NetBackup IT Analytics システム管理者ガイド

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Product(s): NetBackup IT Analytics (11.6)
  1. はじめに
    1.  
      NetBackup IT Analytics の概要
    2.  
      このマニュアルの用途
  2. 更新の準備
    1.  
      アップグレードと更新について
    2.  
      Data Collector のバージョンの確認
    3.  
      aptare.jar ファイルによるデータコレクタの更新
    4.  
      aptare.jar ファイルの手動ダウンロード
    5.  
      ポータルの更新
  3. データのバックアップとリストア
    1.  
      ディザスタリカバリのベストプラクティス
    2.  
      Oracle Database のバックアップ
    3.  
      ファイルシステムのバックアップ
    4.  
      Oracle Database: コールドバックアップ
    5.  
      Oracle Database: エクスポートバックアップ
    6.  
      Oracle Database のエクスポートのスケジュール設定
    7.  
      Oracle Database: オンデマンドバックアップ
    8.  
      NetBackup IT Analytics システムのリストア
    9.  
      Oracle Database のインポート
    10.  
      Data Pump を使用したデータベースのインポート/エクスポートの手動手順
  4. NetBackup IT Analytics の監視
    1.  
      ポータルサーバーソフトウェアの起動と停止
    2.  
      レポートデータベースの起動と停止
    3.  
      Data Collector の起動と停止
    4.  
      表領域の監視
  5. REST API を使用した NetBackup IT Analytics レポートへのアクセス
    1.  
      概要
    2.  
      REST API の認証
    3.  
      テーブル形式のレポートからのデータの抽出 (ページ分割付き)
    4.  
      レポートのエクスポート
    5.  
      カスタムダッシュボードのエクスポート
  6. NetBackup の推定テープ容量の定義
    1.  
      NetBackup の推定テープ容量の概要
    2.  
      推定容量に関する注意
    3.  
      推定容量テーブルの更新
    4.  
      ボリュームプール ID とメディアの種類の一覧表示
  7. ホストグループ管理の自動化
    1.  
      ホストグループ管理の自動化に関する情報
    2.  
      タスクの概要: ホストグループの一括管理
    3.  
      PL/SQL ユーティリティを使用するための準備
    4.  
      一般的なユーティリティ
    5. ホストオペレーティングシステムのプラットフォームとバージョン別のカテゴリ化
      1.  
        正規表現を使用したデフォルトのホスト OS カテゴリの上書きまたは変更
      2.  
        ホスト OS カテゴリのデフォルト設定
      3.  
        ホスト OS のカテゴリを更新するユーティリティ
      4.  
        オンデマンドでのホストオペレーティングシステムのカテゴリ化
    6.  
      ホストグループ ID の識別
    7.  
      クライアントの移動またはコピー
    8.  
      属性別のクライアントの編成
    9.  
      ホストグループの移動
    10.  
      ホストグループの削除
    11.  
      ホストの移動とホストグループの削除
    12.  
      クライアントのバックアップサーバー別グループへの編成
    13.  
      重複したバックアップクライアントのマージ
    14.  
      重複したホストの結合
    15. 一括ロードユーティリティ
      1.  
        ホストエイリアスのロード
      2.  
        新しいホストの詳細のロードまたは既存のホストの更新
      3. ホストとホストグループ間の関係のロード
        1.  
          サンプル監査ファイル (load_package.loadGroupMemberFile からの出力)
    16.  
      Veritas NetBackup ユーティリティ
    17. NetBackup ユーティリティの自動化
      1.  
        NetBackup ユーティリティジョブを自動的に実行するためのスケジュール設定
    18.  
      クライアントの管理サーバー別グループへの編成
    19.  
      非アクティブなクライアントグループの設定
    20.  
      非アクティブなポリシーでのクライアント用のホストグループの設定
    21.  
      ポリシー別のクライアントの設定
    22.  
      ポリシーの種類別のクライアントの設定
    23.  
      IBM Tivoli Storage Manager ユーティリティ
    24.  
      ポリシードメイン別のクライアントの設定
    25.  
      IBM Tivoli Storage Manager インスタンス別のクライアントの設定
    26. ユーティリティを自動的に実行するためのスケジュール設定
      1.  
        自動ジョブを設定するためのサンプル .sql ファイル (setup_ora_job.sql)
    27.  
      単一ドメインのマルチカスタマー環境でのホスト照合の識別
  8. 属性管理
    1.  
      属性一括ロードユーティリティ
    2.  
      属性の命名規則
    3.  
      アップグレード前の属性の名前変更
    4.  
      ホストの属性と値のロード
    5.  
      属性と値のロードとホストへの割り当て
    6.  
      アレイの属性と値のロードとアレイへの割り当て
    7.  
      アプリケーションの属性と値の概要
    8.  
      アプリケーションデータベースの属性と値のロード
    9.  
      MS Exchange 組織の属性と値のロード
    10.  
      LUN の属性と値のロード
    11.  
      スイッチの属性と値のロード
    12.  
      ポートの属性と値のロード
    13.  
      サブスクリプションの属性と値のロード
  9. 汎用バックアップデータのインポート
    1. 汎用バックアップデータの収集について
      1.  
        考慮事項
    2.  
      汎用バックアップデータ収集の構成
    3. CSV 形式の仕様
      1.  
        例: genericBackupJobs.csv
    4.  
      CSV ファイルの手動によるロード
  10. バックアップジョブの上書き
    1.  
      はじめに
    2.  
      バックアップジョブの上書きの構成
  11. ホストデータ収集の管理
    1.  
      重複を避けるための WWN によるホストの識別
    2.  
      ホストの優先度の設定
    3.  
      ホストランキングの決定
    4.  
      ホストと WWN の関係のロード
    5.  
      ホスト HBA ポートデータのロード
    6.  
      CSV ファイルの作成
    7.  
      スクリプトの実行
  12. ポータルのシステム構成
    1.  
      ポータルのシステム設定
    2.  
      システム設定: 機能
    3.  
      ナビゲーションの概要
    4.  
      システム設定パラメータの説明: 追加情報
    5.  
      異常検出
    6.  
      データ収集: 容量のチャージバック
    7.  
      データベース管理: データベース
    8.  
      ホスト検出: EMC Avamar
    9.  
      ホスト検出: ホスト
    10.  
      監査用にキャプチャされたイベント
    11. カスタムパラメータ
      1.  
        カスタムパラメータの追加または編集
      2.  
        ポータルのカスタマイズ
      3.  
        グローバルなデフォルトインベントリオブジェクト選択の構成
      4.  
        単一セッションへのユーザー ID の制限
      5.  
        レポートスコープセレクタでの日付形式のカスタマイズ
      6.  
        エクスポートされるレポートの最大行数のカスタマイズ
      7.  
        テーブル形式のレポートでの合計ラベル表示のカスタマイズ
      8.  
        ホスト管理ページサイズのカスタマイズ
      9.  
        File Analytics データベースのパスとディレクトリのカスタマイズ
      10.  
        バッジ有効期限の構成
      11.  
        メモリ内の最大キャッシュサイズの構成
      12.  
        レポートのキャッシュ時間の構成
  13. パフォーマンスプロファイルスケジュールのカスタマイズ
    1.  
      概要
    2.  
      パフォーマンスプロファイルスケジュールをカスタマイズする
  14. ポータルアクセス用の LDAP および SSO 認証
    1. 概要
      1.  
        Active Directory ツール
      2.  
        LDP を使用したベース DN の検索
      3.  
        LDP を使用した Active Directory の検索
    2. AD/LDAP の構成
      1.  
        認証用 AD/LDAP の構成
      2.  
        AD/LDAP の認証と認可の構成
      3.  
        AD/LDAP 認証が構成されている場合のポータルユーザーの移行
      4.  
        LDAP 認証と認可が構成されているポータルユーザーの移行
    3. SSO (シングルサインオン) の構成
      1.  
        SSO (シングルサインオン) の前提条件
      2. 外部 IDP (ID プロバイダ) サーバーの設定
        1.  
          外部 LDAP ディレクトリのユーザーとグループ
        2.  
          IDP サーバーへの登録
      3.  
        ポータルでの SSO (シングルサインオン) のアクティブ化
      4.  
        SSO のトラブルシューティングとメンテナンス
    4.  
      ローカル認証の有効化
  15. Oracle Database のユーザーパスワードの変更
    1.  
      概要
    2.  
      データベース接続プロパティ
    3.  
      Oracle Database のユーザーパスワードの変更
    4.  
      分割アーキテクチャでの Oracle データベースのユーザーパスワードの変更
    5.  
      Oracle がデフォルトのログインパスワードを使用しているかどうかの確認
  16. CyberArk との統合
    1.  
      はじめに
    2.  
      CyberArk の設定の前提条件
    3.  
      CyberArk と統合するためのポータルの設定
  17. NetBackup IT Analytics のチューニング
    1.  
      チューニングを始める前に
    2.  
      ポータルデータベースのチューニング
    3.  
      パフォーマンスに関する推奨事項
    4.  
      Oracle からの空き領域の再生利用
    5.  
      ポータル/データレシーバの Java メモリ設定
  18. ログファイルの操作
    1.  
      NetBackup IT Analytics のデバッグについて
    2.  
      デバッグの有効化
    3.  
      データベースのログ記録
    4. ポータルとデータコレクタのログファイル: ログ記録の削減
      1.  
        ポータルのログファイル
      2.  
        データコレクタのログファイル
    5.  
      データベース SCON ログ: ログの削減
    6.  
      データベース SCON ログの更新
    7.  
      audit.log へのユーザー活動のログ記録
    8.  
      ユーザーの削除対象のみのログ記録
    9.  
      すべてのユーザー活動のログ記録
    10.  
      データコレクタのログファイル
    11.  
      データコレクタのログファイルの編成
    12. Data Collector のログファイルの命名規則
      1.  
        Vendor.Product 命名規則の例
      2.  
        Data Collector のジェネレーションに基づくログファイル名
      3.  
        checkinstall ログ
      4.  
        テスト接続のログ
      5.  
        収集したシステムによるログファイルの命名規則
    13.  
      一般的なデータコレクタのログファイル
    14.  
      イベントまたはメタコレクタ ID の検索
    15. ポータルのログファイル
      1.  
        Apache ログファイルの管理
    16.  
      データベースログファイル
    17.  
      インストールまたはアップグレードログファイル
  19. レポートメトリックの定義
    1.  
      バックアップ成功率の変更
    2.  
      ジョブの状態の変更
  20. SNMP トラップアラート
    1.  
      概要
    2.  
      SNMP 設定
    3.  
      標準 OID
    4. アラートトラップ内のデータ
      1.  
        ポリシーベースのアラートの例
  21. SSL 証明書の構成
    1.  
      SSL 証明書の構成
    2.  
      SSL 実装の概要
    3.  
      SSL 証明書の取得
    4.  
      SSL を有効にするための Web サーバー構成の更新
    5. ポータルまたはデータ収集 SSL のための仮想ホストの構成
      1.  
        ポータル専用の SSL 実装
      2.  
        データ収集専用の SSL 実装
      3.  
        ポータルとデータ収集の両方のための SSL 実装
    6.  
      Data Collector の SSL の有効化または無効化
    7.  
      電子メールで送信されたレポートの SSL の有効化または無効化
    8.  
      SSL 構成のテストとトラブルシューティング
    9.  
      自己署名 SSL 証明書の作成
    10.  
      証明書を信頼するためのデータコレクタの構成
    11.  
      Data Collector サーバー上のキーストアファイルの場所
    12.  
      証明書の Data Collector Java キーストアへのインポート
    13. ポータルサーバーのキーストア
      1.  
        SSL 証明書を必要とする機能
      2.  
        証明書のポータルキーストアへの追加
      3.  
        ポータルキーストアの証明書の更新
      4.  
        ポータルキーストアからの証明書のダウンロード
    14.  
      Linux サーバーへの仮想インターフェースの追加
    15.  
      Windows での仮想またはセカンダリ IP アドレスの追加
  22. ポータルプロパティ: 形式とポータルのカスタマイズ
    1.  
      はじめに
    2.  
      グローバルなデフォルトインベントリオブジェクト選択の構成
    3.  
      単一セッションへのユーザー ID の制限
    4.  
      レポートスコープセレクタでの日付形式のカスタマイズ
    5.  
      エクスポートされるレポートの最大行数のカスタマイズ
    6.  
      テーブル形式のレポートでの合計ラベル表示のカスタマイズ
    7.  
      ホスト管理ページサイズのカスタマイズ
    8.  
      File Analytics データベースのパスとディレクトリのカスタマイズ
    9.  
      バッジ有効期限の構成
    10.  
      メモリ内の最大キャッシュサイズの構成
    11.  
      レポートのキャッシュ時間の構成
    12.  
      ユーザーグループ権限に AD (Active Directory) を使用するための LDAP の構成
  23. SDK データベースオブジェクトのデータ保持期間
    1.  
      SDK データベースオブジェクトのデータ保持期間
    2. データの集計
      1.  
        前提条件
      2.  
        データ集計レベルとデータ保持レベル
    3.  
      ドメイン ID とデータベーステーブル名の検索
    4.  
      SDK ユーザー定義オブジェクトの保持期間の更新の例
    5.  
      SDK ユーザー定義データベースオブジェクト
    6.  
      容量: 基本データベーステーブルのデフォルトの保持期間
    7.  
      容量: EMC Symmetrix 拡張パフォーマンスのデフォルトの保持期間
    8.  
      容量: EMC XtremIO のデフォルトの保持期間
    9.  
      容量: Dell EMC ECS (エラスティッククラウドストレージ) のデフォルトの保持期間
    10.  
      容量: Windows ファイルサーバーのデフォルトの保持期間
    11.  
      容量: Pure Storage FlashArray のデフォルトの保持期間
    12.  
      クラウド: AWS (アマゾンウェブサービス) のデフォルトの保持期間
    13.  
      クラウド: Microsoft Azure のデフォルトの保持期間
    14.  
      クラウド: OpenStack Ceilometer のデフォルトの保持期間
    15.  
      マルチテナントデータのパージ保持期間の構成
  24. トラブルシューティング
    1.  
      ユーザーログインの問題のトラブルシューティング
    2.  
      パスワードを忘れた場合の手順
    3.  
      ログインの問題
    4.  
      接続の問題
    5. データコレクタとデータベースの問題
      1.  
        権限不足
      2.  
        データベースからの非アクティブな Hitachi アレイの削除
      3. レポート電子メールが送信されない
        1.  
          追加の電子メールトラブルシューティングの推奨事項
      4.  
        レポートに関する一般的な問題
      5.  
        パフォーマンスの問題
    6.  
      ポータルのアップグレードにおけるパフォーマンスの問題
  25. 付録 A. Oracle での Kerberos ベースのプロキシユーザーの認証
    1. 概要
      1.  
        前提条件
    2.  
      KDC での keytab ファイルへのサービスプリンシパルとユーザープリンシパルのエクスポート
    3.  
      Oracle に関する修正
    4.  
      ポータルに関する修正
  26. 付録 B. NetBackup IT Analytics ポータルとデータレシーバでの TLS 対応 Oracle データベースの構成
    1.  
      TLS (トランスポート層セキュリティ) の概要
    2.  
      Oracle 環境での TLS
    3.  
      分割アーキテクチャの Linux における NetBackup IT Analytics を使用した Oracle での TLS の構成
    4.  
      非分割アーキテクチャの Linux における NetBackup IT Analytics を使用した Oracle での TLS の構成
    5.  
      分割アーキテクチャの Windows における NetBackup IT Analytics を使用した Oracle での TLS の構成
    6.  
      非分割アーキテクチャの Windows における NetBackup IT Analytics を使用した Oracle での TLS の構成
    7.  
      ユーザー環境での TLS の構成
  27. 付録 C. Kubernetes およびアプライアンス上の NetBackup 向けの NetBackup IT Analytics
    1.  
      アプライアンス (Flex Appliance を含む) での NetBackup 配備用組み込み NetBackup IT Analytics Data Collector の構成
    2.  
      Kubernetes における NetBackup 配備のための NetBackup IT Analytics の構成

重複したホストの結合

重複したホストを結合するには、[重複したホストの分析 (Duplicate Host Analysis)]レポートのローカルの CSV コピーが必要です。このレポートは、重複したホストの結合スクリプトへの入力として使用します。

推奨事項:

重複したホストを結合する前に、次の推奨事項に従ってください。

  • [重複したホストの分析 (Duplicate Host Analysis)]レポートは、エクスポートされた CSV のコピーをホストの結合スクリプトの入力として使用するために、スコープを慎重に設定して生成します。

  • エクスポートされた元の CSV のコピーを、重複したホストの結合スクリプトの入力として使用します。元の CSV は、将来、参照として使用できます。

  • ホストの結合プロセスは取り消すことができないため、バックアップソリューションに関する包括的な知識を持つ管理者が行う必要があります。

  • このプロセスは取り消すことができないため、ホストの結合を実行する前にデータベースをバックアップします。

重複したホストの結合

重複したホストの結合は高度なプロセスであるため、上記のすべての推奨事項に従っていることを確認してください。

重複したホストの結合は次に示す順序で実行します。

  1. NetBackup IT Analytics で[重複したホストの分析 (Duplicate Host Analysis)]レポートを CSV 形式で生成します。

  2. ホストの結合スクリプト用に[重複したホストの分析 (Duplicate Host Analysis)]レポートの CSV コピーを編集します。

  3. CSV 入力を使用してホストの結合スクリプトを実行します。

ステップ 1: [重複したホストの分析 (Duplicate Host Analysis)]レポートを生成してエクスポートする
  1. [レポート (Reports)]タブの[システム管理 (System Administration)]レポートから[重複したホストの分析 (Duplicate Host Analysis)]レポートにアクセスします。
  2. [重複したホストの分析 (Duplicate Host Analysis)]レポート名をクリックします。以下の表の説明を使用して、必要なレポートスコープを設定してレポートを生成します。

    フィールド名

     

    説明

    ホストグループ (Host Group)

     

    レポートスコープのホストグループ、バックアップサーバー、またはホストを選択できます。項目を選択し、特定のホストグループまたはホスト名をターゲットにすることで、範囲が絞り込まれ、重複を効率的に見つけやすくなります。

    重複の検索方法: (Find Duplicates Using:)

    • ホスト名 (Host Name)

    • 表示名 (Display Name)

     

    [ホスト名 (Host Name)] (デフォルト) または[表示名 (Display Name)]を選択できます。どちらの検索でも大文字と小文字が区別されます。

    • [ホスト名 (Host Name)]の場合、内部ホスト名を比較して重複が検出されます。これは、レガシーホストの結合オプションのデフォルトの基準です。

    • [表示名 (Display Name)]の場合、ホストの表示名または外部名を使用して重複が検索されます。

    重複したホストのホストの種類 (Host Type for the Duplicate Host)

    • クライアントのみ (Clients Only)

    • すべて (All)

     
    • [クライアントのみ (Clients Only)]を選択すると、クライアントとして識別されているホスト (任意のバックアップシステムによってバックアップされたホスト) についてのみ重複を検索することができます。

    • [すべて (All)]を選択すると、すべての種類のホストについて重複が検出されます。

    存続させるホストの選択基準 (Surviving host Selection Criteria)

    • 最もジョブ数が多い (Highest Job Count)

    • 最近更新された (Most Recently Updated)

     

    ホストの結合を実行するときに、重複するホストのうち、存続させるホストを選択する基準を指定できます。

    • 最もジョブ数が多い (Highest Job Count): 関連付けられているジョブが最も多いホストを存続させるホストとして選択します。これは、レガシーホストの結合オプションのデフォルトの基準です。ジョブ数が多いほど、ホストにより多くのデータが関連付けられていることを示しています。

    • 最近更新された (Most Recently Updated): 最近更新されたホストを存続させるホストとして選択します。このオプションは、検索された重複したホストが新しいデータを頻繁に収集しなくなっている場合に使用します。これは、最新のホストを保持するのに役立ちます。

    サブグループにカスケード (Cascade into sub-groups)

     

    スコープセレクタのデフォルトでは、レポートの生成時にすべての子サブグループにカスケードされます。選択したホストグループについてのみレポートを生成する場合は、[サブグループにカスケード (Cascade into sub-groups)]のチェックマークをはずします。

    共通の属性でフィルタ処理 (Filter by Common Attributes)

     

    このチェックボックスにチェックマークを付けると、「AND」ロジックを使用してレポートの範囲に属性が表示されます。この機能を選択すると、選択した条件の共通集合の結果がレポートに表示されます。

    このチェックボックスにチェックマークが付いていない場合、レポートは「OR」ロジックを使用して属性を表示します。たとえば、属性値 Campbell、Engineering、Cost Center 1 を選択し、[共通の属性でフィルタ処理 (Filter by Common Attributes)]を選択すると、レポートには 3 つの属性値をすべて含む結果のみが表示されます。[共通の属性でフィルタ処理 (Filter by Common Attributes)]を選択しない場合、レポートには、Campbell、Engineering、Cost Center 1 のいずれかの属性を含むすべての結果が表示されます。

    バップアップサーバーに属性を適用 (Apply Attributes to Backup Servers)

     

    ホストではなくバックアップサーバーにのみ属性を適用するには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。

  3. レポートを生成した後、CSV 形式でシステムにレポートをエクスポートします。
  4. 次の手順で説明するように、CSV レポートのコピーを作成し、ホストの結合スクリプトのコピーを準備します。
ステップ 2: [重複したホストの分析 (Duplicate Host Analysis)]レポートの CSV コピーを編集する

[重複したホストの分析 (Duplicate Host Analysis)]レポートには、重複が疑われるペアごとに 1 つの行が表示されます。複数の重複したホストが検出された場合、レポートには重複したペアごとに 1 つの行が表示されます。たとえば、ホスト A に 3 つの重複している可能性があるホストがある場合、レポートには 3 つの行 (重複ごとに 1 つの行) が表示されます。

CSV コピーで、次の列の値を以下に示すように更新します。

  1. [存続しているホスト (Surviving Host)]: レポートのこの列のデフォルト値は[メイン (Main)]で、重複がメインホストに結合されることを示します。存続するホストを変更するには、値を[複製 (Duplicate)]に変更します。これにより、すべてのホストが重複したホストに結合されます。この列に指定できる値は、[メイン (Main)]と[複製 (Duplicate)]のみです。

  2. [重複したホストの結合のサポート (Is Duplicate Host's Merge supported)]: この列がサポートする値は、[はい (Yes)]と[いいえ (No)]のみです。ホストの結合プロセスの入力として使用する予定のレポート CSV から、値[いいえ (No)] を含むすべての行を削除します。

ホストの結合プロセスに使用する予定のレポート CSV に対して、上記以外に必要な変更はありません。これで、レポート CSV をホストの結合スクリプトの入力として機能する準備ができました。

ステップ 3: レポート CSV を使用してホストの結合スクリプトを実行する

ホストの結合スクリプトには、続行する前に CSV 内のエラーを評価し、修正を提案する事前評価を実行するプロビジョニングがあります。ホストの結合に進む前に、事前評価で問題がないことを確認する必要があります。レポート CSV でエラーが発生すると、スクリプトはプロセスを中止します。スクリプトを実行するときは、ファイル名、ログファイルのパス、ログファイル名とともにレポートの CSV パスを指定する必要があります。

注意:

ホストの結合プロセスは取り消せないので、続行する前にデータベースをバックアップし、上記のすべての推奨事項に従う必要があります。

重複したホストを結合するには:

  1. ../database/tools ディレクトリから host_merge.sql スクリプトを実行します。

    SQL*Plus または SQL Developer から、すべてのスキーマテーブルにアクセスできる portal または同等のユーザーとしてスクリプトを実行できます。

  2. スクリプトで要求されたら、次の詳細を入力します。
    • 1 または 2 を入力してください (Enter 1 or 2): 最初にスクリプトを実行するときは、「1」と入力して事前評価を実行します。事前評価で問題がなければ、2 を入力できます。

    • 重複したホストの分析の CSV ファイル名を絶対パスで入力してください (Enter Duplicate Host Analysis CSV file name with full path): ファイル名を含むレポート CSV ファイルパスを入力します。

    • ログファイルのパスを入力してください (Enter log file path): ログファイルの場所 (ファイル名なし) を入力します。

    • ログファイル名を入力してください (Enter log file name): ログファイルの名前を入力します。

    事前評価で問題がなければ、オプション 2 を指定してこのステップを繰り返し、ホストの結合を完了します。

重複したホストの結合スクリプトの実行サンプル

図: host_merge.sql スクリプトを実行する様子のサンプル

host_merge.sql スクリプトを実行する様子のサンプル

図: 事前評価に失敗した場合のサンプル 1

事前評価に失敗した場合のサンプル 1

図: 事前評価に失敗した場合のサンプル 2

事前評価に失敗した場合のサンプル 2

図: 事前評価に成功

事前評価に成功

図: ホストの結合のサンプル

ホストの結合のサンプル