NetBackup™ for PostgreSQL 管理者ガイド
NetBackup for PostgreSQL 使用時のエラーのトラブルシューティング
次の表に、NetBackup for PostgreSQL エージェント の使用中に発生する可能性がある問題を解決する手順を示します。
表: 問題を解決するための一般的な手順
手順 | 操作 | 説明 |
---|---|---|
手順 1 | エラーメッセージの確認. | 通常、エラーメッセージは、適切に行われなかった処理を示しています。コマンドラインにエラーメッセージが表示されなくても、問題が発生している疑いがある場合、ログやレポートを確認します。これらに、問題を直接示すエラーメッセージが含まれている場合があります。ログとレポートは、トラブルシューティングに不可欠な手段です。 |
手順 2 | 問題発生時に実行していた操作の確認. | 次について質問します。
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手順 3 | すべての情報を記録します。 | 重要になる可能性がある情報を入手します。
|
手順 4 | 問題の修正. | 問題を特定した後、情報を使用して問題を修正します。 |
手順 5 | ベリタスのテクニカルサポートに問い合わせてください。 | 問題を解決できない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。 |
NetBackup プライマリサーバーのログは次の場所にあります。
install_path\NetBackup\logs\bprd
install_path\NetBackup\logs\bpcd
install_path\NetBackup\logs\user_ops\dbext\logs
bprd
と bpcd
のログファイルを有効にする必要があります。詳しくは『NetBackup トラブルシューティングガイド』を参照してください。
NetBackup クライアントに固有のログは次の場所にあります。
NetBackup XBSA に固有のログは次の場所にあります。
<NetBackup_install_path>/netbackup/logs/exten_client
NetBackup のエラーのトラブルシューティングについて詳しくは、『NetBackup トラブルシューティングガイド』および『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。
表: NetBackup for PostgreSQL のエラーのトラブルシューティング では、操作の実行中に発生するエラーと、問題のトラブルシューティング方法の一覧を示し、説明します。
表: NetBackup for PostgreSQL のエラーのトラブルシューティング
問題 | 説明 | 解決方法 |
---|---|---|
nbpgsql のバックアップが次のエラーで失敗します。 postgresql ライブラリをロードできません (Unable to load postgresql library) | ||
nbpgsql のバックアップが次のエラーで失敗します。 データベースに接続できません。(Unable to connect to the database) | PostgreSQL 環境パスワードの認証 を参照してください。 | |
nbpgsql のバックアップが次のエラーで失敗します。 xbsa.dll をロードできません (Unable to load xbsa.dll) | 環境変数パスが NetBackup の bin ディレクトリに更新されていない場合、nbpgsql のバックアップが失敗します。 | nbpgsql のバックアップを正常に実行するには:
|
nbpgsql のバックアップが次のエラーで失敗します。 XBSA を開始できませんでした (XBSA initiation failed) |
| nbpgsql バックアップを正常に実行するには:
|
(Windows) VSS スナップショットの作成に失敗しました (VSS snapshot creation failed) | nbpgsql 操作を実行する権限をユーザーが持っていない場合、nbpgsql のバックアップが失敗することがあります。 | 管理者モードで cmd.exe を実行します。 |
nbpgsql のリストア操作を実行しても、ターゲットの NetBackup クライアントからデータをリストアできません。 |
| リストアが成功した場合:
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nbpgsql のバックアップが次のエラーで失敗します。 (Linux) LVM のスナップショット作成中にエラーが発生しました (Error creating LVM snapshot) | ボリュームグループにスナップショット用の十分な容量がない場合、nbpgsql のバックアップが失敗することがあります。 | ボリュームグループの容量を確認するには:
|
正常なバックアップ後のエラーメッセージ: <volume_group>/<snapshot_name> 0 / 4096 (29393616896) 後の読み取りエラー: 入力エラーまたは出力エラー。(<volume_group>/<snapshot_name> Read failure after 0 of 4096 at 29393616896: input or output error.) または <volume_group>/<snapshot_name> 0 / 4096 (4096) 後の読み取りエラー: 入力エラーまたは出力エラー。 | (<volume_group>/<snapshot_name>: read failure after 0 of 4096 at 4096: input or output error.) ボリュームグループにスナップショットが含まれる場合に、nbpgsql のバックアップからこれらのエラーが返されます。バックアップを再度実行する前に、スナップショットをリストしてから削除できます。 メモ: nbpgsql で作成された LVM スナップショット名の先頭には | スナップショットを削除するには:
|
Linux (LVM) の nbpgsql バックアップが次のエラーで失敗します。 スナップショットのマウント解除中にエラーが発生しました - デバイスまたはリソースがビジー状態です (Error unmounting the snapshot-Device or resource busy) または snapshot-pgsqlsnap_<timestamp> の削除中にエラーが発生しました (Error removing the snapshot-pgsqlsnap_<timestamp>) メモ: <timestamp> は LVM のスナップショット時刻です。 | スナップショットやデバイスをマウント解除しようとしたとき、または既存のスナップショットを削除するときに、nbpgsql のバックアップが失敗します。 | スナップショットをマウント解除するには
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リストアが成功しても、PostgreSQL サービスを開始できません。 | リストア操作が成功するのは、PostgreSQL のマイナーバージョンが同じマシンにバックアップをリストアする場合のみです。 たとえば、PostgreSQL バージョン 9.6.x からファイルをバックアップした場合は、PostgreSQL バージョン 9.6.x のコンピュータにファイルをリストアする必要があります。 |
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アップグレード前のイメージからのリストアまたはリストアおよびリカバリが失敗し、次のエラーメッセージが表示されます。 2816 DataStore policy restore | メディアサーバーとクライアントのバージョンが一致しない場合に、アップグレード前のイメージからのリストアまたはリストアおよびリカバリがエラーで失敗します。 | リストアまたはリストアおよびリカバリ操作で、クライアントのバージョンとメディアサーバーのバージョンが同じであることを確認します。 |