Veritas NetBackup™ for NDMP 管理者ガイド
- NetBackup for NDMP の概要
- NetBackup for NDMP について
- ネットワークデータ管理プロトコル (NDMP) について
- NDMP バックアップの形式
- NetBackup の NDMP ポリシーについて
- NetBackup ストレージユニットについて
- 異なるホストへのテープドライブの割り当てについて
- NDMP バックアップ処理について
- NDMP リストア処理について
- ダイレクトアクセスリカバリ (DAR) について
- Snapshot Client の補足情報
- NDMP の多重化について
- Replication Director の NDMP サポートについて
- NDMP を使用した Replication Director の制限
- NetApp clustered Data ONTAP (cDOT) に対する NDMP のサポートについて
- NetBackup for NDMP のインストールについての注意事項
- NDMP に接続されたデバイスへの NDMP バックアップの構成
- NDMP に接続されたデバイスの構成について
- NAS (NDMP) ホストへの NetBackup アクセスの認証
- 3-Way バックアップとリモート NDMP のアクセス権について
- ［メディアおよびデバイスの管理 (Media and Device Management)］の構成について
- デバイスの構成ウィザードを使用した NDMP ファイラの設定
- ボリュームの追加について
- NDMP パスワードとロボット接続の検証について
- NDMP ストレージユニットの追加
- NDMP ポリシーの作成について
- DAR の有効化または無効化について
- クラスタ環境での NetBackup for NDMP の構成
- NetBackup メディアサーバーへの NDMP バックアップ (リモート NDMP) の構成
- NDMP ダイレクトコピーの構成
- Accelerator for NDMP
- リモート NDMP とディスクデバイス
- Shared Storage Option (SSO) の使用
- バックアップおよびリストアの手順
- トラブルシューティング
- NetBackup for NDMP のスクリプトの使用
- NetBackup for NDMP スクリプトについて
- ndmp_start_notify スクリプト (UNIX の場合)
- ndmp_start_notify.cmd スクリプト (Microsoft Windows の場合)
- ndmp_end_notify スクリプト (UNIX の場合)
- ndmp_end_notify.cmd スクリプト (Microsoft Windows の場合)
- ndmp_start_path_notify スクリプト (UNIX の場合)
- ndmp_start_path_notify.cmd スクリプト (Microsoft Windows の場合)
- ndmp_end_path_notify スクリプト (UNIX の場合)
- ndmp_end_path_notify.cmd スクリプト (Microsoft Windows の場合)
- ndmp_moving_path_notify スクリプト (UNIX の場合)
- ndmp_moving_path_notify.cmd スクリプト (Microsoft Windows の場合)
NetBackup for NDMP を使用したダイレクトアクセスリカバリ (DAR) のトラブルシューティング
ダイレクトアクセスリカバリ (DAR) を使う場合は次の点に注意してください。
DAR は、NetBackup 4.5 以降のバックアップのリストアに使うことができます。NetBackup 4.5 以降、NetBackup では必要な DAR オフセット情報がバックアップごとに格納されます。
バックアップは、NetBackup カタログをバイナリモードに設定して実行する必要があります。カタログを ASCII モードに設定して作成されたバックアップの場合、リストアに DAR を使用できません。ASCII モードでは、必要な DAR オフセット情報がバックアップごとに格納されません。NetBackup 4.5 より前のバージョンで作成されたバックアップはすべて、カタログに ASCII モードが使用されていることに注意してください。
メモ:
NetBackup 6.0 以降、すべてのバックアップはバイナリモードで実行されます。
NetBackup で DAR を使用するには、リストアする NDMP ホストで DAR がサポートされている必要があります。一部の NDMP ホストのベンダーは、現在 DAR をサポートしていません。
次の表に、NetBackup メディアサーバーの ndmpagent (オリジネータ ID 134) の統合ログに表示される可能性があるメッセージを示します。これらのメッセージは、進捗ログにも書き込まれます。
表: DAR のログメッセージ
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メッセージ |
説明 |
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データホストは DAR リカバリをサポートしていません (Data host does not support DAR recovery) |
現在の NDMP ホストで、DAR はサポートされていません。 |
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DAR の無効化 - DAR なしでリストアを続行します (DAR disabled - continuing restore without DAR) |
このファイルでは、DAR の情報を利用できません。 |
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DAR の無効化 - NetBackup 4.5 よりも前のバージョンでバックアップが実行されました (DAR disabled - Backup was performed before NB 4.5) |
DAR 機能は、NetBackup 4.5GA 以降で作成されたバックアップをリストアする場合に使用できます。NetBackup 4.5GA 以降、NetBackup では必要な DAR オフセット情報がバックアップごとに格納されます。4.5 より前のバージョンの NetBackup バックアップでは、DAR オフセット情報が格納されないため、リストアに DAR を使用できません。 |
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DAR の無効化 - NDMP ホストはバックアップの実行中に DAR 情報を提供できませんでした (DAR disabled - NDMP host did not provide DAR info during backup) |
DAR をサポートしていないバージョンの NDMP ホストでバックアップが実行されました。DAR をサポートしている最新のバージョンの NAS ソフトウェアが利用可能かどうかを、NDMP ホストのベンダーにお問い合わせください。 |
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DAR の無効化 - 最適化した DAR パラメータがこのイメージサイズを超えています (DAR disabled - Optimal DAR parameters exceeded for this image size) |
NetBackup DAR を使用すると、DAR を使用しない場合よりもリストアに時間がかかると判断されました。 |
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DAR の無効化 - ディレクトリ DAR はサポートされていません (DAR disabled - Directory DAR not supported) |
リストアジョブでリストアするディレクトリが指定されると、DAR は自動的に無効になります。DAR は、ファイルのリストアには使用できますが、ディレクトリのリストアには使用できません。 |
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ホストパラメータによる DAR の無効化 (DAR disabled by host parameters) |
［マスターサーバープロパティ (Master Server Properties)］または［メディアサーバープロパティ (Media Server Properties)］ダイアログボックスで DAR が無効になっています。
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