Veritas NetBackup™ リリースノート

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Product(s): NetBackup (8.3.0.2)
  1. NetBackup 8.3.0.2 について
    1.  
      NetBackup 8.3.0.2 のリリースについて
    2.  
      NetBackup の最新情報について
    3.  
      NetBackup サードパーティの法的通知について
  2. 新機能、拡張機能および変更
    1.  
      NetBackup の新しい拡張と変更について
    2.  
      NetBackup 8.3.0.2 の新機能、変更点、拡張機能
  3. 操作上の注意事項
    1.  
      NetBackup 8.3.0.2 の操作上の注意事項について
    2. NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
      1.  
        CA の移行を開始した後、接続エラーが発生することがある
      2.  
        Windows で NetBackup 8.3.0.2 のアップグレードが失敗した場合に以前のログフォルダ構造に戻す
      3.  
        ネイティブインストールの要件
      4.  
        NetBackup サーバーで RFC 1123 と RFC 952 に準拠したホスト名を使用する必要がある
      5.  
        インストール DVD を挿入すると表示されるメニューからインストールしないでください
      6.  
        HP-UX Itanium vPars SRP のコンテナのサポートについて
    3. NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
      1.  
        nbdeployutil ユーティリティで従来ライセンスの使用状況レポートの生成に失敗する可能性がある
      2.  
        BigData ポリシーを使用する作業負荷で子バックアップジョブがキューに投入された状態になることがある
      3.  
        非 WORM 対応のストレージから NetBackup がイメージを期限切れにしようとすると、ジョブの詳細にエラーが表示される
      4.  
        NetBackup CA の移行またはアップグレードの開始時における NetBackup Web サーバー証明書の更新の失敗
      5.  
        リソースグループ名にピリオド (.) が含まれると Microsoft Azure のバックアップが失敗する
      6.  
        子ジョブが失敗した、または取り消された場合に、SLP がマルチストリームバックアップを再試行しない
      7.  
        個別リストアではターゲットに十分な空き容量が必要
      8.  
        デバイスツリーに表示されている古いデバイス
    4. NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
      1.  
        NetBackup Web UI でのセキュリティイベントリストの検索の制限事項
      2.  
        X フォワーディングを使った NetBackup 管理コンソールの起動が特定の Linux プラットフォーム上で失敗することがある
      3.  
        NetBackup 管理コンソールの X フォワーディングで断続的に問題が発生する
      4.  
        Solaris 10 Update 2 以降がインストールされている Solaris SPARC 64 ビットシステムで簡体中国語 UTF-8 ロケールを使用すると、NetBackup 管理コンソールでエラーが発生する
    5. NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
      1.  
        BMR ブートサーバーは NetBackup Appliance または Flex Appliance でサポートされていない
      2.  
        BMR のリストアでフォーマットとボリュームの作成手順に長時間かかることがある
    6. NetBackup クラウドの操作上の注意事項
      1.  
        RHEL 8 でのクラウドリカバリホストの構成
      2.  
        Micorosft Azure クラウド資産でインデックスエラーが発生することがある
    7. NetBackup と Veritas CloudPoint に関する操作上の注意事項
      1.  
        NetBackup CloudPoint 8.3 で作成されたスナップショットを使用したリストア後に、オンホストエージェントを利用できない場合がある
      2.  
        元のインスタンスのアプリケーションの状態で、代替の場所へのホスト整合リストアのエラーが報告される場合がある
      3.  
        Gov クラウドまたは中国地域でパブリッククラウドがサポートされない
      4.  
        AWS マーケットプレース AMI から作成されたインスタンスでインデックス付けがサポートされない
      5.  
        一貫したホストスナップショットが失敗する場合がある
      6.  
        Microsoft Azure の作業負荷のイメージのクリーンアップが失敗することがある
      7.  
        [認証方式 (Authentication Method)]フィールドに空白が表示された IAM ロールを持つ AWS プラグインの構成
      8.  
        MongoDB のスナップショットの作成ジョブがフリーズする場合がある
      9.  
        ジョブの実行中にクラウドプラグインを更新するとジョブが失敗する
      10.  
        ユーザーとパスワードの両方が更新されると権限拒否エラーが発生する
      11.  
        Google Cloud Platform の異なるソースおよびターゲットゾーンがサポートされない
      12.  
        壊れたファイルシステムが検出される
    8. NetBackup Deduplication に関する注意事項
      1.  
        マルチドメイン環境の WORM ストレージサーバーで「ストレージサーバーが停止しています... (Storage server is down ...)」エラーによりバックアップジョブが失敗する
    9. NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
      1.  
        ファイルパスの親ディレクトリが NDMP 増分イメージに存在しないことがある
    10. NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
      1.  
        データベースおよびアプリケーションエージェントでのローカライズ環境のサポート
      2.  
        特定の NetBackup ユーザー定義の文字列には非 US ASCII 文字を含めないようにする
    11. NetBackup Snapshot Client の操作上の注意事項
      1.  
        HPE 3PAR アレイのスナップショットのインポートが状態コード 4213 で失敗する
      2.  
        指定した時点へのロールバック後のスナップショットの削除
      3.  
        スナップショットからのインデックス操作でスナップショットの内容がカタログに正確に入力されない
    12. NetBackup 仮想化の操作上の注意事項
      1. NetBackup for VMware の操作上の注意事項
        1.  
          自動スケジュールおよび WORM ストレージを使用すると、VMware 保護計画の作成に失敗する場合がある
        2.  
          メディアサーバーが仮想化サーバーにアクセスできず、状態コード 200 で失敗する
  4. 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
    1.  
      Veritas Services and Operations Readiness Tools について
  5. 付録 B. NetBackup のインストール要件
    1.  
      NetBackup のインストール要件について
    2.  
      NetBackup に必要なオペレーティングシステムパッチと更新
  6. 付録 C. NetBackup の互換性の要件
    1.  
      NetBackup のバージョン間の互換性について
    2.  
      NetBackup の互換性リストと情報について
    3.  
      NetBackup の End-of-Life のお知らせについて
  7. 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
    1.  
      NetBackup の関連マニュアルについて

NetBackup のインストール要件について

今回の NetBackup のリリースには、インストールに必要な最小システム要件と手順への変更が含まれている可能性があります。これらの変更は、Windows と UNIX の両方のプラットフォームの最小システム要件に影響します。『NetBackupリリースノート』のインストール指示に関する多くの情報は、利便性を考慮して提供されています。インストール指示について詳しくは、『NetBackup インストールガイド』および『NetBackup アップグレードガイド』に記載されています。

NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項を参照してください。

  • NetBackup サーバーソフトウェアをアップグレードする前に、NetBackup カタログをバックアップして、カタログバックアップが正常に終了したことを確認する必要があります。

  • データベースの再構築は、多くの場合、NetBackup のメジャー、マイナー (一重ドット)、およびリリース更新 (二重ドット) の各バージョンで発生します。したがって、NetBackup 8.3.0.2 にアップグレードする前に、NetBackup データベースのサイズ以上の空きディスク領域が利用可能になっている必要があります。つまり、デフォルトインストールに対して、/usr/openv/db/data (UNIX) または <install_path>\Veritas\NetBackupDB\data (Windows) のディレクトリを含むファイルシステムにそれだけの空き領域が必要です。これらのいずれかのディレクトリの一部のファイルの場所を変更する場合は、その場所にファイルのサイズ以上の空き領域が必要です。代替の場所への NBDB データベースファイルの格納について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。

    メモ:

    この空きディスク領域の要件は、アップグレードを始める前に、カタログバックアップを正常に終了するためのベストプラクティスを実行していることを前提としています。

  • プライマリサーバーとメディアサーバーでは、NetBackup を正常に実行するために、プロセス単位のファイル記述子の最小ソフト制限を 8000 にする必要があります。

    ファイル記述子の数が不十分な場合の影響の詳細については、Veritas のサポート Web サイトの次の記事を参照してください。

    http://www.veritas.com/docs/000013512

  • NetBackup のプライマリサーバーとメディアサーバーは、起動時および 24 時間ごとにサーバーのバージョン情報を交換します。この交換は自動的に行われます。アップグレード後の起動時に、アップグレードされたメディアサーバーは vmd サービスを使って自身のバージョン情報をサーバーリストに示されているすべてのサーバーにプッシュします。

  • Veritas は、メディアサーバーのアップグレードの実行中は、プライマリサーバーのサービスを起動して利用可能な状態にしておくことをお勧めします。

  • すべての圧縮ファイルは gzip を使用して圧縮されています。これらのファイルのインストールには gunzip と gzip が必要なので、NetBackup をインストールする前にコンピュータにこれらがインストールされていることを確認します。HP-UX を除くすべての UNIX プラットフォームでは、バイナリは /bin または /usr/bin に存在し、このディレクトリが root ユーザーの PATH 変数に含まれていると想定されています。HP-UX システムでは、gzip コマンドおよび gunzip コマンドは /usr/contrib/bin に存在すると想定されています。インストールスクリプトを実行すると、PATH 変数にこのディレクトリが追加されます。UNIX でインストールを正常に実行するには、これらのコマンドが存在する必要があります。