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NetBackup™ Snapshot Manager for Cloud インストールおよびアップグレードガイド

Last Published: 2024-05-15

Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.4)

Oracle のリストアの要件および制限事項

Oracle スナップショットをリストアする前に次の点を考慮します。

スナップショットをリストアする宛先ホストには、ソースと同じバージョンの Oracle がインストールされている必要があります。
新しい場所にスナップショットをリストアする場合は、次のことを確認します。
- ターゲットホストで同じインスタンス名のデータベースが実行されていないことを確認します。
- アプリケーションファイルをマウントするために必要なディレクトリが、ターゲットホストですでに使用されていないことを確認します。
ターゲットホストで Oracle 向けの NetBackup プラグインが構成されていない場合、ディスクレベルの新しい場所へのリストアは失敗します。
このような場合に Oracle スナップショットの新しい場所へのリストアを正常に完了するには、次の順序でリストアを実行する必要があります。
- まず、Oracle のディスクレベルのスナップショットリストアを実行します。
  Oracle によって使用されているすべてのディスクのディスクスナップショットをリストアしていることを確認します。これらは、Oracle データが格納されているディスクです。
- その後、ディスクレベルのリストアが成功したら、追加の手動の手順を実行します。
  Oracle スナップショットのリストア後に必要な追加手順を参照してください。
Azure 環境では、ホストレベルのリストア操作の実行後にデバイスマッピングが変更されることがあります。その結果、リストア後に、新しいインスタンスで Oracle アプリケーションがオンラインになることができなくなる場合があります。
リストア後のこの問題を解決するには、ファイルシステムを手動でマウント解除してから、元のホストのマッピングに従って再びマウントする必要があります。
/etc/fstab ファイルを使用してファイルシステム、マウントポイント、マウント設定を格納している場合、Veritasでは、デバイスマッピングの代わりにディスク UUID を使用することをお勧めします。ディスク UUID を使用すると、それぞれのマウントポイントにファイルシステムが正しくマウントされるようになります。
LVM タイプのパーティションの一部であるファイルシステムに存在するアプリケーションデータのスナップショットはサポートされません。このようなファイルシステムのスナップショットを作成しようとすると、次のエラーが表示されます。
*flexsnap.GenericError: 資産を保護できません* (*flexsnap.GenericError: Unable to protect asset *)