host_group フィールドの後にホストを列挙し、それらのホストが既存のホストグループ階層にある場合、ユーティリティはそれらのホストグループを指定されたホストグループに追加します。

指定された内部名を持つホストが階層に存在しない場合、関係は追加されません。ホストは、レポートデータベースですでに構成されている必要があります。

path_to_host_group フィールドの値にホストグループが存在しない場合、ユーティリティはそれらを作成します。

removeOldEntries パラメータが 1 に設定されている場合、ユーティリティは、このファイルに必要なすべての関係が含まれていると想定します。つまり、このユーティリティを実行すると、このファイル内に指定するすべてのホストグループに対し、これらのホストのみがそのグループに含められます。ホストグループに、現在このファイルに含まれていない他のホストが含まれていた場合、ユーティリティはそれらのホストをホストグループから削除し、リサイクルフォルダに移動します。

ユーティリティは、レポートデータベースからホストグループを削除しません。ホストグループのメンバーのみを削除します。

レポートデータベースのホストグループがファイルに列挙されていない場合、ユーティリティはそのホストグループに対して処理操作を実行しません。

多くのホストを持つホストグループは、ファイルのメンテナンスを容易にするために複数の行に分割できます。たとえば、ホストグループと一部のホストを最初の行に列挙し、その後、同じホストグループと他のホストを後続の行に列挙できます。

ログ記録

このユーティリティは、すべての追加、更新、警告、エラーを scon.log ファイルに記録します。このファイルは、デフォルトで Linux システムの場合 /tmp にあり、Windows システムの場合 C:\opt\oracle\logs にあります。通常、ログ記録文字列は次の形式です。

Date -> Time -> Level -> load_package:sub_routine -> Action

説明:

Level は DBG、INFO、WARN、または ERR です。

sub_routine は、実行対象のサブルーチンです (例: loadServerLine)。

Action は、報告対象の操作です。

例:

14-MAY 19:00:06 ERR  load_package:loadServerGroupMembers: 
Host group /APTARE/Business Views/Regional Offices/
Connecticut does not exist on line 6 of the data load file