Veritas NetBackup™ WebSocket サービス (NBWSS) リファレンスガイド
- NetBackup WebSocket サービス (NBWSS) を使用したクラウドアプリケーションとの通信
- NBWSS に対する WebSocket エンドポイントの設定
- NBWSS のトラブルシューティング
NetBackup WebSocket サービス (NBWSS) について
ベリタスは、クラウド内のアプリケーションがファイアウォールの内側にある NetBackup マスターサーバーと通信できるように NetBackup WebSocket サービス (NBWSS) を提供します。NBWSS は、WebSocket プロトコルを使って、クラウド内のアプリケーションのサーバーへのセキュア接続を作成します。この接続を介して、アプリケーションは REST API を呼び出して NetBackup と対話し、NetBackup から通知を受信できます。
NetBackup は、クラウドアプリケーションが提供する Web インターフェースを介してクラウドベースのアプリケーションと通信します。このインターフェースは WebSocket エンドポイントと呼ばれます。NetBackup とクラウドアプリケーションのエンドポイントとの接続が確立している場合、アプリケーションは NBWSS メッセージを使ってデータ保護サービスを実行するように NetBackup に指示します。
メモ:
利用可能なデータ保護サービスは、NetBackup の現在および今後のリリースでの API の可用性に依存します。
表: NBWSS 通信プロセス に、NBWSS 通信プロセスのフェーズを示します。
表: NBWSS 通信プロセス
フェーズ |
説明 |
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フェーズ 1 |
NetBackup は、エンドポイントのクレデンシャルを使って、クラウドアプリケーションに接続要求を送信します。 例: NetBackup によるエンドポイントへの接続要求を参照してください。 |
フェーズ 2 |
クラウドアプリケーションは、接続要求を読み取り、NetBackup に応答を送信します。 例: NetBackup によるエンドポイントへの接続要求を参照してください。 |
フェーズ 3 |
接続が確立すると、クラウドアプリケーションの NBWSS コンポーネントは、NetBackup API を呼び出してデータ保護サービス (バックアップまたはリカバリなど) を実行できます。クラウドアプリケーションは NetBackup からの各応答を解釈する必要があります。 例: クラウドアプリケーションによる REST API 呼び出し実行の要求を参照してください。 クラウドアプリケーションへの NetBackup 接続に関する注意事項を参照してください。 |
フェーズ 4 |
NetBackup は、ジョブ (開始と終了) とバックアップイメージ (作成、更新、削除) に関する通知をクラウドアプリケーションに送信します。クラウドアプリケーションは通知を解釈、確認します。 例: バックアップジョブの NetBackup 通知メッセージを参照してください。 NBWSS 通知を参照してください。 |