Virtualization Manager 向け NetBackup IT Analytics Data Collector インストールガイド
必要な権限を指定した読み取り専用の VMware ユーザーの作成
次に示すのは、Virtualization Manager のデータ収集アクセスに必要な権限を持つ vSphere ユーザーを作成および設定する手順です。
メモ:
権限は、既存のローカルアカウントまたはドメイン/AD ユーザーに付与できます。次に示す VMware ユーザーの作成手順は、既存のユーザーに権限を付与しない場合にのみ必要です。
NetBackup IT Analytics で使用する新しい vCenter ユーザーを作成します。このマニュアルで説明する例では、便宜的にユーザー名 aptare を使用します。
新しい権限を持つユーザーを作成するため、管理者のクレデンシャルを使用して vSphere にログインします。
[Home]ページ (Alt+Home) で、[Administration]の下にある[Roles]をクリックします。
[Roles]ウィンドウで、[Read Only]を右クリックし、[Clone]を選択します。
役割に「NetBackup IT Analytics User」という名前を付けます。
作成した役割 (NetBackup IT Analytics User) を右クリックし、[Edit Role]を選択します。
読み取り専用の役割のほかに必要な権限は、データストアの参照のみです。[Browse Datastore]を選択し、[OK]をクリックします。
vSphere ウィンドウの上部で、[Administration]、[Inventory]、[Hosts and Clusters]の順に選択します。
vSphere ウィンドウの左側で、ツリーのルート (この例では esxvsphere) を右クリックし、[Add Permission]を選択します。
[Assign Permissions]ウィンドウが表示されたら、[Assigned Role]で「NetBackup IT Analytics User」を選択し、作成したユーザーを[Users and Groups]に追加して[OK]をクリックします。
追加したユーザーは、[Permissions]タブの下に表示されます。
これで、NetBackup IT Analytics ポータルにユーザーを追加する準備ができました。ユーザー名は、[Permissions]タブに表示されているとおりに正確に入力してください。大文字と小文字は区別されます。ドメインアカウントを使用している場合は、ユーザー ID フィールドにドメインも含めます (例: domain.com\aptare)。