Enterprise Vault™ Discovery Accelerator インストールガイド
- Discovery Accelerator の概要
- Discovery Accelerator のインストール準備
- Discovery Accelerator の設定オプション
- Discovery Accelerator の前提条件
- 一時フォルダのセキュリティの必要条件
- Discovery Accelerator のインストール
- Discovery Accelerator サーバーソフトウェアのインストール
- Discovery Accelerator クライアントソフトウェアのインストール
- 付録 A. Discovery Accelerator が使用するポート
- 付録 B. トラブルシューティング
分析データベースの場所の設定
分析に対してケースを有効にすると、Discovery Accelerator は Enterprise Vault のすべてのケースアイテムをカスタマーデータベースにフェッチし、インデックス付けします。これには大量のディスク領域が必要です。Discovery Accelerator では、場所を定義して分析テーブルファイルグループとインデックスをホストすることができます。さらにディスク領域が必要な場合は、場所を追加できます。
Accelerator マネージャ Web サイトの[カスタマー]ページで既存の分析データベースの場所を一覧表示して、さらに場所を追加できます。各場所の横にある[テーブルファイルグループ]と[フルテキストインデックス]列のチェックマークは、その場所がテーブルファイル、検索インデックス、またはその両方に使われているかどうかを示します。
分析データベースの場所の計画と設定を行う場合は、以下のことを考慮してください。
データのボリューム。分析データの収集とインデックス付けでは、大容量のデータベースとインデックスファイルが生成される可能性があります。おおよその目安としては、サイズがすべて 20 KB のアイテムを百万個収集すると、40 GB またはそれ以上のサイズのデータベースが生成される可能性があります。ただし、これは環境によって異なります。
Discovery Accelerator の『ベストプラクティスガイド』では、Discovery Accelerator データベースのサイズを適切に調整する方法について広範な情報が提供されます。このマニュアルは Veritasのサポート Web サイト (https://www.veritas.com/docs/100024378) から入手できます。
パフォーマンス。物理的に異なるディスク上にある各データベースの場所をホストします。分析データベースの場所が複数ある場合、Discovery Accelerator では、データとディスクのアクセスの必要条件が分散されるように、それらの場所が交代で使われます。
各 Discovery Accelerator ケースで使われるのは、検索インデックス用に 1 つの場所とデータベース用に 1 つの場所だけです。
次の例に、有効な分析データベースの場所の設定を 2 つ示します。
表: 分析データベースの場所: 例 1
場所 | テーブルファイルグループ | フルテキストインデックス |
---|---|---|
| 選択 | 選択 |
| 選択 | 選択 |
| 選択 | 選択 |
| 選択 | 選択 |
表: 分析データベースの場所: 例 2
場所 | テーブルファイルグループ | フルテキストインデックス |
---|---|---|
| クリア | 選択 |
| クリア | 選択 |
| 選択 | クリア |
| 選択 | クリア |
分析用のデータベースの場所を追加する方法
- Accelerator マネージャ Web サイトを参照します。
- 該当するカスタマーを右クリックして、[プロパティ]をクリックします。
- [分析のデータベースの場所]で[新しい場所]をクリックします。
- 新しいデータベースの場所へのパスを入力します。次の点に注意してください。
データベースの場所は SQL Server 上に存在する必要があります。また、ローカルパスを使って参照する必要があります。たとえば、データベースの場所を参照するために UNC パスを使わないでください。
Accelerator マネージャ Web サイトでは、指定された場所が存在するかどうかは確認されません。パスが有効であることを確認してください。
- [テーブルファイルグループ]、[フルテキストインデックス]、またはその両方を選択します。
- 新しい場所の横の[OK]をクリックします。
- さらにデータベースの場所を追加する場合は、手順 3 から 6 までを繰り返します。