Enterprise Vault™ バックアップとリカバリ
- このマニュアルについて
- Enterprise Vault のバックアップ
- Enterprise Vault 回復手順
- システム全体のバックアップを使った Enterprise Vault の回復
- データのみのバックアップを使った Enterprise Vault の回復
- VCS クラスタでの Enterprise Vault の回復
- Windows Server フェールオーバークラスタでの Enterprise Vault の回復
インデックスの場所のバックアップ
メモ:
Enterprise Vault 14.2 以降では、Elasticsearch が新しいインデックスエンジンです。インデックスデータのバックアップ戦略が変更されました。すべての Elasticsearch インデックスの場所について、インデックスデータのファイルシステムレベルのバックアップを作成する代わりに、Enterprise Vault インデックスサーバーでインデックスデータのスナップショットを作成する必要があります。環境内のすべての非 Elasticsearch インデックスの場所のバックアップ戦略は、リリース 14.2 より前のバージョンと同じであり、ファイルシステムレベルのバックアップのみをサポートします。
それぞれの Enterprise Vault Indexing Service は複数の場所にインデックスを格納できるため、これらすべての場所のバックアップを作成する必要があります。各 Enterprise Vault サーバーで、インデックスの場所は、[Enterprise Vault Indexing Service]プロパティページの[Elasticsearch インデックスの場所]タブに一覧表示されます。
次の手順は、EVServer.domain1.local というサーバー上でバックアップを作成する必要のあるインデックスの場所を確認する方法を示しています。
メモ:
バックアップを作成するすべてのインデックスの場所の完全な一覧を確認するには、Indexing Service を実行しているすべての Enterprise Vault サーバー上でこの手順を完了する必要があります。
バックアップを作成する必要のあるインデックスの場所の完全な一覧を確認する方法
- 管理コンソールの左ペインで、[Enterprise Vault サーバー]、[EVServer.domain1.local]、[サービス]の順に参照します。
- 右ペインで[Enterprise Vault Indexing Service]を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
- [Elasticsearch インデックスの場所]タブをクリックし、バックアップを作成する必要のあるインデックスの場所を書き留めます。
インデックスの場所のバックアップを作成する前に、インデックスの場所をバックアップモードにする必要があります。
Enterprise Vault バックアップモードについてを参照してください。
メモ:
Enterprise Vault 10.0 以降の場合、インデックスの場所にバックアップモードを設定する前に、環境内のすべての Indexing Service が実行されていることを確認します。
インデックスの場所がバックアップモードである場合、ユーザーはアーカイブの検索を続行できます。バックアップ時間帯にこの機能を維持する必要がない環境では、バックアップ作成中はすべての Indexing Service を停止することができます。サービスを停止する場合、インデックスの場所にバックアップモードを設定する必要はありません。
メモ:
Enterprise Vault 14.2 以降では、インデックスの作成に Elasticsearch を使用します。そのため、Enterprise Vault 14.2 以降では、インデックスデータのバックアップを作成する唯一の信頼性できるサポート対象の方法はスナップショットを作成することです。詳しくは、「Enterprise Vault 14.2 以降でインデックスのバックアップを作成する方法」を参照してください。