Veritas NetBackup™ 5240 Appliance ハードウェア取り付けガイド

ストレージシェルフの電源をオンにするには

1. アプライアンスから最も遠いストレージシェルフから開始します。
2. ストレージシェルフ背面の各電源の電源スイッチを入れます。
   
3. 各電源モジュールの電源 LED が緑色であることを確認します。
   

   次の表で、LED について説明します。

   LED	説明
   	緑色 = 電源冷却モジュール OK
   	橙色 = AC 電源障害
   	橙色 = ファン障害
   	橙色 = DC 電源障害

   次の表に、ファン、AC 電源、DC 電源、電源冷却モジュール (PCM) についての LED の状態の詳細を示します。

   状態	PCM OK (緑色)	ファン障害 (橙色)	AC 電源障害 (橙色)	DC 電源障害 (橙色)
   どちらの PCM も AC 電源なし	オフ	オフ	オフ	オフ
   特定の PCM に AC 電源なし	オフ	オフ	オン	オン
   AC 電源が PCM にあり	オン	オフ	オフ	オフ
   PCM ファンが許容範囲外	オン	オフ	オフ	オン
   PCM 障害 (温度が過度に高い、電圧過多、電流過多)	オフ	オン	オフ	オフ
   スタンバイモード	点滅	オフ	オフ	オフ
   PCM ファームウェアのダウンロード	オフ	点滅	点滅	点滅

4. 各 I/O モジュールキャニスタの LED を見つけます。
   

   赤色の領域に白抜きの X マークがある LED は、LED が橙色の場合には I/O モジュールキャニスタの障害を示します。

   各モジュールが識別されると、ID 領域の LED は青色になります。

   緑色の領域に白抜きのチェックマークがある LED は機能が正常になると緑色になります。

5. SAS ポート LED を見つけます。
   

   メモ:

   この図は、上部にある I/O モジュールのポート B の LED を示します。6 個すべてのポートの LED は同じです。

   障害 LED は SAS ポートから最も遠い LED です。

   動作状態表示用 LED は SAS ポートから最も遠い LED です。

   次の表で、SAS ポートの LED について説明します。両方の LED の組み合わせによってステータスを示すことに注意してください。

   状態	動作状態 (緑色) LED	障害 (橙色) LED
   ケーブルなし	オフ	オフ
   ケーブルあり、動作なし	オン	オフ
   ケーブルあり、すべてのリンクがアクティブ	1 台以上のディスクドライブがアクティブの場合に点滅します。	オフ
   致命的な障害	オフ	オン
   非致命的な障害	1 台以上のディスクドライブがアクティブの場合に点滅します。	1 秒間オン、1 秒間オフの速さで点滅します。

6. ストレージシェルフの前面に移動します。
   

   • 電源オン/スタンバイ LED が緑色であることを確認します。

   • 電源 LED または他の 2 つの LED が橙色の場合は、問題をエスカレートします。

   • デフォルトの ID 読み出しは「88」です。

     入力スイッチはユニット ID の設定に使用されます。ディスプレイは 7 セグメントディスプレイです。ID 番号はリセットできます。値「01」から「99」が有効です。値「00」は予約されています。

     • 入力スイッチを 5 秒間長押しします。

       スイッチがプログラミングモードに切り替わります。ディスプレイの左側の桁が最初に点滅を開始します。点滅は 0.5 秒間点灯して 0.5 秒間消灯します。

     • 入力スイッチを 1 回押すと、数字が 1 ずつ増加します。

     • 1 桁目の必要な数字に到達したら、スイッチを 5 秒間押します。

       1 桁目の数字がロックされます。

     • 1 桁目を設定したのと同じように 2 桁目の数字を設定します。

       2 桁目の数字を設定しない場合は、入力スイッチを 5 秒間長押しします。

       数字「０」が表示されます。

7. 各ディスクドライブキャリアで LED を確認します。
   

   次の表で、ディスクドライブキャリアの LED について説明します。両方の LED の組み合わせによってステータスを示すことに注意してください。

   状態	動作状態 (緑色) LED	障害 (橙色) LED
   ディスクドライブを取り付けていない。	オフ	オフ
   ドライブ取り付け済み、オンの状態、動作中。	I/O アクティビティ中および起動中に点滅します。	オフ
   デバイス ID。	オン	1 秒間オン、1 秒間オフの速さで点滅します。
   ドライブスロットの障害。	オフ	オン
   ドライブの障害。電源管理回路の障害。	オン	オン
   ドライブの障害の可能性。	オン	1 秒間オン、1 秒間オフの速さで点滅します。

8. 各ストレージシェルフに対してこれらの手順を繰り返します。1 台のシェルフの初期化が完了してから、次のシェルフをオンにしてください。初期化には 2 分から 3 分かかります。
9. ストレージシェルフがすべて動作状態になったら、アプライアンスの電源をオンにします。

アプライアンスの電源をオンにするには

1. 接続されたストレージシェルフがすべて正常に機能していることを確認します。ストレージシェルフの電源をオンにする方法を説明した手順の LED 情報を参照します。
2. アプライアンス前面の右側にある電源ボタンを押します。
   
3. 12 個のディスクドライブスロットすべての下部にある LED が緑色であることを確認します。
   

   次の表に、ディスクドライブ LED の詳細を示します。

   LED	状態	説明
   1 - 状態 LED、 上部	オフ 橙色に点灯 橙色に点滅	障害なし ディスク障害 RAID の再構築が進行中
   2 - 動作状態表示用 LED、 下部	オフ 緑色に点灯 緑色に点滅 場合によっては、緑色に点滅	電源がオンでディスクがスピンダウン 電源がオンでディスクが動作していない 電源がオンでディスクがスピンアップ中 コマンドの処理中

4. アプライアンス背面の左下で、各電源の LED が緑色であることを確認します。
   
5. 次のセクションに進んでリモート管理を構成します。