Virtualization Manager 向け NetBackup IT Analytics Data Collector インストールガイド

Linux に Data Collector ソフトウェアをインストールするには:

1. root として、NetBackup IT Analytics Data Collector のインストール先のサーバーにログインします。
2. システムに次の rpm が存在することを確認します。

   SuSe の場合: libXrender1 および libXtst6

   それ以外の Linux システムの場合: libXtst および libXrender

   上記の rpm は Data Collector が適切に機能するために不可欠であるため、Data Collector サーバーで次のコマンドを実行して、rpm が存在するかどうかを確認できます。

   SuSe の場合: rpm -q libXrender1 libXtst6

   それ以外の Linux システムの場合: rpm -q libXtst libXrender

   上記のコマンドでは、システムに存在する rpm が出力されます。

3. www.veritas.com の［サポート］の下にあるダウンロードセクションに移動し、関連するダウンロードリンクをクリックします。
4. ダウンロードした ISO イメージをマウントします。

   mkdir /mnt/diska
   mount -o loop <itanalytics_datacollector_linux_xxxxx.iso> /mnt/diska
   

   ダウンロードした ISO イメージの名前を置き換えます。

5. インストーラを起動します。

   cd /
   /mnt/diska/dc_installer.sh
   

6. エンドユーザー使用許諾契約 (EULA) を確認し、accept と入力して同意します。
7. インストール場所を指定します。デフォルトの場所は /opt/aptare です。デフォルトのパスを受け入れることをお勧めします。

   カスタムの場所を指定すると、指定した場所に aptare ディレクトリが作成されます。

8. インストーラによって、［Data Collector 名 (Data Collector Name)］の入力を求められます。これは、ポータル UI で Data Collector の構成時に使用した名前です。Data Collector は、認証のためにこの値を使用します。
9. インストーラによって、次の詳細の入力を求められます。

   • ［Data Collector 名 (Data Collector Name)］: NetBackup IT Analytics ポータルで構成時に使用した Data Collector 名を指定します。Data Collector は、認証のためにこの値を使用します。英語以外の OS にインストールする場合、Data Collector 名は英語である必要があります。

   • ［Data Collector パスコード (Data Collector Passcode)］: NetBackup IT Analytics ポータルで構成時に、Data Collector 名に対して使用した Data Collector のパスコードを指定します。このパスコードは、ポータルデータベースに保存する前に暗号化され、アプリケーションのどの部分にも表示されません。

   • ［データレシーバの URL (Data Receiver URL)］: Data Collector がポータルサーバーとの通信に使用する URL を入力します。http://itanalyticsagent.yourdomain.com の形式で指定する必要があります。

     itanalyticsportal ではなく、itanalyticsagent という接頭辞が付いた URL を入力してください。

   • ［Data Collector の鍵ファイルのパス (Data Collector Key File Path)］: 暗号化に使用する、ダウンロードしたコレクタの鍵ファイルの場所を入力します。

     既存の鍵ファイルを利用できない場合、ポータルから新しい鍵ファイルを再生成してダウンロードし、そのファイルパスを入力します。

   • Web プロキシ (HTTP) 設定を構成できます。プロキシを構成するには、y と入力します。インストーラによって次の入力を求められます。

     • ［HTTP プロキシ IP アドレス (HTTP Proxy IP Address)］: ホスト名または IP アドレスとポート番号を入力します。

     • ［HTTP プロキシポート (HTTP Proxy Port)］: HTTP プロキシのプロキシポート番号を入力します。

     • ［プロキシユーザー ID とパスワード (Proxy UserId and password)］: プロキシサーバーのクレデンシャルを入力します。

     • ［プロキシなし (No Proxy For)］: プロキシによってルーティングされないホスト名または IP アドレスをカンマ区切りで入力します。