Virtualization Manager 向け NetBackup IT Analytics Data Collector インストールガイド
IBM VIO データコレクタポリシーの追加
ポリシーの追加前: データコレクタポリシーの追加先となるデータコレクタがポータル内に存在する必要があります。特定のベンダーの特定の前提条件とサポート対象の構成については、『認定構成ガイド (Certified Configurations Guide)』を参照してください。
ポリシーの追加後: ポリシーによっては、[コレクタ管理 (Collector Administration)]ページの処理バーの[実行 (Run)]ボタンを使用して、オンデマンドで収集を実行できます。[実行 (Run)]ボタンは、ポリシーベンダーがサポートされている場合にのみ表示されます。
オンデマンド収集では、収集を実行する精査とデバイスを選択できます。この処理によって、スケジュール設定された実行と同じデータと、トラブルシューティングのためのログ情報が収集されます。精査の説明については、ポリシーを参照してください。
ポリシーを追加するには
- [管理 (Admin)]、[データ収集 (Data Collection)]、[コレクタ管理 (Collector Administration)]の順に選択します。現在構成されているポータルデータコレクタが表示されます。
- 必要に応じてコレクタを検索します。
- リストからデータコレクタを選択します。
- [ポリシーの追加 (Add Policy)]をクリックし、メニューでベンダー固有のエントリを選択します。
- データコレクタのプロパティを指定します。
- パラメータを入力するか、選択します。必須パラメータにはアスタリスク (*) が付いています。
フィールド
説明
コレクタドメイン (Collector Domain)
コレクタのバックアップポリシーが追加されるコレクタのドメイン。これは読み取り専用フィールドです。デフォルトでは、新しいポリシーのドメインはコレクタのドメインと同じになります。このフィールドは、コレクタを追加するときに設定されます。
ポリシードメイン (Policy Domain)
[コレクタドメイン (Collector Domain)]は、データコレクタのインストール処理中に指定されたドメインです。[ポリシードメイン (Policy Domain)]は、データコレクタ用に構成されるポリシーのドメインです。[ポリシードメイン (Policy Domain)]は、[コレクタドメイン (Collector Domain)]と同じ値に設定する必要があります。
ドメインは、ホストグループ階層の最上位を識別します。新しく検出されたホストはすべて、[ポリシードメイン (Policy Domain)]に関連付けられているルートホストグループに追加されます。
通常は、1 つの[ポリシードメイン (Policy Domain)]のみがドロップダウンリストで利用可能になります。マネージドサービスプロバイダの場合、顧客ごとに独自のホストグループ階層を持つ一意のドメインが存在します。
ドメイン名を見つけるには、ログイン名をクリックし、メニューの[マイプロファイル (My Profile)]を選択します。ドメイン名はプロファイル設定に表示されています。
LPAR 管理サーバー* (LPAR Management Server*)
HMC または IVM の IBM LPAR 管理サーバーのアドレス。IP アドレスまたはサーバー名のいずれかです。
カンマ区切りのアドレスまたは IP 範囲がサポートされています (例: 192.168.0.1-250, 192.168.1.10, myhost)。
ユーザー ID* (User ID*)
LPAR 管理サーバーのユーザー ID とパスワード。HMC の場合、ユーザー名には最低でも HMC Viewer へのアクセス権が必要です。
パスワード* (Password*)
メモ:
パスワードは、データベースに保存する前に暗号化され、アプリケーションのどの部分にも表示されません。
アクセス制御コマンドの使用 (Use Access Control Command)
アクセス制御コマンドを示すには、チェックボックスにチェックマークを付けます。
アクセス制御コマンド (Access Control Command)
IBM VIO サーバーのアクセス制御コマンド (sudo、pbrun、または sesudo)。
秘密鍵ファイル (Private Key File)
IBM VIO サーバーの秘密鍵ファイル
既知の hosts ファイル (Known Hosts File)
IBM VIO サーバーの既知の hosts ファイル。
パス (Path)
VIO サーバーによって使用されるパス
ホストの詳細 (Host Details)
ホストの詳細はデフォルトで収集されます。時計アイコンをクリックして、スケジュールを作成します。収集の間隔は分、時間、日、週、月単位でスケジュール設定できます。ネイティブ CRON 文字列の高度な使用も可能です。
メモ:
コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、データコレクタの再起動時刻に対して相対的です。
ホスト収集の有効化 (Enable Host Collection)
ボタンを有効にするには、[ホスト収集の構成 (Configure Host Collection)]チェックボックスにチェックマークを付けます。
ホスト収集の構成 (Configure Host Collection)
新しく検出された各 LPAR クライアントのホストの各種精査に対する構成を有効にします。データコレクタポリシーから IBM LPAR クライアントの収集を構成すると、コレクタポリシーを使用して新しく検出された LPAR では自動的にホストの精査がアクティブ化されます。これにより、精査を手動で有効にする必要がなくなります。VIO サーバーによって管理される LPAR クライアント (IBM 論理パーティションクライアント)を参照してください。
メモ (Notes)
データコレクタポリシーのメモを入力または編集します。最大文字数は 1024 文字です。ポリシーのメモは、特定のベンダーのポリシー情報とともに保持され、[コレクタ管理 (Collector Administration)]ページにも検索可能な列として表示されます。
- [OK]をクリックして、ポリシーを保存します。
- データコレクタサーバーで、データコレクタソフトウェアをインストールまたは更新します。