Enterprise Vault™ Discovery Accelerator インストールガイド
- Discovery Accelerator の概要
- Discovery Accelerator のインストール準備
- Discovery Accelerator の設定オプション
- Discovery Accelerator の前提条件
- 一時フォルダのセキュリティの必要条件
- Discovery Accelerator のインストール
- Discovery Accelerator サーバーソフトウェアのインストール
- Discovery Accelerator クライアントソフトウェアのインストール
- 付録 A. Discovery Accelerator が使用するポート
- 付録 B. トラブルシューティング
Always On 環境での SQL Server Reporting Services の使用
Microsoft 社は Always On 環境での SQL Server Reporting Services の使用を完全にはサポートしません。その結果、Discovery Accelerator もその使用をサポートしません。ただし、次の記事が説明するとおり、Always On 可用性グループで機能するように Reporting Services を設定できます。
https://msdn.microsoft.com/hh882437.aspx
Always On 環境で Discovery Accelerator レポートを使えるようにするには次の手順を実行する必要があります。
可用性グループのすべてのレプリカに SQL Server Reporting Services をインストールします。
プライマリレプリカ上のボルトサービスアカウントに割り当てたものと同じレポートサービスの資格情報を、すべてのセカンダリレプリカのボルトサービスアカウントに割り当てます。
システム管理者ロール
ホームフォルダのコンテンツマネージャロール
資格情報を割り当てるには、SQL Server に付属するレポートマネージャツールを使います。
Discovery Accelerator レポートテンプレートのアップロードを参照してください。
プライマリレプリカで、Reporting Services 構成マネージャの[暗号化キー]ページを使って、レポートサーバーデータベースの暗号化キーをファイルにバックアップします。
ReportServer と ReportServerTempDB というレポートサーバーデータベースを可用性グループに追加します。
Accelerator マネージャの Web サイトを介して Discovery Accelerator レポートテンプレートをアップロードするときに、レポートサーバーの正しい URL を指定します。スタンドアロン SQL レポートサーバーの名前またはアドレスを指定する代わりに、適切な可用性グループリスナーの可能ネットワーク名を指定する必要があります。たとえば、次のようにレポートサーバーの URL を指定できます。
http://availability_group_listener/ReportServer
フェールオーバーの発生後に、次の手順を実行します。
Reporting Services 構成マネージャを使って、新規プライマリレプリカ上のレポートサーバーサービスをフェールオーバーしたデータベース(ReportServer と ReportServerTempDB)にポイントします。
古いプライマリレプリカ上で以前に指定したドメインユーザーと同じドメインユーザーのレポートサーバーデータベースの資格情報を指定します。
Reporting Services 構成マネージャの[暗号化キー]ページで、古いプライマリレプリカで以前に作成したバックアップファイルから暗号化キーを復元します。