Virtualization Manager 向け NetBackup IT Analytics Data Collector インストールガイド
Data Collector を追加するための前提条件 (IBM VIO)
Data Collector ソフトウェアをインストールするサーバーを特定します。サーバーの必要条件は次のとおりです。
64 ビット OS。サポート対象のオペレーティングシステムについては、『認定構成ガイド』を参照してください。
NetBackup IT Analytics システムがベンダーのサブシステムからデータを収集するとき、収集プロセスは、名前と値のペアが米国英語であると想定します。またインストールは、ロケールが米国英語に設定されている管理者が実行する必要があります。サーバーの言語バージョンは、米国英語以外にも設定できます。
Amazon Corretto 11 をサポートしていること。Amazon Corretto は、無償ですぐに本番環境に適用できる、マルチプラットフォーム対応の OpenJDK (Open Java Development Kit) ディストリビューションです。
パフォーマンス上の理由により、NetBackup IT Analytics ポータルと同じサーバーに Data Collector をインストールしないでください。ただし、両方を同じサーバーにインストールする必要がある場合は、ポータルと Data Collector ソフトウェアが同じディレクトリに存在しないことを確認してください。
1 つのサーバー (または OS インスタンス) に Data Collector を 1 つだけインストールします。
IBM VIO Data Collector によって使用されているポートを書き留めます: SSH 22、telnet 23。
データ収集では、次の順序でサーバーからデータが取得されます。
VIO サーバー (仮想 I/O サーバー): [ホストの検出と収集 (Host Discovery and Collection)]で容量、HBA、Volume Manager、マルチパスの精査を有効にします。VIO 制限付きのシェルを使用して、データを収集するコマンドを実行するには、詳細パラメータの USE_VIO_RESTRICTED_SHELL を構成します。
VIO サーバーによって管理される LPAR クライアント (論理パーティションクライアント): [ホストの検出と収集 (Host Discovery and Collection)]で容量、HBA、Volume Manager、マルチパスの精査を有効にします。
新しく検出された LPAR クライアントの場合は、Data Collector ポリシーから精査を直接構成できます。
VIO Data Collector ポリシーの構成に関する次の必須の詳細情報を収集します。
LPAR 管理サーバー: IBM LPAR 管理サーバーの IP アドレスまたはサーバー名 (HMC または IVM)。
ユーザー ID とパスワード: LPAR 管理サーバーのクレデンシャル。
VIO サーバーの場合: 秘密鍵ファイル、既知の hosts ファイル、およびパス。