Enterprise Vault™ Compliance Accelerator インストールガイド
- Compliance Accelerator の概要
- Compliance Accelerator のインストール準備
- Compliance Accelerator の設定オプション
- Compliance Accelerator の前提条件
- 一時フォルダのセキュリティの必要条件
- Compliance Accelerator のインストール
- Compliance Accelerator サーバーソフトウェアのインストール
- Compliance Accelerator クライアントソフトウェアのインストール
- 付録 A. Compliance Accelerator が使用するポート
- 付録 B. トラブルシューティング
- 付録 C. 拡張監査機能のインストールと設定
SQL Server コンピュータの前提条件
SQL Server コンピュータで次のいずれかを実行している必要があります。
SQL Server 2014 SP3 x64 Edition、最初のリリース以降
SQL Server 2016 SP2 x64 Edition、最初のリリース以降
SQL Server 2017 x64 Edition、最初のリリース
SQL Server 2019 x64 Edition (Enterprise および Standard)
メモ:
SQL Server のインストールのソート順序または照合では、Enterprise Vault のインストールと一致させるために大文字と小文字が区別されない点に注意してください。大文字と小文字が区別されるインストールはサポートされません。
Compliance Accelerator は、SQL Server Always On 可用性グループとフェールオーバークラスタインスタンスを実装して高可用性とディザスタリカバリを実現できます。
Always On 可用性グループ機能はデータベースレベルで可用性を最大化します。高可用性グループは、一緒にフェールオーバーするユーザーデータベース(可用性データベース)の個々のセットにフェールオーバー環境を提供します。
Always On フェールオーバークラスタインスタンス機能は、インスタンス (フェールオーバークラスタインスタンス (FC)) 全体に可用性を提供します。ネットワーク上では FCI は単一のコンピュータで実行している SQL Server のインスタンスのように見えますが、ノードから別のノードにフェールオーバーします。
これらの Always On 機能を使うにはどちらの場合も、Windows Server フェールオーバークラスタリングノードに SQL Server インスタンスが常駐している必要があります。
Always On 環境に Compliance Accelerator を配備している場合に最良の結果を得るには、次のことを確認することをお勧めします。
Always On 可用性グループの可用性レプリカをホストするすべてのサーバーインスタンスが同じ SQL Server 照合順序を使っている。詳しくは Microsoft 社の次の記事を参照してください。
Enterprise Vault Accelerator マネージャサービスを実行するアカウント(通常はボルトサービスアカウント)の場合は、可用性レプリカをホストするすべてのサーバーインスタンスで同じログインを作成している。詳しくは Microsoft 社の次の記事を参照してください。
https://msdn.microsoft.com/hh270282.aspx
非包含可用性データベースでは、可用性レプリカをホストするサーバーインスタンスで明示的にログインを作成する必要があります。
すべての可用性レプリカに同じサービスマスターキーがある。それには、プライマリレプリカのサービスマスターキーをバックアップファイルにエクスポートして、そのキーを各セカンダリレプリカにインポートします。これらの活動を実行する方法に関しては、次の Microsoft 社の記事を参照してください。