Dynamic Multi-Pathing 7.4 管理者ガイド - Linux
- DMP について
- ネーティブデバイス管理のための DMP の設定
- Oracle Automatic Storage Management (ASM)での Dynamic Multi-Pathing (DMP)デバイスの使用
- DMP の管理
- vxdmpadm ユーティリティを使った DMP の管理
- I/O 統計情報の収集と表示
- I/O ポリシーの指定
- ディスクの管理
- 新しく追加されたディスクデバイスの検出と設定
- ディスクの検出とディスクアレイの動的な追加について
- デバイス検出層の管理方法
- ディスクデバイスの名前の付け方の変更
- デバイスの動的再構成
- イベント監視
- 処理効率の監視とチューニング
- 付録 A. DMP のトラブルシューティング
- 付録 B. 参照
DMP がデバイスを要求する方法
あらゆるアレイに対して完全に最適化されたサポートを提供したり、より複雑なアレイタイプをサポートするために、DMP(Dynamic Multi-Pathing)はアレイ固有の ASL(Array Support Library)の使用を要求します。ASL は APM(Array Policy Module)とともに提供される場合があります。ASL と APM は、事実上、特定のアレイモデルと DMP の抱き合わせ販売を可能にするアレイ固有のプラグインです。
サポート対象のアレイの一覧については、ハードウェア互換性リストを参照してください。
https://www.veritas.com/support/en_US/article.000126344
デバイス検出中に、DDL はインストールされている各デバイスの ASL を調べて、どの ASL がデバイスを要求するかを見つけます。
デバイスを要求する ASL がなければ、DDL は対応する JBOD 定義があるかどうかを調べます。 サポートされていないアレイの JBOD 定義を追加すれば、DMP はそのアレイに対してマルチパス機能を提供できるようになります。JBOD 定義があれば、DDL は DISKS カテゴリでデバイスを要求します。これにより、DMP が使う JBOD(物理ディスク)デバイスのリストに LUN が追加されます。JBOD 定義にキャビネット番号が含まれていれば、DDL はそのキャビネット番号を使って LUN をエンクロージャに分類します。
DISKS カテゴリへのサポートされていないディスクアレイの追加を参照してください。
DMP は、ASL または JBOD 定義がなくても、非対称論理ユニットアクセス(ALUA)対応アレイに対して基本的なマルチパス機能を提供できます。DDL は ALUA ディスクのエンクロージャの一部として LUN を要求します。アレイタイプは ALUA として示されます。JBOD 定義を追加すれば、LUN をエンクロージャに分類することもできます。