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NetBackup™ for OpenStack 管理者ガイド

Last Published: 2023-12-28

Product(s): NetBackup (10.3)

マウントパスを利用可能にする

NetBackup for OpenStack バックアップは qcow2 バッキングファイルを使用しており、増分バックアップはすべて完全合成バックアップになります。これらのバッキングファイルは、qemu-img ツールを使用して可視化することができます。

#qemu-img info bd57ec9b-c4ac-4a37-a4fd-5c9aa002c778
image: bd57ec9b-c4ac-4a37-a4fd-5c9aa002c778
file format: qcow2
virtual size: 1.0G (1073741824 bytes)
disk size: 516K
cluster_size: 65536

backing file: /var/NetBackupOpenStack-mounts/MTAuMTAuMi4yMDovdXBzdHJlYW0=
/policy_ac9cae9b-5e1b-4899-930c-6aa0600a2105/snapshot_1415095d
-c047-400b-8b05-c88e57011263/vm_id_38b620f1-24ae-41d7-b0ab-85ffc
2d7958b/vm_res_id_d4ab3431-5ce3-4a8f-a90b-07606e2ffa33_vda/7c39eb
6a-6e42-418e-8690-b6368ecaa7bb
Format specific information:
    compat: 1.1
    lazy refcounts: false
    refcount bits: 16
    corrupt: false

バッキングファイルパスの MTAuMTAuMi4yMDovdXBzdHJlYW0= の部分は base64 ハッシュ値で、提供された各 NFS 共有の NetBackup for OpenStack インストールの構成によって計算されます。

このハッシュ値は、指定された NFS 共有パス (<NFS_IP>/<path>) に基づいて計算されます。指定された NFS 共有パス間で NFS 共有パスの 1 文字が異なる場合は、まったく異なるハッシュ値が生成されます。

NFS 共有間で移動したポリシーでは、増分バックアップが元のソースクラウドと同じパスをたどれる必要があります。そのためには、ターゲットクラウドのすべての計算ノードにマウントパスを作成する必要があります。

その後、マウントバインドを使用して、古いマウントパスと新しいマウントパスを介してポリシーデータにアクセスできます。次の例は、必要なマウントポイントを正常に識別し、マウントバインドを作成する方法のプロセスを示しています。