Enterprise Vault™ Compliance Accelerator インストールガイド
- Compliance Accelerator の概要
- Compliance Accelerator のインストール準備
- Compliance Accelerator の設定オプション
- Compliance Accelerator の前提条件
- 一時フォルダのセキュリティの必要条件
- Compliance Accelerator のインストール
- Compliance Accelerator サーバーソフトウェアのインストール
- Compliance Accelerator クライアントソフトウェアのインストール
- 付録 A. Compliance Accelerator が使用するポート
- 付録 B. トラブルシューティング
- 付録 C. 拡張監査機能のインストールと設定
Veritas Advanced Supervision の追加の必要条件
単一サーバー上のプロセスの IIS 設定
SupervisionWeb Web アプリケーションのアプリケーションプールの[最大ワーカープロセス数]設定のデフォルト値である 1 は、ユーザーの認証中に Veritas Advanced Supervision を正しく機能させるため変更することはできません。
セキュリティ証明書について
Compliance Accelerator は、設定時間中に Veritas Advanced Supervision Web アプリケーションの自己署名証明書を生成し、すべてのエンドポイントが確実に暗号化されます。これらの自己署名証明書を著名な機関によって署名された証明書に置き換えることをお勧めします。Enterprise Vault が SSL 証明書を設定する方法について詳しくは、次の記事を参照してください。
https://www.veritas.com/support/en_US/doc/85434533-129299639-0/index
Compliance Accelerator サーバー以外のコンピュータから Veritas Advanced Supervision にアクセスしている場合は、そのコンピュータで証明書をインポートして、信頼できるルート認証局ストアに追加する必要があります。HTTPS も設定する必要があります。
安全でない暗号化プロトコルと暗号スイートの無効化
サーバー上にある安全でない暗号化プロトコルと暗号スイートを無効にして、プロキシサーバーを公開せずにユーザーが Veritas Advanced Supervision にアクセスすることをお勧めします。
クライアントデバイスが HTTPS を使用してプロキシサーバー上の Veritas Advanced Supervision に接続するとき、クライアントとサーバーは共通の暗号化プロトコルをネゴシエートしてチャネルを確保します。クライアントとサーバーに共通のプロトコルが複数ある場合、Internet Information Services(IIS)は IIS がサポートするプロトコルのいずれかを使用してチャネルを保全しようとします。ただしプロトコルによって強度が異なるので、環境のセキュリティを最大化するために、より強度の高い Veritas 承認済みプロトコルを優先し、強度の弱いプロトコルを無効にできます。
次のようにプロキシサーバーの暗号化プロトコルと暗号スイートを設定することで、Veritas の推奨に準拠できます。
TLS 1.2 プロトコルを有効にします。
TLS 1.0 と 1.1、SSL 2.0 と 3.0 プロトコルを無効にします。
RC2、RC4、DES 暗号スイートを無効にします。
これらの変更の実装方法に関するガイドラインについては、Microsoft ナレッジベースの次の記事を参照してください。